数日前のことになりますが、サイノシュア社の新日本社長のBruce ByersがクリニックFに着任の挨拶に来てくれました。
サイノシュア社とは、クリニックFの開業以前から数多くの国際学会講演に招待していただいていましたので、もう長い付き合いです。
2008年にはボストン本社に滞在しましたし、国際学会でも交遊を深めてきました。
クリニックFでは、古くはアファーム、アファームマルチプレックス、エリート、アコレードなどを導入してきました。
最近はホヤコンバイオ社がサイノシュア社に買収されたことにより、メドライトC6とレブライトが。
さらに、パロマ社がサイノシュア社に買収されたことにより、スターラックス1540XD、MAXGなど、クリニックFでも使用頻度が高いレーザー機器が、サイノシュア社の管理下に置かれています。
今年は世界に先駆けて発表された、ピコ秒アレキサンドライトレーザーPicoSureが、年末そして来年が見えてきた今も依然注目を浴びています。
実際には工業用レーザーではピコ秒よりもはるかに短いフェムト秒やアト秒などのレーザー機器を利用して、原子の形を把握したりしていますが、皮膚科形成外科医療の世界ではピコ秒で十分な応用ができます。
上記のブログを書いた2011年には、まだピコ秒発振の医療皮膚レーザー機器は出ていなかったのですよね。
ピコ秒の発振が安定すれば、メラニン色素よりも小さな粒子である「入れ墨」などを完璧に取り去ることができるようになるのです。
ちなみに、今週トルコで開催された、ヨーロッパ皮膚科学会でも最も大きなブースをサイノシュア社とシネロン/キャンデラ社、イタリアDEKA社が占めていましたね。
ブルースは来週クリニックFに日本で初めてインストール予定の「レブライト」を使って、企業としてDr.FUJIMOTOの次期研究発表の協力したいと言ってくれました。
僕としては、レブライトを使ってより正確に治療するために、ぜひショットカウンターを搭載してほしいとお願いしました。
メドライトC6と違ってカラーディスプレイで制御できますので、工学的には機能アップグレードが楽にできるはずなのですよね。