クリニックFに日本で一号機のフラクショナルCO2レーザーeCO2(エコツー)が導入されてからまだ間もないのですが、患者さんからすでに結構支持を頂いています。
お問い合わせも最近増えてきました。
10,600ナノメーターという、一般的なフラクショナルレーザーよりも長い波長を使うことによって、フラクセルやモザイク、アファームよりも高い効果が見られるこのレーザー。その分、ダウンタイムが長いので、導入を躊躇していました。
しかし、この種のレーザーの海外の評判を聞くにつれ、クリニックFの患者さんにもぜひ使ってもらいたいと思い、先月思い切って導入したのです。
実際にこの機械を入れてみると、
1.フラクセルに比較して、一回の施術効果は2回から2.5回分ぐらいに相当する。
ニキビ跡や毛穴の改善率が数倍高い。
2.予想していたよりも施術の痛みが少ない。
フラクセルやアファームは、それぞれ1550、1440ナノメートルの波長で皮下を凝固させて治療させますが、CO2の波長だと、皮下組織が蒸散しますので、むしろ痛みの受容器が反応しないのかもしれません。
3.予想していたよりダウンタイムも短い。
フラクショナルCO2は、以前トラブルが多かったCO2リサーフェシングを想起させ、アジア人に対しては治療が適応されないのではないかといわれていたのですが、ドット状に打つ場合、施術後5日あれば社会復帰はできると思います。
実際の施術でも、患者さんの肌質に合わせて、かなり細かく設定ができることがお気に入りです。
この図はeCO2(エコツー)のディスプレーです。
可変して使用できるパラメータはこの図のとおり、6つあります。
1.ドットごとのパルスエネルギー
2.機械のパワー
3.照射面積当たりのスポット数
4.スキャンタイプの形
5.ティップの形状
6.施術モード(静止スタティックモードと動的ダイナミックモード)
クリニックFでは、現在のところ、フラクセルやモザイク、そしてアファームなどのフラクショナルレーザー経験者のみにこの施術を紹介しています。レーザー上級者向けですね。
この機械は、肌を収縮させる能力も比較的高いので、「ニキビ跡」や「毛穴の治療」はもちろんのこと、設定の調節がきちんと出きれば「妊娠線」や、加齢による「目の下のたるみ」に、従来のものよりも効果を発揮するのではないかと思います。
「目の下のたるみ」や「妊娠線」でお悩みの方はぜひ一度ご相談くださいね。