唐沢財前の再放送が始まっています。
教授就任と同時にポーランドはワルシャワでの国際外科学会に招待講演で呼ばれ、主題歌のワーグナーのタンホイザー序曲が流れる中、喝采を浴び、人生最高の名誉に浸る後に、人類の負の遺産アウシュビッツに案内される財前。
僕が最も印象に残っているシーンです。
僕はこの放映の後、偶然にもポーランドの第二の都市クラクフでレーザーの招待講演を行う事になり、アウシュビッツにゆく機会を得ました。
34歳の時でした。
アウシュビッツ博物館はあまりに悲惨な状況が思い浮かび、涙が溢れ出たのを覚えています。