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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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レーザーフローレンス2009のチェアマン

講演会場の外には、今回の学会のチェアマン2人がいました。

イスラエルから来たAbraham M Baruchin教授とイタリアは地元フィレンツェのMariano Postiglione医師です。

僕にとってレーザーフローレンスの学会参加は初めて。自己紹介と、自分の専門分野について話をしました。

自分はアジアンスキンを対象に東京で開業しており、フラクセルやエコツー、アファームマルチプレックス、e-matrixなどのフラクショナルレーザー機器を多数所有し、毛穴やニキビ跡の治療を特に得意としていると話したところ、日本から来た若い医師に対して、非常に興味を持って向き合ってくれました。

思わぬ場所で話も弾みましたよ。

ヨーロッパのレーザー医療は一見進んでいるように見えますが、欧州の先生方の治療に対する姿勢はもともとコンサバティブな傾向があり、ここ10年ぐらいに開発発売されたレーザー機器に対する評価はほとんどされていないのが現状のようです。

しかしながら、患者さんの需要は日々高まる一方のようで、潜在マーケットはかなりある様子。開拓が遅れている分、やり方によってビジネスチャンスは大きい、と感じましたよ。


イタリアにおけるレーザー治療に対する認識

学会会場になったVilla Vivianiという建物は、山の上に立つ保養所のような雰囲気の建物です。

こんな場所でどんな学会が開かれるのだろうと思いましたが、レジストレーションを済ませて、とりあえず自分の演題と時間を確認します。

スピーカーのリボンがついた自分の名札と、自分の名前の入った冊子をもらい、まずは安心して会場に入ります。

この学会では、講演する部屋は二つあり、並列して発表が行われているようです。

まずは僕が次の枠で発表する予定になっている部屋に入ってみました。

会場内は、こんな感じです。50人前後の、いかにも研究者といった雰囲気の医師達が口演を聞いています。

少し講演を聞いていたのですが、最新のレーザー機器を扱うアメリカやヨーロッパのレーザー学会とは少々趣が異なるようです。

演題に使われているレーザー機器もずいぶん古く、しかも症例写真に、フィルム写真にあった時のように(19)98年とかのオレンジ色の印字が入り込んでいる古い症例を出した先生もいました。

1998年と言えば10年以上前。10年前の症例写真が、進歩が著しいレーザー医学会で出てくることはまずあり得ません。

しかもこの枠でフラクショナルレーザー機器について発表していたアメリカの先生は、

本当にこんな機器は安全なのか?

とか

治療は有効なのか?

などといった、これまたまるで10年くらい過去にタイムスリップしてしまったかのような質問を受けています。

レーザー医療と言っても、専門はそれぞれ違います。

ニキビ跡や毛穴を治療するリサーフェシングレーザーを専門としている医師が少なかったという事なのでしょう。

今回僕は、口演での発表だったのですが、学会事務局から割り振られた時間は15分。

学会発表としては異例の長さです。

これは用意してきた口演の内容を少し変えなければならないな・・・

部屋を出て、さっそく作業に入りました。

僕の口演の時間まであと一時間余り。

僕は時間が迫ると集中力が増すのです。

今回の発表は、招待講演、学会発表を合わせると英語での僕の47回目の講演になります。多少のアドリブを効かせる自信もあります。

発表の時間までしっかり準備して、緊張のまま、順番を待ちました。

 


レーザーフローレンス2009 会場へ

さて、今回の学会会場はフィレンツェの街から少し離れたところにあります。

学会のレターに記載があったとおり、フィレンツェSMN駅から10番の路線バスに乗ろうとしますが、その番号のバス乗り場がどうしても見当たりません。

かといってもインフォメーションセンターやバスの制服を着た人がいるわけでもないので、人に聞くことができません。

万事休すで、しょうがないので切符売場の長い行列に並び、15分後にやっと順番が回ってきたので受付の人に聞いてみると

「今は、10番バスはこの駅からは出ていないので、歩いてサンマルコ広場まで行け」

というではないですか!!

なんとアバウトなイタリア人。

とりあえず700mぐらいの道のりを歩いてサンマルコ広場に移動しました。

なんとかバスに乗ったのですが、もちろん日本のように車内アナウンスなどありません。

バスは、だんだん山奥に入ってゆき、すこし不安になってきました。

英語で話をしても誰も通じないので、ジェスチャーです。

建物の名前が書かれた資料を指さして、ここわかる?

と聞いてみます。

「任せとけ」

というジェスチャーをしてくれた男の人がいたので安心したのですが、その人は、何と数個手前の停留所で降りてしまい、

「この先だから安心しろ」

というように指をさしてジェスチャーします。

良い意味でのいい加減さも、日本人は学ばなければならないのかも知れないなと、思うようにしました。

注意深く道路の景色を見ていると、念のため打ち出しておいたグーグルの航空写真に似た特徴あるカーブがあって、その先の停留所で降りてみることに。

そこからは、勘を頼りに細い坂道を上がります。

途中の景色は、ミケランジェロ広場からみたものとはちがうフィレンツェの景色があります。

こちらも本当に素敵です。

坂道を上がったところで、ようやく学会会場を見つけましたよ。

こんな建物でした。数名の、いかにも学会に参加していそうな名札を付けていた人たちがいましたので、多分間違いないだろうと。

正面の扉を開き、中に入るとようやくこの看板を見つける事ができました。

 


Abraham M Baruchin教授とMariano Postiglione医師と

講演会場の外には、今回の学会のチェアマン2人がいました。

イスラエルから来たAbraham M Baruchin教授とイタリアは地元フィレンツェのMariano Postiglione医師です。

僕にとってレーザーフローレンスの学会参加は初めて。自己紹介と、自分の専門分野について話をしました。

自分はアジアンスキンを対象に東京で開業しており、フラクセルやエコツー、アファームマルチプレックス、e-matrixなどのフラクショナルレーザー機器を多数所有し、毛穴やニキビ跡の治療を特に得意としていると話したところ、日本から来た若い医師に対して、非常に興味を持って向き合ってくれました。

思わぬ場所で話も弾みましたよ。

ヨーロッパのレーザー医療は一見進んでいるように見えますが、欧州の先生方の治療に対する姿勢はもともとコンサバティブな傾向があり、ここ10年ぐらいに開発発売されたレーザー機器に対する評価はほとんどされていないのが現状のようです。

しかしながら、患者さんの需要は日々高まる一方のようで、潜在マーケットはかなりある様子。開拓が遅れている分、やり方によってビジネスチャンスは大きい、と感じましたよ。


フィレンツェのお土産やさん

雨の中でしたが、お土産屋さんは活況でしたよ。

面白いと思ったのは仮面舞踏会用のマスク専門店があったりしました。

ご当地もののTシャツもたくさん売られていましたよ。

アイ・ラブ・フィレンツェ

僕もそうです(笑)。

光のプリズムのTシャツもありました。

光医学が専門という職業柄かどうかわかりませんが、僕はすぐ虹色には反応しちゃうんですが、いったい誰が着るんでしょうか???

 


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