医療系の学会では「ポスターセッション」と呼ばれるブロックがあります。
写真のように、様々なドクターによるポスター展示での発表が並ぶのです。
今回ルーマニアで開催された、ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)では、僕もこのポスターセッションに参加させて頂きました。
ポスターを貼る、指定された場所を探します。
レーザーのセッションの場所に、指定された場所を見つけました。
今回の僕の演題は、
「COMPARISON OF SCANNED (FRAXEL Re:Store) VERSUS RANDOMIZED (MOSAIC) FRACTIONAL LASER RESURFACING 1550NM」
照射方法が、スキャンタイプとランダマイズタイプのフラクショナルレーザー。つまり「フラクセル:リストア」と「モザイク」の比較実験です。
この二つの機器は、1550nmという近赤外線のほぼ同じ波長を使ったフラクショナルレーザー。
しかしながら、治療効果は明らかに違います。
レーザー治療に関わるパラメーターはいくつもありますが、僕のブログに書き続けてきたように、その中でも特に「波長」ばかりが主体で研究が進んできたといえます。
しかし、照射パターンによっても非常に効果が違うのです。
僕のクリニックFでは、同じニキビ肌や毛穴の治療でもその治療時期や場所によって、フラクショナルレーザーの機器を入れ替えて使っています。
気がつけばまわりにわらわらと各国のドクター達が集まってきます。質問をいくつも受け、さらに詳しく話をすると、皆非常に驚かれていました。
ポスターを見にきた先生のひとりに写真を撮ってもらいました。
会場の中の展示会場ブースには、いくつかのレーザー会社の展示が見られました。
しかし、どちらかというと、化粧品や、ヒアルロン酸などの消耗品の商材紹介の会社が多かったですね。