到着して早々に、シネロン社クリニカル教育部門のHela Goren博士に、リファームSTのハンズオントレーニングを受けることになりました。
イスラエル人は博士号を持っている人が多いと書きましたが、それを裏付けるようにシネロン社でもらった名刺の半分には何らかの博士号(PhD)の学位が表記してありました。
会社のスタッフを一人呼んで、顔に白いペンを用いてどの部位に照射すればよいのか、細かいコンパートメントに分けて説明してくれました。
彼女はシネロンの機械を、いかに効率よく効かせるのか、常に研究していて、ディスカッションはとてもためになりましたよ。
オーロラ、ポラリスから始まったシネロン社の機器はこうして進化し続けているのですね。
こういったより新しい施術の方法を知っているかどうかで、同じ機器でも全く違う効果が出せるといえます。
また、こんな時代ですから、患者さんもクリニックを選ぶ時、同じ機械があるからと言って、同じ施術ができると思わない方が良いとおもいますよ。
技術のあるクリニックを自分の目で選んでいただきたいと思います。
そしてポラリスの進化版ともいえる、マトリックスIR。
こちらのトレーニングも行いました。
シネロン社は、ギャラクシー(フォトリファーム)という、「シミ」と「たるみ」を一度に治療する方法を提案してきました。
この治療法は治療前後の見た目の変化が素晴らしく、インパクトが高いため、クリニックFでも最も人気のある施術の一つです。
今年の後半から、この治療法に「しわ」の治療を加えて、トリニティという、治療法を提案しているのですが、ここでキーになるのがこの新発売されたマトリックスIRであるというわけです。
このトレーニングも受けてきました。
約一時間のトレーニングの後、Hela博士に、シネロン社研究開発部門長のBoris Vaynbergや、クリニカルスペシャリストのYehudit Kraizerその他、営業部門のスタッフも加わって、ラウンドテーブルミーティングに参加させていただきました。
シネロンはこれまでも多くの魅力的な機器を販売してきましたし、現行の最上級機種であるeMaxにはオーロラ、オーロラプロ、ポラリス、マトリックスIRなどに加えて、脱毛や、ニキビ、血管赤ら顔などに対応する、9種類のプローブが装着できるようになっています。
僕も、この会議において、もう少し波長にこだわりを持って、より日本人の肌に合ったプローブを作ってもらえるように、いくつか提案をしてきました。
最後に本社を訪れた記念にと言って、大きな包みをいただいたので、その場で開けてみると、イスラエルの料理の本でした。
綺麗な、まるで写真集みたいな本でしたよ。
いろいろとお世話になり、シネロン本社の方々にはお礼申し上げます。