2008年最後の期待の新星。
フラクショナルCO2レーザーがとうとうクリニックFに納品されました。
ルートロニック社のeCO2(エコツー)プレミアムが日本初上陸です。
アメリカでは、フラクセルやアファームMPXなどのフラクショナルレーザーよりも、より強力で、効果の高いCO2を使用したフラクショナル治療が一般的になりつつありました。
CO2の波長を使用すると、肌を蒸散する能力が高く、ニキビ跡や毛穴を治療する効果が高くなるのですが、反対にダウンタイムと呼ばれる、日常生活に復帰できる時間が長くなってしまいます。
こうしたアグレッシブなレーザーは、欧米人や、韓国人など、結果にこだわる人種には受け入れられると思うのですが、あまり日本人向きではないのかなと、導入には慎重になっていました。
しかしながら実際に使ってみると、パワー設定を調節することでこれらのトラブルは回避できそう。それでも数日のダウンタイムがあるので、フラクショナルレーザーの未体験者にはお勧めできませんが、
「フラクセル2」や「アファームMPX」や「モザイク」で改善できなかった、深いニキビ跡や毛穴に悩んでいた人には、その後の選択肢の一つになりそうです。
技術は進歩するものですね。
フラクショナルCO2レーザーは、米国では一回5000ドル(約50万円)もする高額な施術ですが、数回でフルリサーフェシング(肌の総入れ替え)が可能で、患者さんはこの機器を導入しているクリニックをわざわざ探して遠くから訪ねて来るそうです。
今日はルートロニック本社のある韓国から、テクニカルトレーナーが、新しいパラメーターと使用法を教えに来てくれました。
これから私たち日本人の肌に最適なパラメータを決定する予定ですので、実際の患者さんへの施術は年明けからになります。
乞ご期待。