タクシーを駐車場に停めてもらい、運転手さんと一緒に“嘆きの壁”に向かいます。
ここは、古代ヘブライ王国のエルサレム神殿のうち、現在まで残されたヘロデ神殿を囲む西側の壁の一部なのです。
こちらの人は
「Western Wall(西側の壁)」
と呼んでいました。
西暦70年にローマ帝国によって破壊されたこの神殿は、ユダヤ教徒にとっての聖地でした。
1967年の第三次中東戦争でこの神殿の跡地である旧市街地を占領するまでの1900年間。ユダヤ教徒はこの「嘆きの壁」に来て、自由に祈りをささげることができなかったのです。
厳重なセキュリティーを越えて中に入ります。
そしてここが「嘆きの壁」=「Western Wall」
向かって右側が女性用、左側が男性用と分かれています。
壁に到る門には、聖地に入るための紙の帽子が用意されています。
壁は見上げるように高いものです。多くのユダヤ教徒たちが祈りをささげる中、写真を撮っている観光客も沢山いました。
こういった聖地に入ると、厳かな気持になります。
こちらは城壁に建物の中にある壁です。多くのユダヤ教の書物を置いた書庫があり、さらに多くのユダヤ教徒たちが祈りを捧げていました。