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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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2010年上半期のレーザー関連ニュース総括1

2010年も早いもので、半分終わってしまいましたね。

2010年の上半期は、パリに始まり、マイアミ、台北、ジャカルタ、フェニックス、ロンドン、クロアチア、シンガポール、香港・・・と、計8ヵ国9都市の国際学会を巡る出張をしたことになります。そして、英語での招待講演および学会発表を12回行いました。

下半期もまた同じようなペースで出張に出ることになってしまうと思いますので、2010年の上半期に話題となったレーザー治療機器について、ここで一度まとめておきたいと思います。

まず、ひとつめのトピックとして、今年アメリカ系レーザー企業の日本における現地法人が2社設立されたことが挙げられます。

日本の法人が出来ると、情報の伝達や機器の調整など、格段に利便性が高まりますので、僕のようなレーザー治療を専門とする医師にとってはとても喜ばしいことなのです。

一つはサイトン社の日本法人の設立。以前のブログでもお知らせしましたよね。

そして、もう一つはパロマ社の日本法人の設立です。

パロマ社はStarLux(スターラックス)という、マルチアプリケーターをつけることのできる機器を販売しています。既にレーザー界では老舗の一つ。

また、脂肪を溶かすレーザーSlimLipo(スリムリポ)を開発している話は以前の僕のブログでご報告しましたよね。

レーザー治療における肌のクーリング機能で、とても意義のある特許を持っていますので、そのパテント使用料だけでも、浮沈の激しいレーザー業界で生き残ってゆける企業の一つと言われています。

パロマ社の作るIPL(光治療)にはデュアル・フィルターを使用して肌に余計な負担をかけない工夫がされており、特に血管、ヘモグロビン系の赤みに対する治療には高い評価を受けている機器を扱っています。

先日も、新社長の小口社長にクリニックFを訪問していただけました。小口社長はもともとレーザー技術者なので、工学系の話が出来るのは嬉しいですね。

一方、治療機器についてですが、今年の上半期には、残念ながらまったく新しい概念を持った機器は発売されませんでした。

色素に対するレーザー/光治療機器や、脂肪溶解に対するレーザー治療機器は、技術の進歩に一段落した感があります。

ただ、機器の新しいリリースはなかったものの、確実に進歩している分野もあります。

そちらについては、次のブログで御紹介しましょう。


媽閣廟と澳門タワー

さて、僕が最終目的地に選んだのは媽閣廟(マーコッミウ)でした。

マカオの名前の由来にもなった、澳門最古の中国寺院は明朝(14世紀)に建設されたと言われています。

多くの参拝客が集まっていましたよ。

ここは船員や漁師の守り神を祀ってあります。

この寺は山の斜面に立っていますが、登ってゆくと木々の中から澳門タワーが見えました。

澳門にある世界文化遺産の数は30です。

わずか1時間ちょっとの間に、その半分を訪れたことになります。

ちょっと急ぎ足すぎましたので、また日を改めてゆっくりと訪れてみたいですね。

ふと時計を見ると、帰りのフェリーの時間まであと20分ぐらいしかありません。澳門タワーを下から観察してみたくて、タクシーを使って、真下を通ってもらいました。

シンプルな造りで綺麗なタワーでしたよ。

タワーの上を命綱をつけて歩いたり、バンジージャンプをするツアーがあるそうです。

数多くできたカジノのビル。それぞれ特徴があって面白いですね。

さて、わずか1時間半余りの澳門滞在でしたが、会食のため、香港サイドに戻ります。


澳門(マカオ) 6つの世界遺産

セナド広場から歩みを進めると、聖オーガスチン広場に出ます。この場所も世界遺産の1つです。

こちらは聖オーガスチン教会です。こちらも世界遺産。

祭壇の中には十字架を担いだキリストが祭られています。

目の前にあるのが同じく世界遺産に指定されている、ドン・ペドロ5世劇場です。

澳門は小さな街で、しかも道路は迷路状です が、要所要所に看板が立っていて、迷わずに次の目的地を目指すことができました。

雑居の街並みはこんな感じ。

このような街の中に突然西洋風の建物が現れるのでとても不思議な感じがしましたよ。

次に訪れた世界遺産は、この聖ヨセフ教会

この場所にはフランシスコザビエルの腕の骨の一部が聖骨として納められているらしいのですが、時間の関係で断念し、先を急ぐことにしました。

そして1560年代という、澳門でも最も初期に建築され、海の神様であるローレンスを祀っている聖ローレンス教会。

裏手から回ります。

内部はこのように淡いグリーンの天井と淡い黄色の壁。

さらに聖ローレンス教会から南に向かうと法務局大楼が見えてきます。

この6つの世界遺産は、澳門半島南部のわずか徒歩10分余りのところに集中しているのです。

澳門の夏至の時期には太陽が真上にあるのです。暑くて大変でしたが、頑張って歩きましたよ。

さて、最終目的地 マカオの名前の由来にもなった媽閣廟を目指してあと少しです。


マカオ セナド広場にて

ポルトガルの雰囲気漂う澳門で、僕が最も気に入ったのはこのセナド広場でした。

ここは異国情緒たっぷり。広場を囲む建物は、旧澳門市政庁や郵便局や観光局なのだそうで、ヨーロッパの建築形式が楽しめますよね。

この右手にある白い建物が仁慈堂。これも世界遺産に登録されています。

広場の真ん中には噴水があります。

噴水の中央にあるのは、大航海時代のポルトガルの象徴ともいえる地球儀ですね。

そして、こんな石畳。

なんだか、わくわくしますよね。


澳門(マカオ)世界遺産を歩く

さて、またマカオのお話です。

聖ポール天主堂跡から徒歩10分ぐらい。

こんな道を歩いてゆくと、「蘆家屋敷」と呼ばれる19世紀後半の豪商の邸宅を見学できます。

こちらも世界遺産に指定されているのです。

装飾や彫刻が見事でしたよ。

さらにそこから数分歩くとカテドラルが見えてきます。

こちらも世界遺産です。

この建物。

最初にこの地に建てられた木造の建築物は、なんと1576年なのだそうです。

日本にポルトガル経由で鉄砲が伝来したのが1543年。その後織田信長によって戦略的に使用され、1600年の関ヶ原の合戦につながり、江戸幕府が開かれるのですが、ポルトガルのアジアへの進出は、時代の流れを感じますね。

ポルトガルは当時、文字通り「世界帝国」だったのでしょう。

そしてここがカテドラルに面したカテドラル広場

こちらも世界遺産に登録されているのです。

この先、細い道を通りながら、セナド広場に向かいます。


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