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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 オランダ編

アムステルダム ゴッホ美術館

アムステルダム国立ミュージアムの横には、国立ゴッホ美術館があります。

1853年にオランダ南部の街で生まれたヴィンセント・ファン・ゴッホ。

この美術館にはゴッホの作品も油絵が200点以上。

そしてゴッホが収集した日本の浮世絵が沢山存在します。

こちらも入場客が沢山。

これは館内のエレベーターの横のデザインですが、こういった色使いもアルファベトの配置も本当に秀逸ですよね。

ゴッホが特にアルル時代に描いた「寝室」や、「ひまわり」などがあり、興味深く観ることができましたよ。

このビルの隣には日本を代表する建築家である黒川紀章さん設計の新館があります。

これが曲線を生かした設計で、斬新ですばらしいのです。

お土産屋さんも充実していました。

僕が購入したのはこれ。

ゴッホミュージアムの48色色鉛筆。48色の色鉛筆なんて、なかなか手に入らないですよね。

その他、いろいろと買い込んでしまいました(笑)。


北欧とオランダで見たVI〜ヴィジュアル・アイデンティティ

「ヴィジュアル・アイデンティティ(Visual Identity)」というマーケティング用語をご存知ですか?

企業や商品のイメージを統一し、書体やマークなど色彩やデザインといった視覚的なものによって、その企業や商品のイメージを表現することです。

クリニックFのこのマークもVIのひとつですよね。

今回訪れたスウェーデンのヨーテボリでは、至る所でデザイン的に素人の僕から見ても「綺麗だな」と思うVIを観ました。

こうしたVIを都市に応用している・・・これは日本で言えば区役所や市役所、都庁がこうしたロゴを採用する、ということですから、さすが世界の様々なアーティストが「北欧デザイン」と絶賛する国は違うのだなと感心したり、圧倒されたりしました。

なにより、街を歩いていても、なにげないちいさなロゴやデザインが美しくて、気持ちがいいのです。

そして、ドローグデザインなどで知られるオランダも、もちろん秀逸なものが街のあちこちにありました。

アムステルダムには、こんなVIが。

これを3Dにすると、こうなります。

街の至る所にありましたし、アムステルダムを代表するミュージアム広場にあるこの文字は観光名所になっています。

TOKYOもOSAKAも、こういったVIを作ったらいいですよね。


ロンドンで出会った象との再会

今年の5月にロンドンに行った際、エレファントパレードという企画をやっていたのをこのブログでもご報告したと思います。

街中に大きな象のモニュメントが1000体以上もあって、パレードが終わったらオークションに出され、集まったお金は寄付金となる・・・と話を聞いていました。

そのオークションで落札されたのでしょうか。

会食で訪れたアムステルダムのThe Dylanというレストランで2頭の象と再会しましたよ。

中庭に溶け込んでいました。

店のオーナーに尋ねたのですが、この2頭が非常に気にいって、オークションに参加したのだそうです。ドーバー海峡を越えて6月にやってきたのだそうですよ。

よく観るとこの手前の象の絵のタッチはゴッホのものですね。


アムステルダムの3枚のフェルメール

今回スウェーデンでの学会を、アムステルダム経由にしたのは、先に書いたコンセルトへボウに行ってみたかったことがひとつ、そしてもうひとつの理由はフェルメールの絵を観に行きたかったからです。

これまでもこのブログでも報告してきましたが、僕は世界各国でフェルメールの絵を、その国の美術館で観ることを、旅のひとつのテーマにしてきました。

コンサートホールを巡るのもそうですが、たとえそれがビジネスの出張だとしても、なにかテーマを決めておくとその国に行く目的ができたり、日本にいるときもそれについて調べることが出来たりするので、知的好奇心を満たすことが出来るような気がするんですよね。

僕の好きな旅のスタイルです。

オランダのデルフト出身であるフェルメールの絵は、アムステルダムに3枚、デンハーグに3枚ありますので、今回の滞在で、ぜひそれらの絵を観にいこうと思ってきました。

まず、アムステルダムに丸1日滞在できたこの日に国立ミュージアムに観に行ってきました。

朝早くホテルを出て、街を歩きます。

アムステルダムの街は「トラム」と呼ばれる路面電車が走り、そして運河に囲まれています。

国立ミュージアムがあるミュージアム広場まで、いくつもの橋を越えてゆきます。

写真でわかるでしょうか? この運河の周りにあるのが、数多くの「ボートハウス」。アムステルダムで住居が足りなくなったときにこのボートハウスは許可されたのだそうですが、運河の上に普通の住居の様な家が沢山あったのは印象的でした。

約30分ぐらい風景を楽しみながら歩いたでしょうか?

いよいよ国立ミュージアムが見えてきましたよ。

開場の時間とともにやってきたのですが、この通り長い列です。

フェルメールの「牛乳を注ぐ女」のポスターが見えますね。

彫刻などもありましたが、すぐにフェルメールの部屋を目指します。

人だかりのある部屋の一角がありました。

なんだか初恋の人に会いに行くような気持ちです(笑)。

牛乳を注ぐ女

恋文

デルフトの小道

国家的至宝といえる、三つの絵が並んでいるなんて、本当に贅沢ですね。

この「牛乳を注ぐ女」の絵は、フェルメールの作品の中でも最も評価の高いもののひとつ。

額に差し込む光の表現などは見事ですね。

しばらく見とれてしまいました。


美術鑑賞の窓

アムステルダムの街はコンパクトで、市内のだいたいの場所は歩いて回ることができます。

お天気にも恵まれ、散歩好きの僕には短いながらも楽しい滞在となりました。

街を歩いていて面白いと思ったのはこれ。

工事中の家なのですが、ふと窓に目をとめると。

窓に有名な絵画が描かれているのです。

日本でも取り入れたらいいのにと思いましたよ。

 


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