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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

レーザー距離計 ニコンのCOOLSHOT AS レーザー温度計

先週ゴルフに行った際、レーザー距離計を使っていた友人がいて、便利そうだったので僕もちょっと買ってみました。

いろいろ機種を調べて、ニコンのCOOLSHOT ASに決定。

レーザー光による距離計の原理は、対象までを往復したレーザー光線と元のレーザー光線の波のズレ(位相)を測定することによります。

簡単に言うと、光をはじめとした電磁波は1秒に約30万キロ進みます。

すなわち、1メートルを進むのに約3ナノ秒かかるのです。

レーザー光線をスプリッタで2つに分け、片方を対象に当てて戻ってきた光と分離したもう1つの位相を比べるというわけです。

光のパルスとパルスの間の時間を計れば、それがレーザー光線が往復に要した時間で、その差から距離を測定します。

1mの違いを調べるのには3ナノ秒のずれを。

さらに

1cmの距離の違いを調べるには0.03ナノ秒 つまり 30ピコ秒のずれを

測定する必要がありますが、手に乗る測定器でそんなことが出来るなんてすごいですよね。

https://www.amazon.co.jp/Nikon-%E6%90%BA%E5%B8%AF%E5%9E%8B%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E8%A8%88-COOLSHOT-AS-LCSAS/dp/B00B7FP9KS/ref=as_sl_pc_tf_mfw?&linkCode=wey&tag=antiagingdoct-22

同じようにレーザー光を使った測定機器として、レーザー治療に欠かせないものがあります。

こちら、レーザーによる放射温度計。

熱の伝わり方には、「伝導」「対流」「放射」の3つの形態があります。

放射温度計は、そのうちの「放射」を利用したものです。

「放射」とは、その物質が持つ熱エネルギーを電磁波(可視光線や赤外線など)という形態で周囲に放出する現象のことです。

測定物の表面から放出される赤外線放射エネルギーを赤外線センサーを用いて計測し、測定物の表面温度を測定します。

測定物に接触せずに、その物体の表面温度をはかることができるので、クリニックFでは皮膚へのレーザー照射時の皮膚温をリアルタイムに測定し、治療効果に役立てています。

なくてはならない道具の一つですね。


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