ライプツィヒは7世紀に造られた街です。中世から商業、金融の町として発展しました。1409年にはドイツで三番目に古い大学もできました。
ゲーテやニーチェ。そして森鴎外もこの地で学んでいます。
もともと知的レヴェルの高かった地域なのでしょう。
ベルリンの壁が壊れたきっかけになったのは、東ドイツの民主化を求めるデモが、このライプツィヒのニコライ教会で始まったことがきっかけなのだそうです。
そのデモの日は10月9日。僕がライプツィヒに立ち寄った日のちょうど20年と二日前の事でした。街では記念式典が行われていましたよ。
このライプツィヒのトーマス教会は、バッハがオルガニスト兼指揮者として生活をしていた場所。
トーマス教会の内部はこんな感じでした。
教会の中には、50年前に移設されたバッハのお墓もありました。
奥に見えるのはバッハ時代と同じパイプオルガン。
皆が記念写真を撮っていましたよ。
目の前にはバッハミュージアムがありましたが、これはちょっと商業的すぎてパス。
そのまま市内中心部のアウエルバッハ・ケラーというレストランに行きました。
このレストラン。ゲーテの「ファウスト」の中に実名で「アウエルバッハの地下酒場」として登場するのです。
お昼時でしたが、とっても混んでいましたよ。
さらに、この写真にあるゲヴァントハウスは、民間のオーケストラとしては世界最古のオーケストラである、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・オーケストラの本拠地です。
このオーケストラは、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ワーグナー、シュトラウス、そしてフルトヴェングラーがタクトを振った由緒ある交響楽団。
本当はここで演奏を聴きたかったのですが、日程的に公演日が重ならなかったのです。
でも、そんな由緒ある場所を訪れることができて本当にうれしかったですね。
ライブツィヒには2時間ばかり滞在して、ドレスデンに向かいました。