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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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モナコ公国の衛兵交代

さて、グランカジノの見学の後、タクシーは大公宮殿に向かいました。

この宮殿は、内部見学が4月から11月までしかできないため、前回3月に訪れたときには見ることが叶わなかったのです。

写真を撮るのは禁止されていたので中をお見せできないのは残念ですが、モナコの宮殿内の見学は面白かったですよ。

そして、毎日11時55分に行われる衛兵交替式を見学することができました。

こちらも前の滞在のときには見ることができなかったのです。

沢山の人が集まっています。

さて、お待ちかねの衛兵達が出てきました。

皆興奮しています(笑)。

交替式は、厳かに行われていました。


大公宮殿からは非常にきれいにモナコの港が見えました。


再びモナコへ

今回ニースで行われた5大陸レーザー学会は、2日間約48時間の参加でしたが、演題の予定上、初日に午後そして二日目に午前中のフリーな時間がありました。

そこで、8人の乗り合いタクシーで英語ツアーに参加することにしたのです。

初日はアンティーブとカンヌ、そして、サン・ポールの街を回るニース西回りのツアーに参加し、2日目にはエズとモナコ、そしてニースの一部を回る東回りのそれぞれ半日ツアーに参加することに。

どちらも参加費が40ユーロですから、日本円に換算すると6,000円ぐらいでしょうか。移動効率を考えたら非常にお得ですよね。

さて、どうしても行ってみたかったコートダジュールを代表する鷹の巣村のエズ。このツアーにはモナコ公国ツアーがセットになっています。

エズの後、モナコ公国に移動することになりました。

グラン・カジノが見えてきましたよ。

今年4月のモナコ・アンチエイジング学会の招待講演からわずかに半年で、まさかこの地に戻ってくるとは思いませんでした。

今回は訪れるつもりはなかったのですが、今年は何か縁があるのでしょうか…。

グランカジノの前には、前回のときにはなかった鷲の彫刻がありました。

グランカジノの前で、写真を一枚撮りました。後ろにはオテル・ド・パリが見えます。

オテル・ド・パリの中は、半年前に訪れた時とは違った、薄紫色の花が飾ってありました。

以前のときにはピンクの花があり、それに合わせた絨毯が敷いてあったのが記憶に残っていたのですが、相変わらず、すばらしい装飾ですね。

いつか泊まってみたいホテルの一つです。

グラン・カジノは午後から開くので、カジノの前に高級車は見られませんでしたが、

街にはフェラーリがあふれていましたよ。

ところどころに停まっていました。

・・・僕のブログは、飛行機と車の写真ばかりですね・・・。すみません。


海と山の間に浮かぶエズの村とニーチェ

さて、ニースからモナコに抜ける道の途中に、「エズ」という小さな村があります。

鉄道のエズ駅から海沿いに、海抜420mのこのエズの村に向かう山道は、19世紀のドイツの哲学者 フリードリッヒ・ニーチェが

「ツァラトゥストラはかく語りき」

の構想を練った場所である、といわれています。

ニーチェはクラシックの音楽家たちと交流があり、特に31歳年長であったワーグナーとの親交が深く、現在でもワグナーオペラ祭典が行われる、バイロイト祝祭劇場の建設計画について、熱く語り合ったのだそうです。

ロシア出張記にも書きましたが、1876年についに落成したバイロイト祝祭劇場で、「ニーベルングの指輪」が初演されたのは、あまりに有名ですよね。

僕にとってはいつの日か“巡礼”したいと思っている聖地のようなものです(笑)。

エズの村は、敵からの攻撃を防ぐために、山の下からは影も形も見えないように造られた中世の村です。

街並みも、ひしめき合った建物の中に迷路のような石畳がある、といった雰囲気。

中にはアトリエや、手芸品のショップなどもあります。

村の中腹に教会がありますので、そこを目指します。

ここに連れて行ってくれたタクシードライバーさんによると、このエズの村には、二つの超高級ホテルがあるのだそうです。

ひとつは「シャトー・エザ」

もうひとつは「シャトー・ド・ラ・シェーヴル・ドール」

この村にある二つのシャトーホテルを目指して、ヨーロッパ中の上流階級の人たちが集まるのだそうです。

きつい山道を登っていると、ちょうどホテルの門が開き中から車が出てきました。

見れば、さすがの高級車! メルセデスベンツSLRマクラーレンロードスターです。

僕は実際に街を走っているマクラーレンを初めて見ました。

上から駐車場を見ると、アストンマーチンやらロールスロイスやら、中央にあるメルセデスのSクラスが控え目に見えるような車が停まっています。

おそらく長期滞在しているのだと思いますが、いつかこんなホテルに泊まってみたいですね。

ようやくたどり着いた、エズの教会内部です。

さらにその教会の上に古い城跡に造られたエズ庭園があります。

ここからの景色は見事でしたよ。

エズの村の横にはフランスの香水メーカー「フラゴナール」の工場があります。

工場の見学もできるようです。

ブティックでは、店員さんが熱のこもった説明を、フランス訛りの英語でしてくれました。

もっと長く滞在したかったなあ。

 

 


中世の街 サン・ポール

コートダジュールに数多く存在する中世の村の中でも、特に美しいといわれるのが、サン・ポール。

モディリアーニ、ボナールなどの芸術家がアトリエを構えた村として知られています。

村は城壁に囲まれています。写真でわかるでしょうか?

坂を上って行き、

さらにこの城壁の門をくぐると・・・

そこは中世の街。

別世界です。

いたるところで写真を撮っている人たちがいます。

どんな小さな街角でも、ほんとに絵になるんですよ。

石畳の造りひとつをとっても非常に凝っていて、素晴らしい。

村を歩くと、芸術家のアトリエやギャラリーが多くひしめいているのがよくわかります。

細い小さな道を歩いてゆくと、約10分ぐらいでもう村を突き抜けてしまいます。

そして、その先にある丘からは、こんな絵画のようなの景色が見られるのです。

犬も幸せそう。

帰りは、城壁沿いに村の周りをまわって帰りました。

鐘楼が。

村には噴水や、彫刻などがところどころにあります。

多くの芸術家に愛されたのも、納得の場所でした。

 

 


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