芸術の秋第三弾。
来日中のボローニャ歌劇場のプッチーニ「トスカ」を観に行ってきました。
場所は先週に引き続き、上野の東京文化会館です。
ボローニャ歌劇場は、1978年生まれのウクライナの若き女性指揮者であるオクサーナ・リーニフ(Oksana Lyniv)が2022年1月から音楽監督として就任しています。
彼女は、2021年7月25日にワーグナーの祝典であるバイロイト音楽祭で女性として初めて指揮した指揮者として話題となりましたよね。
ワグネリアンとしては驚きの人選でしたが、今日観たらとっても小柄な指揮者でした。
オペラ「トスカ」については、僕のブログでも何度も取り上げています。
オペラ「トスカ」第3幕の舞台 | 新国際学会周遊記 – クリニックF院長 藤本幸弘オフィシャルブログ (takahirofujimoto.com)
比較的短めのストーリーに散りばめられる珠玉のアリアが素晴らしいのですが、中でもオペラ界最悪な男の1人(笑)であるスカルピア役が今日は素晴らしく、その生声は感激でした。
やっぱり映像では無く、生のオペラは良いですね。
トスカの舞台は実際にローマの街を歩くと訪れる事ができる場所です。
第一幕の聖アンドレア・デッラ・ヴァッレ教会や、第三幕最後の舞台となるサンタンジェロ城など、実際に歩くとトスカの音楽が脳内に流れてきますね。素晴らしい夕べでした。