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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:北米 シカゴ編

CLEO:2011 ボルチモア⑳ ミュージカル「Spring Awakening」

ミュージカル「Spring Awakening(スプリング・アウェイクニング)」は、2007年の第61回トニー賞ミュージカル部門で、作品賞、演出賞を含む最多8部門を受賞した作品です。

2009年1月にNYブロードウェイでの公演は、終わってしまいました。

話題作でしたので、ぜひ見たいと思っていたことろ、シカゴ滞在期間になんと

一週間期間限定で開催されていることが判明。

しかもその場所は、ホテル近くのオリエンタル劇場。

街を歩いていて偶然ポスターを見つけ、その晩にWEBでチケットを探したところ、うまく翌日夜のS席1席のチケットを買うことができました。

ラッキーでした。

オリエンタル劇場は、シカゴ劇場と並ぶ、古い映画館なのですが

内装はこの通りかなり立派なものでした。

スプリング・アウェイクニングの邦訳は「春の目覚め」

舞台を理解するにはちょっと英語力が必要かもしれません。

要約すると、約100年前のドイツの学校を舞台にした、思春期の10代の学生の性への目覚めの物語です。

保守的な親と厳格な学校の管理下にあり、様々な社会的なストレスを溜めている男女の主人公たち。

当時の学生は、男女別の学校に通っていますが、幼なじみのメルキオールとウェンドラは、偶然道で出逢ってから、相手に惹かれていることに次第に気づきます。

お互いの学校で体験する、虐待、体罰、放校、自殺、そして妊娠という社会的経験。

演出が素晴らしいと思ったのですが、次々に起こる事件に翻弄される主人公たちが、等身大で問題に対応していく姿があたかも自分の過去に起こったことかのように、非常に共感して、感情移入してしまうのです。

そして、最後に巻き起きるミュージカルとは思えない悲しい結末。

あるちょっとした踏み違いによって引き起こされる出来事によって、メルキオールとウェンドラは永久に会えなくなってしまうのです。

このミュージカルはロックをベースにした音楽で、しかも多人数のコーラスが入りますので本当に聴きごたえがありました。

 


CLEO:2011 ボルチモア⑲ Grant Park, Chicago

シカゴで最も有名な公園は毎年6月にシカゴ・ブルース・フェスティバルが開催されるグラントパークです。

ミレニアムパークもこの公園の中に含まれます。

チューリップ満開の季節。

海に面した大きな公園なのですが、滞在日程の中日に行ってきました。

でも、残念ながら滞在中この日だけ曇り空だったんですよね。

この公園には、バッキンガム噴水と呼ばれる大きな噴水があります。

晴れた空できれいに写真を撮りたかったので、残念です。

さらにこの南のディストリクトにはアドラー・プラネタリウムやフィールド自然史博物館、シェッド水族館といった、ミュージアム・キャンパスと呼ばれる地域になります。

この地域はこの通り、多くのスクールバスが停まっています。児童たちが博物館に吸い込まれていくようです。

水族館好きな僕は、駆け足で水族館だけを見学しました。

クラゲのパビリオンがオープンしたばかりだったのですが、 こんなダースべーダーの兜のようなクラゲも。

生命体の神秘ですね。

 


CLEO:2011 ボルチモア⑱ ウィリスタワーの空中回廊

ウィリスタワー(旧シアーズタワー)は、シカゴにある世界第四位、米国第一位の高さを持つ超高層ビルです。

2009年7月より、103階展望室の西側外面に、床を含めて全面ガラス張りの展望台「ザ・レッジ」(The Ledge)が設置されているのです。

望遠で地上から見ると、壁にガラスの箱がついているのが分かりますか?

飛行機の操縦免許を取るぐらい高いところが好きな僕としては、シカゴに来たら必ず行ってみたいと思っていた場所。

北東に海のようなミシガン湖を高層ビルの先に臨むシカゴの雄大な景色を眺めた後、西側にあるその場所に行ってみました。

この通り、建物を飛び出すバルコニーのような形でガラスのボックスがあるのです。

皆面白がって写真を撮っていますが、

実際に足を踏み出してみると。

これほんとうに怖いですね。

慣れるまでは足がすくんで前に出なくなりました。

とはいえ、しっかり記念写真を撮ってきましたよ。

 


CLEO:2011 ボルチモア⑯ Blue Chicago

シカゴの夜は、長いのです。

今年の全米皮膚科学会が開催されたニューオリンズ発祥のブルース。

ニューオリンズで、メープルリーフバーというお店に行ったのはご報告しましたよね。

これが第2次世界大戦時を頂点としてたアフリカ系アメリカ人の大移動の流れを受け、1930年代から50年代にかけて多くのブルース・ミュージシャンが移住し、南部の州からシカゴに舞台を移しました。

こうして1950年ごろにシカゴ・ブルースが誕生したのです。

街の中の北部はちょっと危険な場所と言われていますが、その地には多くのジャズバーやブルースバーがあるのです。

初日の夜にはブルーシカゴという店に行ってきました。

中に入ると

こんなバーカウンターがあり、その裏にステージがあります。

こういったバーは、遅い時間になればなるほど盛り上がるんですよね。

僕がこの店についたのは夜10時半ごろ。

徐々にメンバーが入れ替わり

ボーカルの女性が入ったころには店は大興奮でした。

聞き入っているうちに夜も更けてしまい、ちょっと怖いのですぐにタクシーを拾って帰りましたよ。

 


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