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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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クリニックF 開院

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拝啓

新緑の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素はひとかたならぬ御愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。さて私こと

藤本 幸弘は平成19年5月26日、JR営団地下鉄四ツ谷駅より徒歩1分 上智大学の通り向かいに新しくクリニックを開業させて頂くこととなりました。

レーザーに魅了されてここまで来ましたが、新しいクリニックは患者さまの為はもちろん、国内外から訪れるドクターやレーザー医療関係者のアクセスを第一に考え、わかりやすくシンプルで、ある意味レーザーと光治療の初心に立ち戻ったコンセプトが核となっております。

新クリニック立ち上げに伴い、数々の方に助けていただき、こうして無事開業の日を迎えることが出来ることとなりました。皆様には感謝の言葉もありません。本当にありがとうございます。

私はレーザーの専門医として、アンチエイジング領域におけるレーザー医療の可能性をこれからも探っていきたいと思っております。ビバリーヒルズやニューヨーク5番街と同じ機材・施術をリアルタイムで導入し、そこに日本的ホスピタリティと繊細な技術を加えた世界一のそして世界で唯一の「レーザークリニック」を創ることを目標に、一から頑張っていきたいと思っております。ぜひ一度遊びにいらしてください。スタッフ一同お待ちしております。

今後とも今までと変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

20075月吉日

クリニックF院長  医師 医学博士 経営学修士(MBA) 藤本 幸弘

奇麗な花がたくさん届きました。ありがとうございました。


道後温泉

講演が終わって、ほっとしたので、松山道後温泉に行ってきました。

この地は夏目漱石の坊ちゃんで有名でしたよね。一度たずねてみたいところでした。

しかし、今はスタジオジブリのアニメ映画、「千と千尋の神隠し」の神様がつかる温泉の元になったといわれる、この建物が圧倒的に人気です。建物の前で写真を撮る人がたくさんいましたよ。


松山 日本美容外科学会

オーストリアのEADVに参加して、13時間のフライトで関空に帰国、寝る間もなく、すぐに松山に飛びました。

日本美容外科学会のランチョンセミナーの講演を控えていたのです。

僕の前の枠では、青色発光ダイオードの中村教授が話されましたよ。

講演の様子です。

今回はフラクショナルレーザーのアファームについてと、クリニックマネジメントの話をしてきました。


憧れのウィーン

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オーストリアの首都、音楽の都ウィーンは一度訪問したい憧れの土地でした。 シェーンブルン宮殿などのハプスブルグ王朝にまつわる古い建物がある一方で、

 

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EADV(ヨーロッパ皮膚科泌尿器科学会)のような大きな医学学会のできる様な近代的なコンベンションセンターも新旧の街並みがあるのです。

 

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今回は滞在が40時間とほとんど自由時間がなかったにも関わらず、どうしても訪問したかった樂友協会の大ホールに夜中に見学に行ってきました。

 

大ホールといっても別名ゴールデンホールという名前なのですが、このホールの名前に聞き覚えのある人はいませんか?

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そう。ウイーンフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートを開催するあの場所なのです。テレビでご覧になったことがある方もいるかもしれません。年始にヨハンシュトラウス一家の作曲したワルツやポルカなどが演奏され、世界中に中継されるあのコンサート会場なのです。いちクラシックファンとして、思わずうれしくてにやついてしまいましたよ。日本では2002年の小沢征爾の指揮のものが有名だと思いますが、89年91年のカルロスクライバーの演奏も素晴らしかったです。僕は昔DVDを見つけた瞬間に購入してしまいました。

 

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この日は観光客向けの小さな演奏会がありました。モーツアルトを中心に、ウイーンにゆかりのある曲を演奏してくれたのですが、最後の曲はお約束のラデッキー行進曲。もちろんニューイヤーコンサートをまねて、皆で手拍子しました。明日は早朝に空港に行き、日本に帰らなければなりません。


ウィーンでのEADV ヨーロッパ皮膚科学会

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ウィーンで行われた、ヨーロッパ皮膚科学会に参加してきました。花の都ウイーンは、クラシック好きな僕にとっては夢のような場所で、一度訪問したい街の一つでした。今回は滞在時間が40時間台という、超ハードな移動でしたが、クリニックの開業前に、今年度のレーザーのトレンドをつかむことができたように思います。

 

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皮膚科学会のレーザー部門では、いくつも面白いレーザーが発表されていました。やはり山となるのはフラクショナルレーザー部門です。フラクショナルなレーザーは、ミニマムアブレイティブな施術と言われて、日本にはまだあまりなじみがないようですが、実際に効果を出すためには一日二日間、肌が赤くなる程度エネルギーを入れるほうが当然効果的となります。この市場は今後より広がると思います。個人的にはとても楽しみにしています。

 

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まずはフラクショナルレーザーの雄であるフラクセルⅡ。これはついにローラーを使用した青い染料をぬらなくてもよいタイプをデビューさせました。写真を見ると、ローラーがついているのがわかります。フラクセルⅡとなって、照射部位や、照射したい深さに合わせて、より細かい設定ができるようになっていたため、機種の能力としては素晴らしいものでした。ネックとなっていた青い染料がなくなることで、使用感もよくなります。

 

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対するアファームを擁する米国Cynosure社は、いよいよアファーム・マルチプレックスという機器をデビューさせました。

Cynosure社は全く違う波長のレーザーをマイクロ秒単位でほとんど同時に発射するマルチプレックスという技術を持っています。

アファームマルチプレックスは、今までの1440nmのアファームの波長に加えて、1320nmの赤外線をほとんどタイムラグ無しに照射する方法なのです。1320nmの波長はリフティング効果があるため、アファームマルチプレックスでは、肌のテクスチャーの入れ替えと、たるみをとるという二つのことが短時間にできるということなのです。

 

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この機種はクリニックFにも導入することが決定しており、現在輸入待ちですが、いわゆるたるみをとるタイタンというCUTERAの機械に、フラクセルⅠがついたような感じでしょうか?期待度の高い機械です。

フラクショナルで驚いたのはオーロラで有名なシネロン社がフラクショナルなポラリスをリリースしたというもの。ポラリスの光をフラクショナル(とはいっても6分割ですが)で打ち出すことで、深くまで浸透させるというものです。使ってみないとわからないのですが、効果はどうなんでしょうか???

どの社もフラクショナル一色でいるところを一社だけ、フルリサーフェシング(肌を入れ替える)機械を発表している会社がありました。CUTERA社です。

 

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この機械は3月に行われたアメリカ皮膚科学会(AAD)で発表されていたのですが、YSGG(イットリウムースカンディウムーガリウムーガーネット)という2.79マイクロメータの、肌に照射するレーザーとしては新しい波長を使用した、PEARLという機器なのです。

この機器は水に吸収されるタイプの蒸散系のレーザーの一つですが、薄くしか削れない、エルビウムヤグ(サイトンというレーザーが有名です)レーザーと深く削れるが、創面が炭化してしまう炭酸ガスレーザーのちょうど中間ぐらいの性質を持ちます。

おそらく白人種の肌の凸凹、毛穴や、色素沈着の改善にはジャストミートする機種だと思います。日本人だとどうでしょうか?使いこなすことができれば、ほぼすべての疾患に対して利用できるので、素晴らしい効果が望めますが、色素沈着などの問題を起こさないように、使用には注意が必要だと思います。実際に使用するのが楽しみです。


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