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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 ロシア モスクワ編

2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会28 ロシア最後の食事

今日8月6日は神宮花火大会の日ですね。

クリニックFも診療日で、少々ばたばたしていますが、ロシア帰国からそろそろ一月経ってしまいますので、頑張ってブログを上げようと思います。

夏休みの宿題のようになっています(苦笑)。

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クレムリンから出てモスクワの街を少し歩きます。

軒先にチョウザメを飼っているロシア料理店を発見。

入店したのは昼前でしたが、このお店がお客さんでいっぱいになりました。

生野菜のサラダとロシア風スープを飲みながら一休みします。

夕方にフライトを控えていますので、考えてみれば、ロシアで食べられる料理はこれが最後です。

おいしかったですよ。

 


2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会27 クレムリン散策

ロシアの政治、宗教、文化の中心であるクレムリン。

実際に見てそのスケール感がはじめて分かりました(笑)。

かなり広大な敷地ですが、このような三角形に近い形の城壁に囲まれている土地を「クレムリン」といいます。

モスクワのクレムリンの原型となる城塞は12世紀に築かれたと考えられています。

外部からクレムリン内部に入る入口は二つだけ。

僕は最初に地図の写真で言うと左手城壁中央に見える、トロイツカヤ門から入りました。

この塔の下部がトロツカヤ門です。

まずトロツカヤ門をくぐると目の前に現れたのが、クレムリン大会宮殿。

本当に巨大な施設です。

このクレムリン大会宮殿の正面に見えるのがこちら。

ロシア連邦大統領府の国会議事堂とも言える元老院です。

元老院の右手には、

現在ちょうど修復中の大統領官邸があります。

ドミートリー・メドヴェージェフ大統領も、ウラジーミル・プーチン元大統領も、初代ボリス・エリツィン大統領この建物の中で執務を取ったと思うと、興味深いですね。

この大統領官邸の対面に、官邸に向かって大きな砲台が置かれています。

見学者の身長と比べてもらえればいかに巨大か分かります。目の前でみると見上げる様な高さです。

しかし、この砲台が官邸の方向に向かって設置されているのは、何か意味があるのでしょうかね(笑)。

さらに歩みを進めると、その横には高さ6m重さ200トンの世界最大級の鐘が展示されいます。

しかし、この写真の通り割れていて、一度も音が鳴らされたことがないのだそうです。

何でもこの鐘を鋳造製作中に火災が発生し、水をかけたため、壊れてしまったのだとか。

どんな音がするのか、一度、聴いてみたいですね。

さらにクレムリン内部を前に進みます。

クレムリン中央部には教会や聖堂がいくつも並んでいる広場がありました。

写真の中に小さく見える人の大きさを比較してもらえれば、この広場の広さが推測できますよね。

上の写真で中央に見えるのがイワン雷帝らの棺が置かれている1508年建立のアルハンゲルスキー聖堂。

その左手にちらっと見えている建物の影が、この写真の聖堂が1479年に再建されたウスペンスキー大聖堂。

こちらはロシア帝国の国教大聖堂です。

一番右奥に見えるこちら、皇帝の個人礼拝堂であった1489年建立のブラゴヴェシチェンスキー聖堂。

写真が撮れませんでしたが、内部の装飾は素晴らしかったですよ。

この三つの聖堂が三大聖堂と呼ばれています。

そして、この広場の写真の左に見えているのがこの鐘楼。

モスクワ・ロシアの初代ツァーリであった16世紀に活躍した1508年建立のイワン雷帝の鐘楼です。

この当時、モスクワにはこれ以上背が高い建物を造ることは禁じられていました。

この塔の内部では、クレムリンの歴史の映像ツアーがあったので、別料金を支払って参加してみました。

指定された時間にこの場所に行くと、最初に英語の音声ガイド機器を渡され、首にかけます。

塔の内部はこのように白く、この内側に映像を映写しながら、クレムリン設立の歴史の説明が加えられるのです。

一段落の説明が進むごとに、見学者は階段を登り階を上がってゆきます。

約一時間半にわたる説明の後、

最後に鐘楼の最上階で外に出られるのです。

上から聖堂を観る景色も素晴らしかったですね。

モスクワ河をバックに、スターリン・クラシック様式の芸術家アパートもよく見えました。

このツアーは別料金を支払う価値があると思いましたよ。

クレムリンを訪れる方は、お奨めします。

結局クレムリン内部には約3時間ぐらいいたでしょうか。

再び高い壁の外に出ました。

 


2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会26 クレムリンの城壁横のアレクサンドロフスキー公園

今日8月3日も、朝9時から工学部博士課程の必修講義が入っています。

講義に参加してからクリニックFに戻ります。

物理や医学の講義を英語で聞くのはなんとか理解できるのですが、昨日の化学の専門的な講義の英語はきつかった(苦笑)。レポートも沢山出ています。学生ってこんなだったなあ。

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新国際学会周遊記ロシアブログを書いてしまいますね。

ロシア最終日。

チェックアウト後荷物をホテルに残し、クレムリンの見学に向かいました。

クレムリンという言葉はニュースで良く聞きますが、イメージが湧かないですよね。

クレムリンはロシアの政治、宗教、文化の中心であり、モスクワ最大の観光名所でもあります。

午後は入場口も非常に混雑するとのことで、朝一番で向かうことに。

左手の坂を上がるとかの有名な「赤の広場」なのですが、こちらは後回し。

まずはクレムリン城壁の外にあるアレクサンドロフスキー公園に入ります。

この公園を通り抜けてクレムリンの入口に向かいます。

この公園、思いのほか綺麗でした。

北方のロシアでは貴重な花も、夏の時期になると満開です。

反対側をみるとクレムリンの高い壁。

この城壁の内側がクレムリンになります。

いよいよチケット売り場につきました。この後ろが入口となるトロイツカヤ門。

こちらもチケットを買うために長い列に並びましたが、細かいセキュリティーチェックの後、いよいよクレムリンへの入場です。

 


2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会25 モスクワのデパート、ビュッフェ

観劇を終えた後、食事の場所を探します。

まだまだ明るいのですが、すでに時間は夜10時半過ぎです。

ボリショイ劇場を傍目に食事ができる場所を探します。

ボリショイ劇場のちょうど右横には、ツム百貨店というデパートがあります。

中を少しのぞいてみましたが、まだ開業中ですね。

ここ10年で飛躍的に経済が進歩したロシア。

ヨーロッパブランドのお店が並んでいて、日本の百貨店となんら変わりはありません。

こちらのお店に展示してあった車にふと目を向けると

日本の名車GT-Rでした。

この辺りはおしゃれなスポットらしく、

街を行き交う人もセンスが良かったです。

こちら、おしゃれなカフェだなあと眺めていると

VOGUE CAFEと名前がついていました(笑)。

しばらく街を散策した後、“ヨールキ・カパールキ”というブッフェ形式で食べられるロシア料理店に入ります。

日本で言うとファミリーレストランの様な風情でしたが

いろいろな味付けのロシア料理を楽しめました。

ロシアのお土産マトリョーシカも売られていましたよ。

食事を終えると日没でした。

明日の夜には帰国便に乗りますが、明日はこの写真のクレムリンを訪れようと思います。

 


2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会24 ロシア青年劇場で観た「くるみ割り人形」

今日は朝から大学院の講義ですが、午後にはクリニックFに戻る予定です。

新国際学会周遊記、先月訪れたロシアブログの最後の幾つかをアップしてしまいますね。

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ノヴォデヴィチ修道院を見学したこの日、今回のロシア出張最後の夜。

ボリショイ劇場横にあるロシア青年劇場で、チャイコフスキーの三大バレエのひとつ「くるみ割り人形」のチケットを取っていました。

今回のロシア滞在5日間に、チャイコフスキーの三大バレエすべてをロシアの劇場で観ることができたことになるのです。

なかなかこんなチャンスはないですよね。

劇場に足を踏み入れるとこんな光景が。

この劇場は、ロシア青年劇場というその名の通り、子供を含む若者用の劇場だったようです。

ここで技術を磨いた後に、ボリショイ劇場でデビューを飾るのでしょう。

舞台袖には劇団員の写真が貼ってあります。

バレエ「くるみ割り人形」ですが、この演目は何度となく観ています。

昨年だけでも二回。

年末には来日したレニングラード国立バレエ団のものを観ましたし。

年初にはフランスのオペラバスティーユでも観ました(笑)。

チャイコフスキーの美しい旋律が好きなのもありますが、バレエの場合毎回演出が変わるので、同じ演目でも飽きることなく、何時どこで観ても楽しめるのです。

今回は、ロシア正統派のクラシックな演出でした。

かなり観客がいたのですが、おそらく家族や親族、友人が出演していた人もいたのではないでしょうか?

そういったことを思わせる、温かくアットホームな雰囲気でした。

 


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