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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:アジア 中国 上海編

■IMCAS CHINA in Shanghai 2012④ 揚子江(長江)の河の色 上海の風力発電 フラクショナルレーザーの最上位機種

おはようございます。

7月31日(火)。夏らしいお天気の今日は、もう月末。早い! 今年もあっという間に夏が終わってしまいそうですね。

今日もクリニックFの診療日です。

昨日は、診療の合間にお客さんが。台湾で5つのクリニックグループ「悠美診所」を経営するドクター朱が、クリニックFを訪れてくれました。

クリニックFで2年前に導入したフラクセル3DUALの認可がいよいよ台湾におりて、今回台湾の一号機をクリニックに購入したのだそうです。

この機種の適応は、にきび跡と肝斑治療なのですが、フラクセル3DUALで使用する1927nmのツリウムファイバーレーザー波長は他の機器ではあまり使用されてきませんでしたので、適応や使用感を知りたかったようです。

フラクショナルレーザー機器を使用するにあたっての波長特性は、このブログでも触れてきましたが、細胞活性化、熱変成、蒸散の3つの熱反応体積比率が選択する波長によって変わります。

白人の皮膚だとまた別の選択があるのですが、個人的にフラクショナルレーザー機器の波長としては、適度に蒸散能力があり、止血もキッチリ出来る1927nmの波長が副作用も少なく、原状ではアジア人の肌に最適だと思っています。

レーザー業界の裏話をすると、実はソルタメディカル社でフラクセルを根本から開発したレーザー技術者である工学博士 ドクターレンは、残念なことにリーマンショックの後、ソルタメディカル社を退社してしまいました。

これらの機器は、会社が保持する特許が多く、再就職した会社で、このレベルの完成度の高いレーザー治療機種を作るには時間がかかります。

機器が非常に高額であるということもあり、日本国内ではこの機種の導入はまだ10院程度だと聞いていますが、新たな機器開発者が見つかるまで、フラクセル3DUALがフラクショナルレーザー機器の最上位機種であることは間違いなく、しばらくは不動の地位を誇ることでしょう。

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さて、ここからは、先週訪れた、IMCAS CHINA 上海の話です。

今回は、羽田便の予約が取れなかったため、東京成田→上海浦東の飛行。

ですが、このルートだと上海でリニアモーターカーが選択できるので、乗り物好きとしてはこれはこれで楽しみです。

早朝の成田。気温は34度。

日本の上空から海を観ると、このように青さが際立っています。

しかしながら、上海市に河口がある揚子江(長江)は大陸の黄砂を多く含みます。

中国の圏内に入るとこのように

黄色っぽく水色が変化。

思えば日本は水利に恵まれていますよね。

 

黄色の水面に、雲の影が見えます。

飛行中、風力発電所が並んでいるのを見つけました。

上海浦東国際空港に到着です。

追い風に乗って2時間半で上海です。

時差も一時間あるので、10時前に飛行機に乗り、現地時間の12時に到着です。

ある意味、大阪出張よりも近いですね(笑)。

中国東方航空機が並んでいます。

空港のデザインはどの空港を見ても同じものがなく、工夫がなされているため、どの空港に降り立っても様々な意味で楽しめますし、デザインを眺めるのも好きです。

大きな施設なので、広角のレンズを使っても写真を撮るのが難しいのですが、いつか世界の空港の写真集を作りたいですね(笑)。

リニアモーターカーの話は次のブログでご紹介します。


■IMCAS CHINA in Shanghai 2012③ 上海から帰国しました Flair Rooftop Bar at The Ritz-Carlton Shanghai Pudong

おはようございます。

7月30日。今日もクリニックFの診療日です。

昨日まで上海で開催されていたIMCAS ASIAに参加し、それに付随した米国パロマ社のクリニカルミーティングで招待講演に呼んでいただき、出張先の上海より昨日戻りました。

上海ではFacebookが繋がらない場所が多く、アップしたはずの記事がなかったり、送ったはずの電子メールが届いていなかったり、ちょっと不思議なこともありましたが、まあ、それも含めて中国の魅力なのでしょう。

上海には今までも定期的に訪れているのですが、ここ数年の変化は特に著しいですね。

こちらはFlair Rooftop Bar at The Ritz-Carlton Shanghai Pudongで、上海のTVタワーの目の前の、58階のオープンカフェより観た景色。

すでに上海は30階建て以上の高層ビルの数がすでに3000軒を超えて世界一だと聞きました。

世界各地を旅する僕ですが、このような景色にはなかなかお目にかかれませんでしたので、感動しましたよ。

このオープンテラスのバーですが、外で席を予約したい場合、一人450元(7500円ぐらい)注文をしてもらわなければ困ると言われてしまいました。

しかも、数年前にはこうした施設には外国人ばかりだったのですが、現地の人も沢山入っていたこと。

思った以上に富裕層も増えてきていますし、レーザー医療も、いよいよ中国市場を意識しなければならない状況にありますね。

学会会場でのことは、またこのブログにアップしてゆきますね。

 


■IMCAS CHINA in Shanghai 2012① 久しぶりの上海は高層ビルの中

成田から上海までは追い風に乗って2時間半のフライト。

上海浦東国際空港からリニアモーターカーに乗り、その後タクシーを使ってホテルに着きました。

こちらは32度。東京よりも少し蒸し暑いかもしれません。

紫外線がまぶしいですね。

例によって、FacebookとTwitterは中国では全くログイン出来ません。

最近Facebookに記事を載せるのが生活の一部になっていたので、なんだか変な気持ちです。

明日はMaxGやスターラックス1540などで知られる米国パロマ社のユーザーズクリニカルミーティングでの講演を頼まれています。

僕に与えられた時間は英語で40分前後の講演と質疑応答。

これから集中して原稿をブラッシュアップしてまとめようと思います。

クリニックFでも多くの臨床経験が集まってきましたので、使用経験と理論を中心に述べようと思います。

上海は久しぶり。見慣れた景色の中に、建設中の高層ビルも見えて、楽しかったですよ。

街を散策する時間があると良いのですが...。


上海新旧

上海という都市ほど、新旧の建築がみられるところはありません。

街の中がまるでモザイクのように、新旧入り混じっているのです。

こちらは上海一のタワーから見た絶景。

そして夜の新天地。歩いている人たちのファッションセンスも良くて、価格も一級ですが、世界最先端の都市ですよね。

方や、ちょっと街を歩くと、こんな工事中の場所があちこちにあります。

街中の綺麗なビルの横に、こんな洗濯物が干してあるような建物が混在するのです。

こちらも新天地に近い大通りの目の前ですから、ちょっとギャップに驚きます。

でも、上海の万博に向けて、これらの景色を見られなくするような方針らしいですので、来年には見られなくなってしまうのかもしれません。

同じような古い建物ですが、この租界地域の夜のライトアップは素敵です。


レーザー教育講義のレジュメ

今年、上海交通大学の第九人民病院で行われたレーザー教育講座のレジュメなのですが、こんなものでした。

写真をクリックして拡大してもらうと僕の名前も見えますが、中国語で書いてあると、2割ぐらいしか理解できませんね。

このレジュメのとおりレーザーは、中国では「激光」と言います。
でも、確か台湾だと「雷射」でした。

でも、どちらも言葉のニュアンスはよくとらえていますよね。


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