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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

好きな映画のひとつ『風と共に去りぬ』

大学生になったばかりの時に、友人と好きな映画の話になったんですが、当時僕が3つ挙げたのが、風と共に去りぬ、ローマの休日、サウンドオブミュージックでした。

風と共に去りぬは中学生の時に映画館で上映されていたのを家族で観に行きました。

綿花栽培と奴隷労役により繁栄していた米国南部の富が、南北戦争という風と共に吹き去ってしまったという背景。

壮大な音楽と共に、アメリカの本土戦争である南北戦争、身近にあった愛と死、奴隷解放、レットバトラーの様なニューリッチ層の興隆、スカーレットの様なエネルギッシュな強い火の様な南部の女性。

これらの内容が全て含まれた上で、さらにそれが1939年にフルカラーで撮影公開されたという色々な意味でスケールの違いに圧倒されたんですよね。

マーガレットミッチェルの原作も読みました。

実は先日、それこそ何十年ぶりにこの映画を観直してみたのです。

男としては、どんな逆境に遭っても、決してネガティブな言葉を吐かず、常に最善の解決策を探ってゆく、それこそ今の僕と同世代になったレットバトラーの生き方に共感しつつも、生涯彼が愛したスカーレットと最後まですれ違ってしまう人生の儚さ。

なんだか色々心が動いてしまいましたね。

約4時間。展開の速い最近の映画とは違った意味で楽しめました。

これもコロナ禍のおかげかもですね。お勧めしますよ。


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