Takahiro Fujimoto, M.D., Ph.D., MBA

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“LIFE IS BEAUTIFUL”




ロベルト・ベニーニ監督の、「ライフ・イズ・ビューティフル」を観ました。 出演は ロ ベルト・ベニーニ, ニコレッタ・ブラスキ, ジョルジオ・カンタリーニ, ジュスティーノ・デュラーノ です。


去年のポーランドのレーザー学会の招待講演の時にアウシュビッツを見学したのですが、その時以来ユダヤの戦時中の映画はつらくて観ることが出来ないのです。「シンドラーのリスト」しかり、「戦場のピアニスト」しかり。なんというか、射殺するシーンや、暴行のシーンが繰り返されるじゃないですか。実際に彼らの遺品を見てしまうと、フラッシュバックされるのです。それほど強烈な体験でした。


でも、この映画は違います。 1939年イタリア、トスカーナ地方。主人公のユダヤ系イタリア人グイドは、いつも陽気で人々を楽しませる達人です。愛する妻と幸せな結婚をして、息子ジョズエをもうけるのです。


しかし、間もなく子供とともに、ナチスの強制収容所へ連れてゆかれるのです。そこでもグイドは幼い息子に悲惨な現実を悟られないよう、ひたすら笑顔で陽気に振舞い、ある嘘をつき続けるのです。


ナチスの暴力が起こったことは、紛れもない事実で、それを映像で表現するのも監督の当然の使命ですが、 この映画では今までのナチスの映画と違った、ユーモアと悲哀が混ざり合った、独特の世界観をベニーニが創り上げるのです。そして最後のシーンは泣けますね。


ベニーニは、監督・脚本・主演という三役をこなし、アカデミー主演男優賞、外国語映画賞、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞しました。


 この映画をきっかけに、また戦争映画を以前とは違った気持ちで観ることができるようになるかもしれません。