人類の歴史において、ワクチンによって完全に撲滅できた病気は天然痘だけなんですよね。
ポリオは撲滅寸前。
でも罹ったら死に関わる病気ですからね。
半面コロナは自然免疫で大半の人は治癒できます。
重症化する人の遺伝子を調べる、ということに興味を持つ研究チームもいることでしょう。実際どこかでデータをとったり集約したりしているのでしょうか?
重症化を防ぐ遺伝子を持っていない人にだけ、ワクチンを打つといったことも考える価値のあることだと思います。
免疫過多で肺胞でサイトカインストームを起こす。
もしくは
多発性に血栓症を引き起こす。
急速に死に至る原因はこれらが主なものですが、刻々と変わる症状に対してそれぞれ対処療法は全く異なります。これがコロナ治療を難しくしている最も大きな点の一つです。
またもうひとつケースを難しくしてしまうことを挙げておくと
感染初期に解熱剤を自己判断で飲んでしまい本来なら熱で殺せたウイルスを体内で増殖させてしまった場合。これは遺伝子と関係なくダメージを受けてしまいます。最後は体力勝負となってしまいます。
スウェーデン国王が12月に自国のコロナ対策を失敗だったと思うと認めた、そのニュースは僕も先月読みました。北欧4ヵ国の中では現在死者数の桁が一つ違いますから、厳しい立場に置かれていることでしょう。
しかしながら失敗だったかどうかはまだわからない。
検証には数年かかるでしょうが、それでもこの日本においてのみ焦点を絞って話をすれば、やはり政府の政策はそのタイミングにしても方法論にしてもどこかおかしい。もちろんこれを機に、国民皆保険制度、医療現場、保健所における様々な法の改正、そしてあり方の見直しができれば、コロナ禍でも国として得るものがあったことになるのですが。