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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:アジア カンボジア編

■2013年7月 IMCAS ASIA⑯ アンコール・トム バイヨン Bayon 観世音菩薩 猿の大群 そして象

タプロームの次に、数キロ離れたアンコール・トムへ。

アンコール・トムはこのような背の高い城壁に囲まれています。

周囲は12km。

「大きな町」という意味なのだそうです。

門には象の鼻をモチーフにした彫像があります。

このアンコール・トムの中にはいくつもの寺院があるのですが、12世紀に建てられた中心のバイヨン寺院に向かいます。

カンボジアのアンコール遺跡を形成するヒンドゥー・仏教混交の寺院跡です。

こちらもアンコールワットと同じように、須弥山をモチーフとしていますが、笑みを浮かべた観世音菩薩の彫刻が沢山あるのです。

顔のモチーフが沢山ある場所に身を置くのは、どこからか常に視線を感じるようで不思議な感じです。

イースター島のモアイ像を観に行った時のことを思い出しました。

中でも、こちらのモチーフはバイヨンで最も笑顔のものだそう。

僕も、笑顔で対抗?してみました(笑)。

それにしても、神秘的な佇まいです。

バイヨンからアマンサラに戻る途中。

サルの大群にあったり、

象を見かけたりしました。

12世紀の東南アジア、クメール(アンコール)王朝。

日本は鎌倉時代。

いったいどのような王朝だったのでしょうね。

 


■2013年7月 IMCAS ASIA⑮ タ・プロームへ Knowledge leads to the thirst for more knowledge

おはようございます。

今日は8月9日(金)、クリニックFの診療日です。

昨日の休診日は今週日曜日に神戸にて開催される日本美容皮膚科学会の招待講演の準備をしていました。

夕方からは工学部大学院の研究室に行き、次回の研究についてディスカッションに行ってきました。

僕は研修医の時に配属された大学病院の外来でレーザーによる痛み治療機器に触れて感銘を受けてから、約20年近くこのレーザー医療領域に関わってきました。

レーザーの理論は遡れば1917年にアインシュタインが発表した理論が発端となります。

こちらは講演で使用したプレゼンテーションの資料から。レーザーを作り上げるにあたって必要であった理論構築をまとめてみました。

工学的に機器の組み上げがなされたのは1960年のこととなります。

わずか50年前です。

その後多くの分野への応用が進み、「近代科学史上最も大きな発明のひとつは人工の光レーザーである」と言われるようになります。

医療やレーザーの研究を始めると本当に奥が深いことに日々気づかされることとなり、益々魅了されていきます。

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Knowledge leads to the thirst for more knowledge.

If something is half known then the academic seeks to complete that knowledge.

という言葉があります。

勉強というと少々つらいようなイメージがあります。日本にいるといわゆる受験勉強の詰め込み勉強をつい思い出してしまうのですが、勉強と研究は全く違います。

こうしたレーザーや医療などの新しい分野は世界的にもまだまだわかっていないことが多く、知識を持てば持つほどもっと研究して極めたくなるのです。

僕自身は

「皮膚の免疫指令細胞マストセル」の研究で医学の博士号を

「電磁気学・量子エレクトロニクス・光学」 の研究で工学の博士号を

取得するに至りましたが、まだまだやりたい研究があります。

今後もレーザーの医療応用の研究を、より極めてゆけるよう努力していきたいと思います。

さて、僕のブログ「新国際学会周遊記」は、先日滞在したカンボジアの話が続きます。

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夕方のツアーはタ・プロームへ。

クメール人の王朝、アンコール朝の王ジャヤーヴァルマン7世により12世紀末に創建された仏教寺院。

後にヒンドゥー教寺院に改修された遺跡です。

道すがら、多くのトゥクトゥクとすれ違います。

こちらの崩れ去った寺院。

さらに歩みを進めると、古い寺院に熱帯雨林の木々が侵食したのが原因で、崩れさっている様子がわかります。

写真でわかるでしょうか。

巨大な根が長い年月をかけて寺院を作り上げている石を移動させているのです。

「盛者必衰の理あり」ということなのでしょう。

人間の作り上げた物は、所詮自然には勝てないことを肌で感じることが出来る場所。

これは衝撃的ですね。

木々の中に埋もれてしまった仏像もあります。

建物を覆う苔に、日本人の僕はまた魅了されてしまいます。

自然に浸食され、滅びつつある旧き王朝。

アンコール遺跡群が、同じく仏教文化圏の日本人に好まれる理由が少しわかったような気がしましたよ。


■2013年7月 IMCAS ASIA⑭ アマンでの朝食 

トゥクトゥクツアーが終わると、アマンサラでは朝食です。

たっぷりのフルーツ。

スクランブルエッグ

クメール風スープなどをいただきます。

ホテルが綺麗だと、滞在が楽ですね。

昼は暑すぎて動けませんので、また夕方のツアーまで一休みです。

アマンサラの鍵。可愛いですよね。


■2013年7月 IMCAS ASIA⑬ バルーンに乗ってアンコールワットを空中散策

おはようございます。

今日は8月7日。クリニックFの診療日です。

今週末に神戸で開催される日本美容皮膚科学会。

僕は土曜日はクリニックの外来で、日曜日だけの参加になりますが、二つの招待講演を依頼されており、今、頑張ってプレゼンを作っています。

一つはイタリアのレーザー機器メーカーDEKA社の講演。

「各種フラクショナルレーザーによるレーザーリサーフェシングを検証する」

11日日曜日、朝10時からのハンズオンセミナーで話をさせて頂きます。

さらに12時10分からは

株式会社JMECのランチョンセミナーで、「フラクショナルRF + 光 + レーザー +バイポーラーRFの複合美容皮膚治療器「ePlus」 を用いた治療経験
についての講演です。

どちらの機器も非常に効果的な臨床結果を残し、海外でも話題の機器。

海外の最新情報を含めて講演させていただこうと思っています。

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さて、僕のブログ、国際学会周遊記は、先週滞在したカンボジアについて。

アンコールワットからトゥクトゥクで5分。

アンコールバルーン乗り場までやってきました。

こんなバルーンに乗って高さ150mまで。

すると、このようにアンコールワットが鳥瞰出来ます。

あたりはこのような水田地帯。

北東の方角にはアンコールトムのバイヨン遺跡が見えます。

ほんの15分ぐらいの空中散歩。

でも楽しめましたよ。

3時間のツアーを経て、アマンサラに戻ります。


■2013年7月 IMCAS ASIA⑫ アンコールワット第三回廊

さらに第三回廊に上がります。

この回廊の急な階段が写真でわかるでしょうか?

まるで崖のよう。

唯一登ることのできた、新しい階段で第三回廊まで登ります。

目の前の景色はジャングルです。

このアンコールワットが深いジャングルの中にあることがわかりますよね。

最も高い第三回廊から見た5つの塔堂の一つ。

神々しくもあります。

朝日も上がってきました。

こちらは崩れてきた石。

細かい彫刻の芸術性も高いです。

回廊から南の空を眺めてみました。

観光用のバルーンが飛んでいます。

これに乗ってアンコールワット遺跡群を鳥瞰してみようと思い立ち、家路に戻ります。

吠えるライオンを真似している女の子がいました。

もうすっかり日も登りアンコールワットの途上にいた人たちも、ほとんどいなくなりました。

 


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