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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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ハワイの運転免許を取得する

今回のハワイ。プライベートの時間をとったひとつの目的は、運転免許の取得でした。

ハワイ州の運転免許を取得すると、ハワイに住む人々(ロコ)の現地割引料金(カマアイナレート)で、ハワイを楽しめるのです。

ちなみにゴルフは約1/3の価格。

ハマナウベイなどのハワイ州立の観光施設は基本的に無料。

ホテルも安く泊まれます。

通常アメリカでは、社会保障番号(ソーシャルセキュリティナンバー)がないと免許が取れないのですが、ハワイ州だけは、ハワイに住所のない日本人も現状では免許を取得できるシステムになっています。ただ、法改正がいつ行われるかわからないそうです。

年間300人程度の日本人が免許を取得しているようですよ。

こうした日本人免許取得サポートを請け負う会社がハワイに8社あるそうなのですが、僕が紹介され、お願いした方は、このサービスを約10年前に、ハワイで最初に始めた方でした。

初日の朝早くに、ソーシャルセキュリティ番号がないことを証明する書類を連邦局にもらいに行きます。

これが書類です。ハワイで仕事をしていないことを証明するものです。

その足で免許センターに向かい、学科試験です。

免許の取得をお願いすると、運転免許の学科問題集がメールで送られてきます。

英語の問題が約170問。これを行きの飛行機で読んでいきました。

実際の学科試験は30問のマークシート。英語での表記しかないので完成するまで何時間でも考えていいと言われました。過去、2時間以上時間をかけた方もいらっしゃったようです。僕もけっこう時間がかかるのかな・・・と覚悟していきましたが、あっさり10分で終了してしまいました。ちょっと自分でも拍子抜けしましたよ。その場で採点してもらったところ、満点でした。

ちなみに30問中29問は問題集で見た問題そのもので、残りの1問はチャイルドシートの問題でした。予習復習をするまじめな日本人で、英語がある程度わかればきっと皆満点ですね。

この日はこれで仮免許証が発行され終了です。

翌日は朝5時半から実地の試験の練習。実地の試験はハワイでの交通教則に沿っての運転を、教官を乗せて10分程度行いますが、その同じコースを約2時間ぐらいでしょうか。練習させていただきました。

実地試験の合格率は9割程度だそうです。でも、横断歩道に歩行者がいるときに交差点に進入したり、中央線を踏むなど、一発試験停止のトラップがいくつかあり、練習していかないと落ちる可能性もありますね。

なんだかんだで緊張はするので、無事に合格したときは嬉しかったですよ。

その日の午前中の内に免許を取得できました。プライバシーで画像をすこし曖昧にしていますが、下が仮免許証、上が本免許です。

虹のマークがハワイらしくていいですね。

有効期限は8年有効だそうですよ。免許を取られる方はお早めに。


ハナウマベイ

久しぶりにハワイに来たので、ハナウマベイへ。

ここは昔の火山の噴火口、つまりカルデラに海が入り込んだ湾です。

僕は1989年にPADIのダイビング免許を取ったのですが、最近は潜りに行く時間もありません・・・(悲しい)。

そこで、今回はシュノーケルをしてみました。去年のバミューダ諸島で行われたコントロバーシーズ以来、約一年ぶり。約一時間ぐらいでしたが、魚が本当に綺麗でしたよ。

ハナウマベイは、塩水がとても純粋でリラックスできる感覚があり、好きなんですよね。

ミネラルがとても豊富に含まれているのだと思います。

ところで、よく女性誌等でも出てくる「ミネラル」ってきちんと理解されていますか?

ミネラルとは5大栄養素に含まれる、体内で多くの酵素に影響を与える“微量金属成分”です。日本においては厚生労働省によって 12 成分(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・ヨウ素・リン)が示されており、食品の栄養表示基準となっています。

クリニックFに勤務しているスタッフが、陰陽五行説の話をよくするのですが、五行の「相生」という考え方はミネラルを考えるときしっくり来ますね。「金生水」。金と水はお互いに欠かせない間柄で、相性が良いのです。

スパ等に行く時間はありませんでしたが、こうして純度の高い海水に身体を浸していると、「タラソテラピー」効果で、心身がほぐれていくのがわかります。

タラソセラピーは海という意味を持つギリシャ語のthalassa(タラサ)に由来しています。

フランスでは処方箋があれば、保険診療の一部に適応され、モナコの世界アンチエイジング学会に参加した時にも、タラソセラピーを行っているスパが沢山ありました。またタラソセラピーについては別の機会に触れようと思いますが、日本も海洋王国のはずですから、温泉療法と組み合わせてこうした試みを国で検討してもいいはずですよね。

皆、思い思いにバカンスを楽しんでいました。


ハワイのレーザークリニック

さて、ハワイ・オアフ島滞在記に戻ります。

今回ハワイに来た理由の1つは、ハワイのレーザークリニックを見学することでした。

実はある企業からハワイにレーザークリニックを開く価値があるかどうか、リサーチしてもらえないかと依頼を受けたのです。

数年前の景気の良い時は、ワイキキにも多く存在したレーザー皮膚科クリニックですが、ここ数年は不景気で、多くが廃業してしまったのだそうです。

そうなると、定期的にレーザー施術を行っていた患者さんが施術をする先がなくなってしまっている現状がある。はたして、ここに商機があるのかどうか???

当初はBessinger Dermatologyというホノルルのクリニックを訪問する予定だったのですが、時間が合わず断念。

ワイキキより、高速道路で約一時間のカポレイにあるDr.Nancy Chenのクリニックに向かいます。

高速道路は片側6車線もある道路もあります。

今回もネバーロストというアメリカ用のナビを使って向かいます。

クリニックの場所はカポレイの高速道路を下りてからすぐ、ドライブインの中にありました。

車社会ですからこういった立地もありなのですね。

訪問したDr.チェンは、もともと眼科医なのです。

レーザー治療は、レーシックのエキシマレーザー手術から入ったのだとか。

現在は眼科を中心に診療はしているのですが、特に目の周りのたるみや、しわなどに特化してレーザー皮膚治療も始めているのだそうです。

クリニックに入ると、看護婦さんの服装をまとったスタッフが何人かいるので、クリニックだとわかりますが、内装はメガネ屋さんの中そのもの。

この奥にクリニックスペースがあります。

施術室に置かれたいたのは、サイトン社のBBL+ ST with TRL と ProF XC。

実はこの日、偶然にもこのサイトンの電源がどうしても立ち上がらないとのこと。サービスを呼んだそうなのですが間に合わず、残念ながら、施術を見学することはできなかったのですが、Dr.チェンが今までに施術した患者さんの山のような症例写真を見せていただくことができました。

目の下のたるみ(アイバック)や首のしわなど、他のレーザー機器では治療が難しい症例に効果がありそうで、非常に興味深かったですよ。


今日の日本経済新聞に

今日クリニックに来てみると、今日の日経見たよ。というメールが幾つか。

はて。なんだったっけ?

ふと思い立って日経を見てみると、確かに僕の写真があります。

実は、今週の土曜日に、クリニックFでも利用させていただいている活性酸素を除去する機能水を作る「電解還元水」整水器の機器メーカー「株式会社日本トリム社」主催の講演を頼まれているのです。

でも、講演場所は大阪。関西版に載っていたと情報をもらっていたのですが、今日は全国版にも載せていただいていたのですね。

僕が今回頂いたお題は「アンチエイジングと水」です。

抗加齢すなわち「アンチエイジング」には、「酸素」や「活性酸素・フリーラジカル」が深く関わっています。

地球が生まれて46億年。

誕生したばかりの地球には、酸素がほとんどありませんでした。

40億年前に地球上に初めて誕生した生物は、酸素なしで生活できる「嫌気性の生物」だったと予測されています。

その後、大気中にあるCO2と出現したラン藻類による光合成で、大気中の酸素の濃度が上昇してくると、酸素を利用する生物が増えてきます。

地球上に生まれた生物は、「酸素」との関わりで進化を続けてきたと言えるのです。

酸素には「メリット」と「デメリット」があります。

メリットといえば、エネルギー効率の良さです。

細胞内のミトコンドリア(電子伝達系)を中心とした、有酸素でのエネルギー代謝は、酸素の無い状態でのエネルギー代謝に比べて、19倍も効率が良いのです。

しかしながら一方で、

生物は、酸素という非常に反応性の高い「物質の酸化=さび(または燃焼)」という攻撃から、いかに身を守るか?

というデメリットに対しても答えを出さなければならなくなりました。

そう。酸素は体に毒なのです。

19世紀のフランスの科学者、ポールベールがイヌによる実験を繰り返し、酸素を体内に過剰に吸い込むと、強直性のけいれん発作を引き起こす「急性酸素中毒症」という病態を報告しています。これをポールベール効果といいます。

ちなみに、酸素濃度を50%にして飼育した実験ラットは、寿命が3分の1になります。

そして1気圧のもと、100%酸素濃度を吸引すると、肌や肺がダメージを受けて、胸痛やせきなどの症状に続いて、肺水種や無気肺などが起こります。

呼吸によって取り入れた酸素の一部は活性酸素になりますが、活性酸素が過剰に体内にあると、結果的にDNAを傷つけるために、老化やガンの原因になります。

つまり、アンチエイジングとは、体内の活性酸素の除去効率に深くかかわっているのです。

大学病院に勤めていた時に、元気なお年寄りは実年齢よりも若く見えるなあと思っていたのですが、今考えるとペルオキシダーゼやSODといった活性酸素除去酵素が、人よりも生まれつき維持されるという、良い遺伝子をもっていたのでしょうね。

この「電解還元水」は活性酸素除去酵素のような働きをすることがポイントです。

「電解還元水」整水器を専門に作るメーカーとしては、日本トリムは唯一の東証一部上場企業ですし、医学的な研究データやパテント(特許)取得に対して地道に努力を続けている会社です。

ちなみにクリニックFで使用している水もすべて日本トリムの整水器から作られています。

土曜日の講演では、僕の専門のレーザー皮膚治療の最新の知見に加えて、活性酸素・フリーラジカルをいかに効率よく除去し、美と若々しさを維持するにはどうしたら良いのか?

といったお話しさせていただきたいと思っています。


ワイキキビーチにて

さて、国際学会周遊記のハワイ編を始めますね。

今回はデルタ航空を使いました。

オアフ島にやってきたのはもう20年近く前になるでしょうか。

カメハメハ大王像と宮殿も通りました。

この街の日本人観光客の多さや、夜になると現れる実弾射撃の呼び込みの人たち、そして大道芸人も沢山いて、昔と変わらない景色にちょっと驚きました。

久しぶりに見た(泊まってません 笑)ロイヤルハワイアン

ウェスティンのモアナサーフライダー

前に来た時には、次はここに泊まろうと念じていたのを思い出しました。

結局、僕はビジネスでいつも利用するHYATTに宿泊。

ワイキキビーチに似合わない、スーツ姿でレンタカーに乗り込みます。


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