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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:北米 マイアミ編

■2013年3月 マイアミ AAD全米皮膚科学会出張③ マイアミからの帰国途中 シカゴトランジット

アメリカのフロリダ州はマイアミビーチで開催された、2013年の全米皮膚科学会(AAD)。

本年も多くの医療関係者が参加したため、開催期間中のマイアミビーチは一時人口が2万人以上も増えたのだそうです。

こちらはホテルの窓から観たマイアミビーチ。

クルーズシップの就航ルートということもあって、毎日海を眺めるのが楽しみでした。

今日は早朝3時半起床。朝6時の便でマイアミ国際空港を出発して、今、シカゴにトランジットしています。

景色は一転して大雪。

アメリカは広いな、と感じるのはこういうときですね。

実はマイアミで朝メールをチェックしたところ、今年書き上げたレーザー工学の論文が英文誌にアクセプトされたと連絡がありました。

英語の論文が科学雑誌に受理される事は、今の僕にとって最も嬉しい事のひとつ。

特に今回の論文は、今後投稿予定の論文の、基盤となるべき記載があるのです。

このキー論文が通過した事によって、今後の研究の展開が大きく広がります。

様々な方にお力添えいただき、やっとここまで来ました。

この先の道のりはまだありますが、とはいえひとつの区切りを頂くことができたようで、ほっとしました。感謝の気持ちで一杯です。

日本時間の本日帰国します。クリニックFの僕の外来は、8日から再開となります。

全米皮膚科学会で得られた情報は、また進捗をアップしますね。


マイアミからの帰国

充実したマイアミ出張もすべてのスケジュールを終了しました。

高級ブティックなどの専門店も多くあったようですが、もともと買い物が好きな方でもなく、今回は特に買い物できる時間は全くありませんでした。

僕のお土産は、マイアミ空港で買ったマイアミビーチ版モノポリーと、クリニックスタッフへのチョコレートだけとなりました。

ワシントン経由で帰国しましたが、それにしても地球の反対側から帰るのは本当に大変ですね。

機体のコンピュータートラブルなどでディレイもあって、実際に帰国までにかかった時間は20時間以上。

ぐったり疲れて、成田にたどり着きました。

これで新国際学会周遊記、マイアミ編は終了です。

実は明日から、イスラエルのシネロン社招待による、台北とジャカルタの皮膚科学会のレーザー招待講演に向かいます。

「トリニティ」と「ematrix」について、3回の講演をする予定で、連休明けの早朝に帰国です。

また、このブログでご報告しますね。


マイアミ最後の日

マイアミでの米国皮膚科学会(AAD)の最後の日は素晴らしい快晴に恵まれ、マイアミのイメージ通りの日でした。

車で会場に移動したのですが、周りの景色がまぶしいこと。

マイアミビーチの大通りです。

みな楽しんでいます。

クルーズシップも見えますね。

もともとマイアミはリタイアメントした富豪などが別荘を持ったり、長期滞在する街。

街を見てもフェラーリやランボルギーニー。

さらにはブガッティなどの超高級車が走っていました。

別荘は数十億円もするようですが、海沿いの別荘に停泊しているクルーザーだけでも、数ミリオンしそうな感じでしたよ。

すごいなあ。


米国皮膚科学会(AAD)僕の発表その3

学会4日目には、僕の3つ目の発表がありました。

この研究は、レーザー治療に対して、フラーレンを併用利用した際の効能のものです。

発表会場の前の掲示板に自分の名前があるのを確認します。

途中、質問をしてきた先生がいましたので、質問に答えます。

後に話してみると、この女医さんはブラジルの女医さんで、化粧品の作成にもかかわっているとのこと。

初日と二日目に発表した内容のプリントアウトも差し上げました。

喜んでいただけましたよ。


AADでの「フラーレン」販売VC60社のブース

多くの展示ブースがある中、三菱商事の子会社であるVC60社もブースを出していました。

山名社長と、共同研究者の伊藤さんと一緒です。

もう一人、中央にJMEC社の丸田社長室長がいますね。

そうです。このJMECの医薬化粧品である「PLUS RESTORE」シリーズにも、強力な抗酸化剤である、ラーレンが配合されているのです。

フラーレンは商材としては高価ですが、数多くの配合物質が毎年出てくる中、その確かな効能から確実にシェアを増やしていますね。

PVPフラーレン(ラジカルスポンジ)はメラノサイトの活性を抑制するため、美白効果でアルブチンやビタミンCを超える効能があることは、今回のAADで発表したばかりです。

物質としては強力な紫外線保護効果も持っているため、日焼け止めなどにも配合されますね。

また、その優れた抗酸化作用から、ハイドロキノン(HQ)や、APPSなどのビタミンC誘導体との併用で、それらの薬の効用が上がるのです。

クリニックFの外用剤ラインナップにも配合されていますし、僕が注目する配合物質の一つです。

今年は、AADでは、フラーレン関連で3つも演題が通っていますので、

「発表演題を見たよ!!」

と立ち止まってくれる医師たちも多かったようです。

嬉しいですね。


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