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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 ベルギー編

ブリュッセルといえば「小便小僧」だそうですが

グランプラスから向かった先は、有名なブリュッセルの「小便小僧」。

街を抜けてゆくと、すぐ現れます。

こんな小さな像。

一応写真を撮りましたが、

うーん。どうなんでしょうか?

この像は、「世界三大がっかり観光地」なる不名誉な称号を持っているのだとか。

ちなみに残りの二つは

デンマーク・コペンハーゲンの人魚姫像

シンガポールのマーライオン

と言われているのですが、この新国際学会周遊記では、どちらも訪れました。

僕としてはこのチョコレート屋さんのショウウィンドウの方がインパクトありましたけどね(笑)。

ちなみにもっと驚いたのが、これ

約30年前に街中にできた小便少女とでもいうのでしょうか?

観光客もいたのですが、僕も含めて複雑な表情でしたね。

どうなんでしょうか(苦笑)

 


Grand-Place de Bruxelles ブリュッセル グラン・プラス

さて、ブリュッセルの中心であり、ヴィクトル・ユゴーをして、

「世界で最も美しい広場」

と言わしめたこのグラン・プラス。

 

まず広場に現れた市庁舎は15世紀の建築なのだそうです。

正対して王の家と呼ばれる建築物。現在は市立博物館として使われています。

周りを見渡すと

さまざまな建築様式に圧倒されます。

広場が全部写るように写真を撮ってもらったのですが、あまりに大きいため、全身は写せず(笑)。

広場で沢山写真を撮ってしまいましたが、いくつかお見せしますね。

ちなみにグランプラスの「星の家」の下には、14世紀のベルギーの英雄セルクラースの像があります。

ブリュッセルを訪れる人が この像に触れると、幸福をもたらすと言われています。

僕も像に触ってきました。

 


The City of Brussels

ブリュッセル南駅に到着しました。

地図を見て、オリエンテーションをつけ、地下鉄で市内に移動することにします。

ちなみにこんな路線図です。

ベルギー・ブリュッセルの街は騎士の紋章の様な五角形の形をしています。

ちょうどのこの中心に「グランプラス」という旧市街の中心があるのです。

地下鉄の出口を出てもまだ早朝といった感じの空気に包まれています。

晴れの予報でしたが、気温は7度ぐらい。

聖カトリーヌ教会や

ベギナージュ教会

証券取引所を見ながら

グランプラスに向かいます。

途中街中でベルギーの旗を見ると、国境を越えてやってきた実感が沸いてきます。

さて、地図によると、この先の路地を超えるとグランプラスに至るはずです。

 


To Belgium

今日は土曜日ということもあって、クリニックは朝から晩まで沢山の患者さんにお越しいただき、僕も7時を過ぎたあたりから、だんだん口が回らなくなってきました(苦笑)。

おかげで今夜ははぐっすり眠れそうです。眠る前に、パリ出張記の場所をベルギーに移しておこうと思います。

さて、明けて日曜日。

日曜日、パリのお店は、ほぼすべて閉まってしまいますが、なぜなのかご存知ですか?

これはナポレオン時代に作られた法律によるもの。

日曜日に営業をするものは、約100万円に相当する罰金を納めるのが慣わしなのだそうです。

シャンゼリゼ通りのルイ・ヴィトン本店などは、日曜日も営業していますよね。これは毎回罰金を納めているのだそうです。

この静かなパリの日曜日に、僕はベルギーへ日帰りで向かいました。

パリ北駅よりベルギーのブリュッセルへ向かう、超特急タリスのチケットを取りました。

一等かニ等か迷いましたが、ニ等客席を取りました。

こんな鮮やかな内装。

この列車は満員でしたよ。

ヨーロッパの穀倉地帯といわれるフランスの農地を超えて、一路ブリュッセルへ。

この列車で面白かったのは、WIFIで、自分がいる場所とその時の列車の時速が分かるのです。

画像を確認してみると、すごい。時速300kmです。

1時間半の間にベルギーの首都ブリュッセルにつきました。

 


ブリュッセルのニューイヤーコンサート2011

朝8時半に、パリから超特急タリスに乗って、わずか1時間30分でベルギーの首都ブリュッセルに着きました。

時刻は午前10時。

パリから日帰りの旅が十分に出来る距離であることを、改めて実感しました。

ここから午後2時過ぎまでブリュッセルの可愛い街を散策した後、コンサートホールへと向かいます。

ブリュッセルでここ数年“ニューイヤーコンサート”が開催されている、と知ったのはいつだったでしょう。一度行ってみたい、と思っていました。偶然にも今回ちょうどぴったりのタイミングでヨーロッパ出張が入ったのは、幸運としか言いようがありません。チケットは日本から来る直前にWEBで購入してきました。

ニューイヤーコンサートと言えば、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。ウィーン楽友協会のゴールデンホールで開催されるものが世界中でライブ放映されるので、とても人気がありますよね。

毎年どの指揮者がこの名誉あるコンサートに指名されるかも、ファンにとっては楽しみのひとつ。

録音録画が嫌いだったカルロス•クライバーが、’89年と’92年に指名を受けたとき、万一直前にキャンセルされたときのために代役を立てておいた・・・なんていう話も含めて、聞けばわくわくしてしまうのです。

’02年に小沢征爾さんが指名を受けたときは、日本人として本当に誇らしかったことを、よく憶えています。

’09年には、ダニエル・バレンボイムが、指揮を振りました。ちょうど前年末、僕はNYで2日連続彼の演奏を聴いていたので、指揮者が彼に決まったというのを聞いて、なんだか嬉しい気持ちになりましたっけ。

藤本家は、年末にNHKの紅白歌合戦を観ないことはあっても、年始のニューイヤーコンサートだけは必ずテレビで観るという家庭ですので、’07年にウィーンで開催されたEADVに参加したとき、わずか40時間のウィーン滞在だったにもかかわらず、このホールにだけは足を運びたいと、行ってきたことも、今では懐かしい思い出となりました。

ニューイヤーコンサートで演奏される題目は、“シュトラウス一家の曲”と決まっていて、アンコールには、「美しき青きドナウ(ヨハン•シュトラウス2世)」と「ラデッキー行進曲(ヨハン•シュトラウス1世)」が必ず演奏されます。

ブリュッセルで開催されたニューイヤーコンサートも、これは一緒。すべてがシュトラウス一家の曲の題目でした。

ニューイヤーコンサートらしい「指揮者の遊び」もふんだんに盛り込まれていて、楽しめましたよ。

「美しき青きドナウ」は演奏されませんでしたが、アンコールでの「ラデッキー行進曲」で、会場が皆一緒に拍手で参加するときの独特な高揚感は格別のものでした。

ウィーンで開催される演目が、なぜ縁もゆかりも無いベルギーで? とお思いの方もいるかもしれませんが、実はこのベルギー(と正確にはオランダ、ルクセンブルク、フランスの一部)を含んでいたブルゴーニュ公爵領ネーデルランドは、オーストリア•ハプスブルグ家に継承された歴史があるのです。

考えてみれば、現在でもベルギーやルクセンブルグの君主継承権はハプスブルグ一族が持っているわけですものね。ヨーロッパにいると、世界史の良い復習になります(笑)。

また帰国後に詳しい話と写真をアップしますね。

 


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