TakahiroFujimoto.com

HOME MAIL
HOME PROFILE BOOKS MUSIC PAPERS CONFERENCES BLOG MAIL CLOSE

BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 イタリア ボローニャ編

■イタリア出張2012秋㉕ ボローニャ歌劇場 ボロネーゼ 村上春樹

ボローニャの街。

ちょっとした風景にも目を奪われます。

どこを切り取っても、これがまた絵になるのですよね。

下の写真の建物。右下に注目してください。

エルメスのお店なのですよ。

街に馴染んだデザインに感動しました。

このきれいな赤レンガは、維持するのは大変なのでしょう。

街の至る所で修復作業が見られました。

ボローニャ歌劇場に足を延ばします。

ボローニャ歌劇場といえば、2011年9月。ちょうど震災半年後に開催予定だった、来日公演の際の主演キャスト達のドタキャンは記憶にある方もおいでになるのではないでしょうか。

僕もチケットを購入していましたし、日本の公演としては珍しく、初舞台時にブーイングも出ましたので、悲しい思いをしました。

歌手のリチートラさんが、直前にオートバイの事故で亡くなってしまったことはもっとも不幸なことでしたが、 ヨナス・カウフマンや、ファン・ディエゴ・フローレスなど、世界のトップスターテノールたちが、健康上の理由で(ネトレプコのメトの公演キャンセルの時のように原発とはっきり書いてもらえればむしろ諦めがついたのですが…。)次々とキャンセルされたと通知を受ける度、悲壮感が漂いました。

招待元の契約がきっちりとしていなかったのでしょうね。

本年の題目も書かれています。

せっかくボローニャに来たので、ボローニャの料理を食べようと、お昼に頂いたのは本場の「ラグー・アッラ・ボロニェーゼ」。

日本風で行くとミートソーススパゲッティですよね。

パルメザンチーズをかけていただきましたが、本当においしかったです。

ボローニャの街は、本屋も多く、立ち止まって見てしまいましたが

もちろんこちらでも村上春樹さんの「1Q84」を見つけました。

表紙はこの通り東洋人女性の横顔。

“ハルキワールド”がどこまで詳細にイタリア語に訳されているのか興味ありますね。

ちょうど街には古本市も出ていました。

ボローニャ駅から、いよいよ今回のイタリア出張最後の街ヴェネツィアに移動します。

この日の夜には憧れのフェニーチェ劇場でヴェルディの「オテロ」観劇が待っています。

こちらボローニャ駅のキオスク。

よく見ると日本の新幹線のような絵が。

近寄ってみますと、やはり新幹線でした。

日本人観光客が多いのでしょうね。


■イタリア出張2012秋㉔ 世界初の人体解剖室のある旧ボローニャ大学

ボローニャで訪れてみたいと思っていた場所の一つ。

現在はアルジンナージ宮殿となっている建物。

11世紀に創立された旧ボローニャ大学の建物です。

医学生の時に誰もが習ったこの場所を訪れることができたのは、幸運でした。

階段を登ると綺麗な装飾に圧倒されます。

いかにも大学という感じの廊下を歩きます。

廊下の奥に、その部屋はありました。

自由都市であったボローニャでは、教会の反対に屈せずに人体解剖が行われていたのです。

こちら「テアトル・アナトーミコ(解剖学大階段教室)」。

医学部臨床講義棟のような、階段教室が印象的でした。

 


■イタリア出張2012秋㉓ ボローニャへ DEKA社との打ち合わせ

ボローニャに着いた翌朝、今回の出張二つ目の企業ミーティングがありました。

フィレンツェのレーザー機器メーカーDEKA社の副社長であるマウロです。

工学博士でもあるマウロは、欧米の学会でいつも顔を合わせ、打ち合わせをします。

今回もドクターフジモトが来るのならこちらからボローニャまで行くよ、とフィレンツェからボローニャまで朝早く電車に乗り会いに来てくれました。

来年4月にボストンで開催される米国レーザー医学会で発表する演題についてのディスカッションが主な目的でしたが、とても良い検討ができましたよ。

その後は初めてのボローニャの街を散策です。

赤レンガに染まる芸術の街ボローニャ。

こちらエンツォ宮殿。

それに対峙するコムナーレ宮(現市庁舎)。

こちらはコムナーレ宮の中の市民図書館。

美術館もありました。

二つの象徴的な建物の間にある広場がマッジョーレ広場。

そして、中央に海神ネプチューンの噴水があります。

こちらは広場の中心。

撮影も多い場所のようです。

ちょっと道を歩くと、たくさんのパフォーマーがいます。

ボローニャには小さくても技術を持った会社がとても多いと聞きます。

街中でよく見かけたのが靴屋さん。

それぞれ独自のブランドでしたよ。

街を歩いていると、ボローニャのシンボルである斜塔が見えてきました。

明らかに垂直ではない塔。

この写真で傾きはわかりにくいですが、二本の塔がちょっと怖ろしいぐらいの傾きで立っています。

そして感動したのがもう一つ。

随所にみられる石のモザイク状のタイル床でした。

きれいですよね。


■イタリア出張2012秋④ボローニャに着きました

本日暗くなってからですが、ボローニャに着きました。

駅から中心街のホテルがあるところまでバスに乗り、こちらの場所に着きました。

この街はヨーロッパで最古の大学がある街。

1088年に創立したのだそうです。

創立から千年あまりということになりますね。

卒業生にはコペルニクスやガリレオ•ガリレイなどの名前もあります。

明日時間があれば是非見学に行きたいものです。

閑話休題

なんとかボローニャのホテルにたどり着き、さて、チェックインというところで、ホテルのスタッフが僕の名前を確認すると、実は問題が...。

というのです。

予定よりも僕のチェックインが遅かったので、代わりに別のお客を入れてしまい、部屋がもう残っていないのだとか。

おいおい、頼むよ~! 日本で2ヶ月も前に、クレジットカードで宿泊費を、しかも全額払ってきているのだから。

明日の朝、ホテルで待ち合わせ、フィレンツェのレーザー会社であるDEKA社の工学責任者兼副社長のマウロ•ガリがフィレンツェから来て打ち合わせをする予定でした。

待ち合わせ場所も僕の宿泊ホテルで、来年の米国レーザー医学会に発表予定の演題についてディスカッションする予定だったのです。

本当に済まない、同等のホテルを探してきたのでこちらで勘弁してくれと、近所のホテルまで案内してもらいました。

イタリア人のこういうところは憎めないですよね。

お腹が減ったので、ホテル目の前にあったバールのカウンターで、軽食とトスカーナのワインを一杯飲んできたら、気がまぎれて嫌な事は忘れてしまいました(笑)。

さて、明日の日程が終わればあとはフリータイム。

ヴェネチアに移動して、夜はフェニーチェ劇場でオペラ「オテロ」の鑑賞です。

水害は大丈夫でしょうか?

またご報告しますね。

 


カテゴリー