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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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ラスベガス アンチエイジング学会

ラスベガスで開催された、アメリカのアンチエイジング学会に出席してきました。

American Association of Anti-Aging(通称A4M)は毎年12月にラスベガスで行われる抗加齢医学の学会で、加齢に関することは、サプリメントからレーザーまですべてを扱う学会です。

今年はホテルパリスで行われました。

二分の一サイズのパリのエッフェル塔と凱旋門があるホテルです。

オーランドのディズニーワールドは家族のためのエンターテイメントですが、ラスベガスは大人のための街です。

アメリカ人のエンターテイメント能力には、度肝を抜かれます。

会場を歩いていて、特に気になったのは、デトックス(重金属排出のため)のサプリメントです。

ここ数年、体内にニッケルや水銀、カドミウムなどの重金属がたまると健康に悪いので、何らかの方法で排出をしようという考えが生まれてきたのは、興味のある方は良くご存知だと思います。

私も湘南鎌倉の海育ちですので、海水魚を丸ごと食べる機会が多くありました。

海水魚の体内には多くの重金属がたまります。

毛髪検査をしたところ、水銀が上限を超えていました。

ちょっと驚きましたが。

重金属を体内から排出するためには、キレーションセラピーと言うものが有名です。

キレーションセラピーは、生体内にEDTAという物質を点滴で入れて、重金属をカニの鋏のように切り取って排出する方法です。

米国では賛否両論もありますが、知名度が高く、小児の自閉症や、心臓の動脈硬化に良いと言う論文が提出されています。

私は医学博士論文を書いた研究室でよくこのEDTAを使いました。

EDTAを使用すると、溶液中のカルシウムが完全になくなってしまうため、生体内のCaが全くない状態での仮想実験が容易に出来るのです。

その切れ味のよさから、カルシウムが体内、特に骨から必要以上に失われる危険性を否定できず、どうしても導入に踏み切れませんでした。

また、重金属の中で水銀に対する効果はEDTAに見られず、しかも必須ミネラルは排出されてしまうという弱点もこの物質にはあります。

今回の米国アンチエイジング学会では、このHMDという商品が面白いと思いました。

これはEDTAのように点滴で導入するのではなく、食材に数滴たらします。

それを食事として摂取すると、体内で作用が発揮されるのです。

開発者のDr.George J.Georgiouに直接確認しましたが、砒素、アルミニウム、鉛、カドミウム、水銀、そしてウランなどの重金属に対して排毒作用があるのに関わらず、必須ミネラルが体内から減少しないのです。

彼らのグループは過去三年間に1億円以上の研究開発費を投入しており、商品に対し、非常に自信を持っていました。

近日中にクリニックでも、この商品を仕入れることが出来るようにしたいと思っています。

デトックス効果で知られるコクーン(個人岩盤浴器)が展示されていて、JMECのブースに立ち寄りました。

今年日本の企業で展示しているのは、ここだけでした。

ラスベガスからLAへ ネバダ州の砂漠が続いています。


バンコク レーザーピール検討会にて

11月24日 タイの学会で招待講演を受けてくれないかとの依頼を受けました。

僕の専門の1つである、レーザーピーリングの講演をタイのドクターを対象に行ってほしいと言う依頼でした。

二つ返事で承諾し、講演の準備を始めました。

Bangkok

僕は一時間ぐらいプレゼンテーションを使ってヤグレーザーや、レーザーピーリングの歴史や、毛穴縮小や肝斑、にきびの治療などを講演し、その後のデモンストレーションを頼まれました。

講演は好評で、タイ人訛りの英語の中で話しましたが、みなさん喜んで帰ってくれました。

 

 


タイ王国レーザーピール検討会

11月24日 タイの学会で招待講演を受けてくれないかとの依頼を受けました。

僕の専門の1つである、レーザーピーリングの講演をタイのドクターを対象に行ってほしいと言う依頼でした。

二つ返事で承諾し、講演の準備を始めました。

タイには1999年に行ったことがあります。

完全に観光旅行だったので、ジャングルに行って象に乗ったり、ガイドを一人雇って(地方ではまったく英語が通じないのです)戦場にかける橋のモデルになったカンチャナブリにいったり、トムヤンクン、トムヤンガイ(鶏が入ったスープ)といったおいしい料理の名前を覚えています。

タイ人は世界大戦中に日本と並んでアジアで独立を保った国のひとつでもあり、トルコと並んで親日感情が強いアジアの国だったと思い出しまた。

そういえば、トルコ人はなぜ日本のことが好きなのか知っていますか?

1904年に日本がアジアの国として初めて欧米の列強であるロシアを破ったからなのです。歴史はこんなところでも動いているのですね。

2000年でしたか、トルコで大きな地震があったのですが、そのときに日本が相当額の経済的支援をしました。

以前にトルコを旅行したときに、とても親日感情を感じました。

ちなみにトルコに行くと、日本人女性は、カッコいいトルコ人の男達に信じられないぐらいモテます。ぜひお試しあれ。

・・・話が一寸わき道にそれましたね。

ホテルからの風景 会場のマリオットホテル

今回、タイに行きまず驚いたことは、6年前とまったく様変わりした街並みでした。

二日間タイにいたのですが、景色を思い出したのは古いお寺に行ったときだけ。

高層ビルが濫立し、現地語で天上電車なるモノレールみたいな交通設備や地下鉄などができ、当然ホテルではインターネットが使えました。

そういったインフラの整備が充実した事にもまして感心したのが、バンコックに住むかなりの人間が英語をしゃべれると言うことでした。

日本もがんばらないと国際人として、アジアの国々に抜かれると、肝を冷やしました。

講演会はタイ王国でのレーザーディストリビューターであるASTRACO社主催でマリオットホテルで行われました。

僕は一時間ぐらいプレゼンテーションを使ってヤグレーザーや、レーザーピーリングの歴史や、毛穴縮小や肝斑、にきびの治療などを講演し、その後のデモンストレーションを頼まれました。

講演は好評で、タイ人訛りの英語の中で話しましたが、みなさん喜んで帰ってくれました。

懇親会に参加したドクター達

 

夜は会食、翌日はクリニックの表敬訪問に行きました。

招待講演の様に人のお金で海外に行くと、すべてのスケジュールがFIXされてしまうので、大変です。

やっぱり気ままな一人旅が好きですね。

ワットアレン 三島由紀夫の小説・豊饒の海第3巻「暁の寺」のモチーフにもなった壮大な寺院です。

僕は高校生のときに三島にはまり、ほとんどすべての作品を読み漁りましたが、中でも豊饒の海全四巻は三島の最後の大作といえる、本当にすばらしい小説でした。

華族の青年・清顕が若くして死ぬのですが、その後彼が四度、輪廻転生(Reincarnation)する話です。

第三巻はタイの王妃に転生する話でした。

第四巻は三島が割腹自殺してしまったため、未完のままです。

読んだことのない方にはお勧めします。

機内からの雲海

 


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