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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 イタリア ミラノ編

■イタリア出張2012秋 ㉞ イタリアからの帰国 空港トラブル マルペンサ アルプス山脈

いよいよ旅の最後です。

翌朝は朝4時に起きて、最初の空港バスで出発です。

空港の稼働時間に合わせて朝4時から運行しているのは立派ですね。

以前はミラノ・マルペンサ空港から成田までのダイレクト便があったのですが、数年前に無くなってしまいました。

今回はパリトランジット。

朝の7時にパリ行きの飛行機に乗らなければなりません。

マルペンサまでは車で50分以上かかります。早朝の出発なので、バスの時刻表も見に行きました。

朝4時半に乗ることに決定。

翌朝バスに乗り込み、さて一安心。

50分バスに揺られて出発1時間半前に、マルペンサ空港に到着したのです。

以前も来た空港ですので、安心していたのですが、1週間前に来た空港とはちょっと雰囲気が違います。

???

出発ターミナルに到着し、タイムテーブルを見てみると、なんとパリ行の飛行機がありません!

その瞬間に、もしかしたら空港が違うのではないかと気づき、到着ターミナルのロビーに走りました。

走りながらチケットを見てみたところ、やはりミラノ・リナーテ空港と書いてあるではないですか。

ミラノは何度も来ていますが、マルペンサ以外の空港に行ったことがなかったのです。

思い込みとは恐ろしいもの。

出発便まであと1時間半もありません。リナーテ~マルペンサ間は70kmぐらい離れています。

万事休す。しかし、間に合わないわけにはいきません。

明日の外来は予約で一杯です。帰国後成田からすぐにクリニックに向かい、たくさんの患者さんを診なければなりません。

一台だけ待っていたタクシーをうまくつかまえて、運転手に相談したところ、早朝なので道も空いてるしなんとかなるかもしれないから乗りなさいと言われ乗り込みます。

さすが、ここはイタリア。小型タクシーを時速170kmで高速道路を飛ばしてくれたのです。

なんと35分でリナーテ空港に到着し、無事にチェックインすることができました。

もちろんですが、チップをはずみましたよ(笑)。

ミラノの地で、生まれて初めて国際線の空港を間違えるという大失態(苦笑)をしでかしましたが、今回は強運でなんとか事なきを得ました。

ミラノ・リナーテから飛び立ったエールフランス。

雪化粧が美しく施されたアルプス上空超えていきます。

陽が昇ってきました。

本当に心が洗われるように、雄大ですね。

2012年11月に滞在した、新国際学会周遊記イタリア出張記を、この号で終わりますね。

 


■イタリア出張2012秋 ㉝ メルカンティ広場 レストラン「アル・メルカンティ」 電子書籍kobo

ここからドゥオーモまでは大好きなルート。

この日は日曜日でしたので、さすがに人が多いですね。

サッカーのユニフォームも売っています。

おなかが減ってきましたので、メルカンティ広場の傍らにある、アル・メルカンティに向かいます。

このレストラン、ミラノでのお気に入りなのです。

僕は基本的に好き嫌いがないので、シェフにおすすめのものを作ってもらいました。

美味しかったですよ。

最後にドゥオーモを観てから帰ろうと、広場を歩きながら通過します。

今回気になったのは、電子書籍(楽天)コボの宣伝がミラノに沢山あったこと。

忘年会で楽天の三木谷社長にお会いした時にその話をしたところ、「イタリアではKOBOの販売を頑張っているんですよ。」とおっしゃっていました。

 


■イタリア出張2012秋 ㉜ 再びミラノへ ブレラ美術館 

ヴェネツィアからミラノまでは特急電車で乗り換えなし。

約2時間ぐらいかかります。

駅近のホテルを取りましたので、そのまま直行でチェックインをして18時。

慣れたミラノの街ですので、ナヴィリオ地区のカフェかバールにでも行こうかなあと思っていたのですが、ふと思いだしてブレラ絵画館に行くことに。

確か以前来た時には7時過ぎまで開いていていたはずです。

すぐにインターネットで確認して、開館時刻を調べ、まだ開いていることを確認します。

よい時代になりましたね。

地下鉄でモンテナポレオーネまで移動して、歩いて10分ぐらい。

この場所にやってきました。

ゲートをくぐるとこのような回廊に出ます。

この回廊の奥を、二階まで階段で上がるのです。

ブレラ美術館にはいくつか好きな絵があります。

一番印象深い絵は、マンティーニャの「死せるキリスト」。

これは横たわるキリストを足元から遠近法で描いたルネッサンス期の絵。

一度見たら忘れられないと思うのですが、まだ見たことのない方はインターネットで探すと画像が出てくると思いますので、ご興味のある方はぜひ一度ご覧になってみてください。

実際現場で絵に対峙すると、あまりのインパクトに僕はいつも写真を撮ることができません。

こちらはラファエッロの「聖母マリアの結婚」です。

この絵も有名な絵ですよね。

展示室に縦3m以上の大きな絵がありました。

ちょうど先ほどまでいた、ヴェネツィアのサンマルコ寺院です。

鉄道が無いと、一日でこちらに来ることはできなかったでしょう。

ちょっと不思議な気持ち。

アメデオ・モディリアーニの絵もありました。

彼はパリで活躍しましたが、もとはトスカーナ地方のリヴォルノ出身です。

閉館の時間までブレラ美術館で過ごし、裏道を通って、スカラ座の傍に出ます。

 


■イタリア出張2012秋⑪ ミラノのドゥオーモ全景

おはようございます。

今日は11月30日(金)、クリニックFの診療日です。

昨日の休診日は工学部大学院で追加実験と論文校正の作業をしてきました。

論文のディフェンスの文章作成だったのですが、帰宅は夜12時近かったです。

さすがに僕も疲れましたが、それ以上に教授には夜遅くまでお世話になってしまい、恐縮してしまいました。心から感謝です。

出張が続く中、何とか本日締め切りの文章校正を終えることができて、一安心といいたいところですが、続いてもう一報の投稿中の論文を直し、さらに来年2月にサンフランシスコで開催される工学系レーザー学会のプロシーディングスも英語で仕上げなければなりません。

フルペーパーの半分ぐらいの量ですが、英語での文章は大変ですね。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は先週訪れたイタリアはミラノの話が続きます。

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ミラノのドゥオーモは14世紀後半に建築がはじまりました。完成したのは19世紀 ナポレオンの時代になってから、ということですから大変な年月がかかっています。

ミラノに来るたび訪れる場所のひとつ。荘厳な雰囲気がいいですよね。

ちょうど日曜日でしたので、ミサがありました。

この大聖堂で鳴り響くパイプオルガンは、神の声そのものですね。

音楽をはじめとした西洋文化とキリスト教会は切っても切れない関係にあると思いますが、CDがなかった時代には、さぞかし衝撃を与えたのだろうと容易に想像できます。

このドゥオーモは、天井にも上れることをご存知ですか?

ファサード左手に登り口があります。

135本あるという尖塔。

こちら、ドゥオーモの屋根から見たミラノの街です。

さて、この日の午後12時に、ミラノ駅を出る電車に乗らなければなりません。

こちら後ろ側のビュー。

暫しミラノとはお別れです。


■イタリア出張2012秋⑩ ミラノの紅葉 ミケランジェロの4つの彫刻「ピエタ」

おはようございます。

今日11月28日(水)はクリニックFの診療日です。

昨日、京都まで紅葉狩りに出かけられた患者さんの話をお聞きしました。

今は一番綺麗な季節なのでしょうね。

僕自身、京都にはご縁があると思っているのですが、ちょうど秋の学会シーズンと重なっていることもあって、なかなか紅葉の季節に行くことができません。

一度だけ桜の季節に滞在できたことはあったのですが、これは見事でしたね。

最近は温暖化の影響からか季節の感覚も曖昧になり、この日本も「東南アジアか」と思うような気候を感じることもありますが、それでも世界の気候を全体的に考えると、日本のように森林が多く、約3ヶ月おきに春夏秋冬が綺麗に分かれる国はないと言われています。

他国では、南半球のニュージーランドぐらい。

地中海気候では、夏が終わったかと思うと、あっという間に葉が落ちて冬になってしまいます。

ホテルの「Four Seasons」という名前は、四季への憧れを兼ねた意味合いもあるのですよね。

ちなみにクリニックFで使用している肌のメンテナンスに必要なレーザー/光治療機器のパワー設定も、過去の治療結果の統計に基づいて季節ごとに変えています。

季節によって肌も変わります。同じ人の肌でも、です。

 

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は先週訪れたイタリア・ミラノでの話。

イタリアでは貴重な、短い秋の写真です。

どうぞお楽しみください。

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こちら、大聖堂から続くヴィットーリオ・エマヌエーレ2世通り。

日本の旗も観ることが出来ました。

そして高級商店街のモンテナポレオーネ通り。

この道を歩くと、ミラノの景気がよくわかります。

この通りを歩く時に観ることが出来る、ふとした脇道の光景が好きです。

僕はメトロに乗って、スフォルツェスコ城に向かいます。

この城の美術館では、ミケランジェロ(英語名はマイケル・エンジェルです)が生涯に4つ作った彫刻「ピエタ」うちの、最後の作品を観ることが出来るのですが、こちらは過去のピエタブログをご覧ください。

この城の先にはセンピオーネ公園という、大きな公園があるのです。

こちらで紅葉が観られるはず。

予想通り、日本とはちょっと趣が違いますが、イタリアの紅葉を観ることが出来ました。


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