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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:EM SCULPTエムスカルプト

エムスカルプトの追従機

スティムシュアという機器がエムスカルプトの追従機として日本で話題になっています。

エムスカルプトはHIFEMという磁気を使った技術で筋肉を効率よく鍛えるための機器ですが、おおよそ、画期的なエネルギーデバイスが出た際には、その追従機が各社から出るものです。

中には特許も回避できておらず、悪質な機器も存在しますが、オリジナルの技術の機器と比較すると、しょせんはリバースエンジニアリング機器。

効果は同等とは言えませんね。

昨年デビューした追従機に関していうと、韓国の理学療法機器のREMED社が作り上げたEMS機器で、「SALUS TALENT PRO」という機種があるのですが、エムスカルプトの世界的な爆発的な販売業績をみて、ドイツのZIMMER社がこの韓国企業にOEMした機種が「Z Field Dual」。

こちらは、契約の問題で、ヨーロッパのみ販売されています。

さらに、ZIMMER社から全く同じ機能の機器が、米国市場にクールトーン(アラガン社販売)、アジア市場にスティムシュア(サイノシュア社販売)と名前と販売会社を変えて販売されている状況になります。

実際に両者の施術を受けてみれば、効果の違いは明らかにわかるはずなのですが、こうした機器を専門にされている医師でも、違いがわからない方もいらっしゃるようです。

感性や評価能力の問題なのでしょうか。

データで示すしか方法はなさそうですね。

実際にエネルギー強度を測定すると、表皮でも、皮下4cmのエネルギーの強さでも、エムスカルプトが勝ります。

エムスカルプトが10本の査読を受けた英文論文に掲載されているのに対して、スティムシュアなどの研究論文は0。

追従機は安く作ることが大切なので、研究費をかけませんので、そうした対象には値しないという事ですね。

こうしたコロナ禍の期間も、スロベニアのISKRA MEDICAL社が「テスラフォーマー」、韓国のDAEYANG MEDICAL社が「EMスリム」を。

さらにEMスリムにOEMしたフランスのDeleo社の「クリスタル フィット」 などを発売しましたね。

日本の美容雑誌などでは、こうした海外の開発状況をよく知らずに、新しい機器が出たと記事にしてしまうことがあるので、正しい情報が消費者に伝わらないこともあります。

工学博士でもある僕は、初めに技術を作り上げたオリジナリティや創造性を評価したいですね。

海外の医師やメーカーとの情報網を今後も大切にしたいと思います。


明日は大阪でエムスカルプト、エムセラのミーティング

明日は大阪にて磁気を利用した筋肉トレーニング機器であるHIFEM技術を利用したエムスカルプト、エムセラのミーティングです。

EMSと比較すると実に10億倍(計算方法は幾つかあるのですが)のエネルギーを利用した筋肉増強、痩身、尿失禁などに効果的な機器。

医師を対象とした講演会ですが、一月前には定員の倍以上の申し込みがあり、参加のキャンセル待ち状態。

この機器の注目度が高さが伺えますね。

今年になって、韓国製の追従機のカバーを変えたOEM機器が出始めましたが、パクリ製品、コピー製品には要注意。

この辺りもお話しさせて頂こうと思います。


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