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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:アジア 中国 北京編

■北京 EADC東アジア皮膚科学会2012⑧ 日中友好病院の先生方との会食

 

おはようございます。

今日6月27日もクリニックFの診療日です。

今日も快晴ですね。今日はクリニックで取材が一つ入っています。

イレギュラーに休診時間を頂くことになりますが、午後にまだ多少診察枠の空きがある様です。

施術希望の方がいらっしゃいましたら、クリニックF(03−3221−6461)にご連絡くださいね。

さて、僕のブログは先週訪れた北京での話。

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日中友好病院の見学に行ったのち、ドクターに昼食に誘っていただきました。

移動した先はこちらのホテル。

ちょうど日中友好病院の外科の姚力先生のところに、内モンゴルの病院からの来客があり、会食が組まれていたとのことで、僕も交ぜてくださったのです。

姚(ヨウ)先生は、外科医としてあまりに忙しい生活を送っているうちに、一時的に反応性鬱のような症状になった時に、ちょうど唐沢寿明主演のTVドラマ「白い巨塔」の放送に出逢い、精神的に救われたと話してくれました。

とても日本びいきの先生です。

内モンゴルの会食に合流する形で、円卓を囲みながら日中の医療事情について話し合いになりました。

中華料理は見事でしたよ。

最後に集合写真を撮りました。

8月に内モンゴルで学会があるそうですが、そうした会にもしかしたら呼んでいただけることになりそうです。

これも縁ですね。

 

 


■北京 EADC東アジア皮膚科学会2012⑦ 日中友好病院訪問

おはようございます。

今日6月26日もクリニックFの診療日です。

今日は晴天ですね。

今日も集中力を絶やさず、質の高い診療を心掛けてゆこうと思います。

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さて、僕のブログ国際学会周遊記は、先週訪れた中国は北京の話です。

晴天のこの日に縁あって訪れたのは、北京市内にある、こちらの中日友好医院です。

日本のODAでできた大きな病院です。

巨大な病院内に中医学を西洋医学に応用している部門があると聞いて、見学に行ってきました。

こちらは中医師の「史載祥」先生

脈診をしながら患者さんの診断を付けていきます。

診断の話を聞きながら、後ろにいる女性が生薬の処方を書き取って、処方箋にするのです。

脈診でほぼすべての診断をするという、中医学の診察風景を観ることはなかなかできませんので、興味深かったですよ。

ちなみに「史載祥」先生の息子さんは、現在信州大学医学部に留学中なのだそうです。

さすが中日友好病院の職員ですね(笑)。

こちらは国際医療部。

国際医療部部門でも、部門長の「尹勇鉄」先生と話をしました。

日本の優れたレーザー医療技術について、知識を得たい医師はたくさんいるので、日中友好病院でも講演のような機会があれば計画してゆきたいとのことでした。

過去招待講演を受けた先生の名簿を見せていただきましたが、東京大学医学部や慶応大学医学部など、日本の一流大学の教授たちの名前がずらり。

中国でも日本の医療の高さは評価されていて、医師たちも少しでも機会があれば学んでゆきたいという方針のようです。

こうした交流が行われているのですね。

鍼灸の部門もありました。

こちら、鍼を半顔に刺したままネットサーフィンをやっている患者さんがいましたが、不思議な光景です。

胸椎のアジャストメントをしている患者さんなどもいらっしゃいました。

こちらは、皮膚科医の「尤立平」先生。

中医学的な診療を西洋医学の皮膚科に応用している先生で、日本のTBSの番組で、中医皮膚科医の名医として紹介されたこともあるのだとか。

ご挨拶と名刺交換をさせていただきました。

国際皮膚科学会が開催されていましたので、皮膚科の救急診療が休診だという掲示もありましたよ。

お昼時でしたので、こちらの中日友好病院の先生方と、会食にゆくことになりました。

会食先まで車で移動します。

 

 


■北京 EADC東アジア皮膚科学会2012⑥ 東アジア皮膚科学会 僕の発表演題 「リポゾームフラーレン(LpsmF)」

 

日中韓 3ヵ国から皮膚科のドクターが集まる国際学会。

今年で二度目の開催です。

こちらが僕の発表演題です。

演題は、新素材「リポゾームフラーレン(LpsmF)」を皮膚治療に応用した発表。

三菱商事の子会社であるVC60社と、東京工科大学応用生物学教室との共同研究です。

現在僕が仕上げている米国レーザー医学会誌への投稿論文も、抗酸化剤についてです。

抗酸化剤というものは、生体で発生する活性酸素を除去する物質です。

ここ10年、抗酸化はアンチエイジング医療におけるトピックの一つですね。

この10年で一般用語化した様に思いますが、おさらいすると生体の老化には活性酸素が大きく関わっているのです。

活性酸素はそもそも、生体が酸素呼吸をすることによって手に入れた高いエネルギー生産性と引き換えに受け入れた酸素のネガティブな側面です。

特に最外殻に電子を一つ残した酸素化合物である、活性酸素(スーパーオキシドアニオンラジカル、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素の4種類)は生体の遺伝子を傷つけるのです。

遺伝子が傷ついた細胞は、増殖の際に、

○誤った細胞として無限に分裂し続ける → 癌化する

○分裂能(の一部)を失う → 老化する

ということになります。

活性酸素を除去するための、低分子の抗酸化物質としては、

■ビタミンC(アスコルビン酸)

■ビタミンE(αトコフェロール)

■グルタチオン

■ポリフェノール

■カキテン

などが有名ですよね。

これらの低分子の抗酸化物質を、皮膚にそのままの物質で使用すると、刺激性があったり、すぐに分解されてしまったり、深達度が低かったり、活性化しなかったりしますので、前駆体を利用したり、パルミチン酸を付加するなどして、化学的に“化粧”を施します。

今回の発表は、ここ数年注目されている強力な抗酸化物質フラーレンをリポゾーム化し、外用剤の原材料として使いやすく、より効果の高い素材に改良したもので、これが新素材の「リポゾームフラーレン(LpsmF)」というわけです。

こちらの中国医学雑誌にも

この通り、僕の名前と「リポゾームフラーレン(LpsmF)」が掲載されました。

今後も、日本国内ばかりか世界で使用されてゆくものだと思います。

ポスターセッションも沢山の発表がありましたよ。

特にこの数年、レーザーに関する演題が増えてきているのは、とても楽しみなところです。

この広い北京国際会議場。

隣を見ると、こちらも精神科の国際学会が併設されています。

米国ではこのように数万人が収容できる国際学会会議場が州ごとにありますが、日本も東京ビックサイト規模の会議場を、国際学会などでよりうまく機能させた方が良いような気がしますね。

もっと世界の学会にPRすべきです。

会議場の上部より鏡越しに見た北京新市街。

これがあの北京だったとは、想像つかないぐらいの綺麗な街並みでしたよ。

 

 


■北京 EADC東アジア皮膚科学会2012⑤ 北京金宝街の夜景と中国のフェラーリ、ベントレー

おはようございます。

今日6月22日(金)もクリニックFの診療日です。

今日の診療は予約が一杯になってしまったため、予約時間を1時間繰り上げて、早めのスタートとなりました。

休診日の昨日は、午前中から米国レーザー医学会誌の英語論文のレビューワーのコメントと格闘。

結局これは今朝までかかりましたが、何とかこれなら受理されるだろうというところまで持ってゆきました。

思ったよりも早かったですね。一安心。

昨日夕方からは、工学部レーザー研究室にも顔を出してきました。

こちらも主要なデータ取得は終わり、博士課程の研究の締めに入っています。教授と論文のためのディスカッション。

今後約1年で、英文論文を工学雑誌に投稿、工学博士論文を書く作業になります。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は、引き続き先週学会発表に訪れた北京のお話です。

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北京ダックがとても美味しかったレストラン「1949」の近くは、“金宝街”と言われる地域で、いわゆる高級店が並ぶ街並みです。

夜道を歩いていると、ご覧のとおり、フェラーリショップが。

現在、中国でのフェラーリ市場は格段に拡大しているらしく、いまや中国は世界で一番フェラーリが売れている国なのだそうです。

確かに北京の街中やゴルフ場で、フェラーリを数台見ましたよ。

近隣に続々と建つホテルも、イルミネーションに工夫を凝らし夜景に映える、立派なものですね。

こちらのホテルのフロントには、ベントレーを始めとした高級車が並んでいました。

バブルの崩壊が噂される中国ですが、富裕層ができると、価値があるものに対してはお金を使うようになります。

レーザー医療は、一般医療に比較するとお金がかかるものと考えられますが、ここ数年中国への招待講演の頻度も上がっていますし、特にレーザー医療に対する注目度が一般消費者や、医師の間でも上がっているのをひしひしと感じます。

これからレーザー医療がもっと発達する地域の一つとなるのでしょうね。

 


■北京 EADC東アジア皮膚科学会2012④ 北京ダック話題の新興店 1949

おはようございます。

今日6月21日(木)はクリニックFは休診日です。

今日は昨日返ってきた英語の論文と格闘し、夕方からまた、こちらも佳境を迎えている工学部大学院レーザー研究室に顔を出そうと思っています。

さて、ブログの方は休診日なのでゆるく(?)「北京出張といえば」必ず「あれ食べましたか?」と聞かれる(笑)北京ダックの話です。

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ここ数年、北京にも毎年出張しているかんじになってきました。

こうしてどの国に呼んでいただけるかで、その国の景気や美容医療の市場における活性度合いなどにも目安がつけやすくなります。

出張中は、結構忙しく食事を適当にひとりで済ませてしまうことも多いのですが、今回北京でも話題の新興の人気北京ダック店 1949 に初めて行くことが出来ました。

正式名称は「1949 Dack de chine」。

今回は一人で北京に行きましたが、友人の細いつてを辿って、北京のWEBと雑誌の記者さん二人がアテンドして下さったのです。

海外に出ると、こうしたお心遣いに救われることも度々です。ありがたいですよね。

そして、このお店、北京でも最近特に人気があるのだとか。

「ダックとシャンパンの融合」がテーマなのだそうで、北京ダックに合うシャンパンが揃っているのだそうです。

こちらは金宝街という場所にある、2店目の店舗。

学会会場から移動して、まだ明るい時間に店に着きました。

日本だとこんなに明るい時間にお酒を飲めることも無いので、ハッピーな気分です(笑)。

メインのダックの前にいくつか、前菜を頼んだのですが、素晴らしく美味。

こちらはクルミです。

僕が好きな銀杏もありました。

しばらくすると、調理の人が、ダックをさばいてくれます。

ものの5分でこのような状態に。

他の北京ダック店と違うのが、このタレです。

テンメンジャンにピーナッツとゴマのペーストを入れるのですが、茶色と白色のたれを混ぜると綺麗な渦巻き状になるのです。

店内でも感嘆の声が上がっていましたよ。

会食をしているうちに、夜も更けてきました。

北京初日の夜。

とても雰囲気の良いお店でした。

お勧めします。

 

 


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