ニューヨーク二日目。
今宵のMETは、ジュゼッペ・ヴェルディ作曲のオペラ「シモン・ボッカネグラ(Simon Boccanegra)」。
1857年にヴェネツィアのフェニーチェ劇場で初演され、24年後の1881年にミラノスカラ座で改訂された作品です。
ヴェルディ43歳のときの作品ですが、実は今季のMETラインアップにおける超注目題目。MET音楽監督のジェームズ・レヴァインが振り、スペインの至宝テノール プラシド・ドミンゴが演じるというカップリング題目なのです。
1943 年生まれの満身創痍のレヴァインと、1941年生まれのドミンゴ。
歴史に残る二人の天才の共演を、人類はあと何回楽しめるのでしょうか?
どちらかがキャンセルになるのではないかとハラハラしましたが、無事終演。
会場総立ちで拍手喝采でした。