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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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若い医者のバカ話

「このレーザーはどれくらい痛いんですか?」と患者さんに聞かれて困ることがあります。痛みには正確な「単位」がないのです。そして、痛みの単位=痛みの感じ方は患者さんによって全く違います。

痛みについて説明しようと思うと、”輪ゴムでパチっとはじいたぐらいの痛みです”とか、”確かに痛みはありますが、施術中に痛くてやめちゃった人はいません。”とか言うしかないのです。私は痛みに弱いんですとか言われて、おそるおそる施術をしてみると、全く平然としていたり。

もう10年以上前になりますが、研修医だったときに、痛みに単位がないのはおかしい 作るべきだよなと話したら、「痛みに単位を作るとしたら、鼻毛を抜くときの痛みを基準にして、たとえば“1ハナゲ”という単位を作ってみては?」と言い出した同僚がいて、周りの皆で大笑いした経験があります。確かにそれだと身近で皆わかりやすいのかもしれません。ちなみにそのときに彼が決めた単位は、出産の痛みは30ハナゲ、骨折の痛みは10ハナゲ、お腹の手術後の痛みは5ハナゲぐらいだったような気がします(笑)。医者も若いうちは、しょうもない話をするものですね。

今日外来でフラクセルの説明をする際、患者さんからまた「どれくらい痛いですか?」と聞かれて、その話を何年かぶりに思い出しました。ふと思いついて生まれて初めて僕も鼻毛を抜いてみたのですが・・・これが、痛い! ほんとうに痛い!! なんでこんな痛い思いをして皆抜くんだろうか?

これを基準に考えるとしたら、レーザーの痛みは1ショット、0.1ハナゲぐらいだろう(笑)。

注)なんの画像をつければいいか迷ったのですが、何を出したらよいか分からず。とりあえず目盛を出しておきました。


Cynosure社製 Cynergy Laser

演題は、Cynosure社製 Cynergy Laser を用いたDye585nmとNd:YAG1064nmの連続照射機能(Multiplex)での血管種病変への有用性とその臨床応用というもので、今週岡山で開かれた日本形成外科学会で発表された演題をそのまま東京でもう一度やって貰えたのです。

CYNOSURE

このCynergyというレーザーはダイレーザーとヤグレーザーを0.2秒ぐらいの間隔で連続照射できる特殊な機能を持っていて、赤い血管腫に対し、非常に内出血を少なくして治療することが出来ます。


カードマジック入門

朝から赤坂プリンスで打ち合わせが一件あり、ニューオータニの前を歩いていったのですが、本当に八重桜が咲き乱れていて、感動しました。

昼に一度家に戻って小一時間本棚の整理をして、しばらく必要ないであろう書籍を段ボールに詰めました。

なんでこの本買ったんだっけ? というものもけっこうあるのですが、本はなかなか捨てられないし売れない性分です。

実家に送ってしまおう。こんなに荷物が東京から届いたら、怒るだろうな。

 

「カードマジック入門」という本が出てきて、一緒に詰めようかどうしようか迷いましたが、そのまま置いておくことにしました。マジック好きなんですよね。恥ずかしながら。この本は透明のラッピングがされていてけっこう高い金額がついていたのです。それでつい買ってしまったのですが、難しすぎて読んでも全く技が習得できない。

実家から送られてきた野菜をどかっと乗せたネギ・チャーシューメンとイチゴを食べて、またこれから午後からサイノシュアというレーザー会社主催の勉強会です。スペインのように日本にもシエスタがあるといいんですけどね(笑)。


血管腫病変の学会

午後は八重洲富士屋ホテルで勉強会でした。

演題は、Cynosure社製 Cynergy Laser を用いたDye585nmとNd:YAG1064nmの連続照射機能(Multiplex)での血管種病変への有用性とその臨床応用というもので、今週岡山で開かれた日本形成外科学会で発表された演題をそのまま東京でもう一度やって貰えたのです。

このCynergyというレーザーはダイレーザーとヤグレーザーを0.2秒ぐらいの間隔で連続照射できる特殊な機能を持っていて、赤い血管腫に対し、非常に内出血を少なくして治療することが出来ます。

検討会は、東京女子医大の河野先生などが参加して非常に有意義なものとなりました。


ハーバード出の友人が

今日は、ハーバード大学出身で、ニューヨーク大学医学部を卒業したDr. C. Rokhsar(写真中央)がアジア各国の発表の旅行中にプライベートで日本に立ち寄り、クリニックを訪問してくれました。

彼はフラクセルで、女性特有のシミである肝斑の治療が出来ることを、アメリカのFDA(厚生労働省)で認可をさせたドクターで、まさにフラクセルの権威といえます。現在ニューヨークの62nd St.に自分のクリニックを持ち、今までに500症例以上のフラクセル患者の経験を持っています。昨年のオーランドのALSMS(アメリカレーザー学会)ではフラクセルの演題で3つも講演していたので、記憶にありました。来週の月曜日からシンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、台湾と一日づつ渡り歩いて講演をするそうです。

こういった世界で活躍する先生がわざわざクリニックに寄ってくれるのは、嬉しいことです。


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