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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 ロシア モスクワ編

2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会23 ショスタコービッチのお墓参り

この修道院の隣には、ノヴォデヴィチ墓地があります。

この場所に眠るのは、作家のチェーホフ、ゴーゴリ、作曲家のスクリャービン、ショスタコービッチ、エリツィン大統領などなど。

日本人から考えるとちょっと不思議ですが、墓地そのものがモスクワの観光スポットになっているようで、大型バスが次々と停まります。

整地された墓地から

ショスタコーヴィッチのものを見つけました。

以前にサンクトペテルブルグで訪れたチャイコフスキーのものに比較すると質素ですね。

ロシアのお墓は、生前の故人を偲ばせるいろいろな彫刻があって、興味深く見せてもらいました。

バレリーナですね。

軍人さんなのでしょうか?

もっと大きなものもありました。

この墓地を出ると、高名なモスクワ大学が見えました。

共産圏でモデルにされたスターリン・クラシック様式の建築物ですね。

モスクワ市内には、この様式のビルが8つ(ただしその1つは建築中に資金難で頓挫)あるのだそうです。

 


2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会22 ヴォデヴィチ修道院と白鳥の湖

モスクワに移動した日の午後、500年近い歴史を持つユネスコの世界遺産、ノヴォデヴィチ修道院に見学に行きました。

1524年にスモレンスクがモスクワ大公国に併合された時に作られたこの修道院。

かなり広い敷地なのですが、周りがすべて高い壁に囲まれています。

モスクワの観光地で、なぜこの場所を最初に選んだのかというと、この修道院の横にある湖で、チャイコフスキーが白鳥の湖の構想を練ったといわれているからです。

修道院に入る前にまず湖に行ってみました。

まあ湖というよりは沼に近い感じ。

こんな「泳ぐな」の看板もあり。

ちょっと期待外れだったかなと思ったのですが

確かに美しい湖に見えるような写真も撮れるようです。

この修道院のシンボルであるスモレンスキー聖堂は、1524年の建築です。

内部のイコンとフレスコ画は確かに見ごたえがありましたよ。

修道院の横にはウスベンスカヤ教会。

内部も見事でした。

 


2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会21 サンクトペテルブルグからモスクワへ

さて、翌朝、サンクトペテルブルグの空港に向かいます。

こちらその朝に配達された新聞。

空港までの途中は観光地図もないので名前はわからないのですが、のようなブランデンブルグ門みたいな門もありました。

何かの凱旋門なのでしょうか?

空港につき、モスクワ便を待ちます。

機内でThe  Moscow Timesを読みましたが、こちらはノルウェイとの領土問題の話。

ノルウェイとロシア国境の海上で油田が発見され、その線引きが問題になっているのです。

日本は島国で、陸続きの国境を守った経験がないので、国境は常に攻めることで均衡を保つという、国際外交的概念が育ってこなかったんでしょうか。

いろいろと思うことがありましたよ。

モスクワ空港からはまた鉄道を使い、市内に移動します。

ちょうど5日前に訪れた、モスクワの駅に着きました。

 


2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会⑤ ボリショイ劇場新館で観た現代バレエ

急いでやってきた場所は、ロシア屈指の劇場であるボリショイ劇場です。

この巨大な旧劇場は約5年間再建工事に入っていましたが、今年の秋にいよいよ再開することになります。

今回はこの劇場の左手奥にある、ボリショイ新館に向かいました。

モスクワ到着が遅れたのもあり、開始時間20分後に劇場に到着したのですが、幕は一幕しかありません。

クロークでトランクを預け、

交渉をしたら、二階席の自由席ならば劇中でも入っても良いとこと。

皆が観劇中で、誰もいない劇場の二階に向かいます。

新館とはいえ、旧館の内装が移動してきているのでしょう。

大きさも小さくて、どの席からも楽しめる、素晴らしい劇場だと思いました。

最後は世界平和を望むパフォーマンスだったのでしょうか?

演者が流し台で国旗を洗い、それを舞台に広げてゆくパフォーマンスをしたのです。

日本の国旗も最初に舞台に登場した5枚の国旗のうちの一枚にありました。

出てきた国旗の順番に理由があるのかわかりませんが、ロシアでもこういった表現ができるようになったのですね。

どの劇場もそうですが、観劇後、楽しそうに皆帰ってゆきましたよ。

劇場外観。

この日は、そのままホテルに向かい、ぐっすり眠ってしまいました。

翌朝早くに起きて、学会会場のあるサンクトペテルブルグに向かいます。

 


2011年7月ロシア出張・フラーレン国際学会④ 一路モスクワへ

おはようございます。今日も暑くなりそうですね。

今日は朝から夜ぎりぎりまで四谷で診療を行い、その後深夜シンガポールに向かう予定です。連休明けに戻りますが、その前にロシア出張記を早めに終わらせたいと思います(笑)。

こちらもまたしばしおつきあいください。

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成田空港で利用したのは、エアロフロートロシア航空。

スカイチームのアライアンスなので、今まではあまり利用することがありませんでした。

ロシア上空は山脈あり、平原ありでさまざまですが、本当に広大な土地ですね。

ウラル山脈には残雪もあります。

緯度が高く、移動距離も長いので、天気も本当によく変わります。

モスクワ近くでは川に船が浮かんでいるのがわかります。

さて、到着したのはロシア・モスクワは新しくなったばかりのシュレメチェヴォ国際空港。

10時間余りの飛行時間です。

ヨーロッパにしては飛行時間が短い印象がありますよね。

この空港にはモスクワ市内に向かう鉄道があるのです。

前回はモスクワでトランジットしてしまいましたので、モスクワは初めて。

楽しみです。

エアポート特急はこんな感じの景色が続きます。

約35分でモスクワ北部の駅に到着です。

ロシアの文字は、慣れるまで時間がかかりますが、しばらくすると読めるようになりますよ。

モスクワの駅からは地下鉄を利用します。モスクワの地下鉄はこの路線図の通りかなり充実しているのですよ。

ロシアや東欧の街でタクシーを拾うと言葉も通じないこともあり、法外な値段を請求されることもあるのですが、空港からエアポート特急と地下鉄でモスクワ市内に行けるとなると安心ですね。

地中深くまでエレベーターが続きます。

こんな地下鉄が走っています。

モスクワ空港に到着してから、トランクを持ったままたどり着いた先はこちら。

どこだかわかりますか?

 


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