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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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62回目の海外講演

明けて翌朝7時。

まだ外は暗いのですが、スーツを着て学会会場であるCOEXに向かいます。

まずは医学会お決まりの作業。レジストレーションで名札をもらいます。

通常はここで学会参加費を支払いますが、今回僕は招待講演者なので無料です。

学会誌を開いてみるとシンポジウム最初の枠に、写真入りで紹介して頂いていました。

朝8時からの会場で、日本人医師はまずいないだろうと思っていたところ、神戸ルミナスクリニックの八幡真代先生が声をかけてくださいました。

講演中の写真も撮って下さり助かりました。

八幡先生、ありがとうございました。

講演の依頼は、フラクショナルレーザーの比較演題を・・・ということでしたので、今までクリニックFで使用してきたフラクショナル・レーザー機器の話をさせていただきました。

数えてみると、今回の講演は僕の62回目となる海外英語講演。100回を目指していますが、いつの日か達成できるでしょうか(笑)?

早朝の講演で、寝不足。すこし頭がボーッとしていたのですが、講演が始まると思考がクリアになってくるのは不思議ですね。質疑応答も頑張ってこなしてきましたよ。

同じレーザーのセッションに招待講演者として呼ばれていた、カイロ大学レーザーセンターのAshraf Mohamed Badawi教授にも再会しました。

サイノシュアのフラクショナル・レーザー機器を使用していた先生ですが、最近はサイトンの機器を使っていて、非常に効果をあげているとか。

もう4年も前になりますが、2008年に僕もカイロ大学でレーザー医療の講義をさせていただく機会があったので、ご興味のある方は、国際学会周遊記アフリカ・エジプト編をご覧ください。

MIPSの学会会場については次のブログでお伝えしますね。


韓国の光明で巨大な蟹を食す

会社訪問している間に夜が更けてしまい、カン社長が食事に誘ってくださいました。

ジェイシス社からから少し離れたこの場所は、光明(カンミョン)市という、ソウル市ベットタウンとも呼べる、隣りにある市。

話題に出たのが、地名だけだと「光明=光治療器」・・・つまりフォトフェイシャルを連想してしまうよね、と。レーザー業界関係者の性でしょうか(笑)。

外はあいにくの雨ですが、さらにこんなネオン街に一行は進んでいきます。

一体どこに行くのだろう??

しばらくして、

ここですよ

と、

こんな店の前で立ち止まりました。

目の前にある水槽をよくみたら凄い大きな蟹です。

この水槽の中から蟹を選び、このおじさんの後ろにある蒸し器でボイルしてもらえるのです。

蟹に目がない僕。嬉しいな。

僕が選んだのは、この蟹。

あまりに大きいので、写真を撮ってもらいました。

僕の頭よりも明らかに大きいですね。

なんと4.8kgもありました。

出てきた蟹の、大きいこと。

4人で食べたのですが、あまりの量に食べきれませんでしたよ。

この蟹の店で長年働いている韓国のおばさんが、これは自分が今まで見た中で二番目に大きい蟹だと言っていました。

なんでも蟹は一年に100gづつしか大きくならないのだそう。

ということは、この蟹は48歳!!!

本当なんでしょうか? だれか知っている人がいたら教えてください(笑)。

夜遅くまでジンロとマッコリで盛り上がってしまい、ホテルにチェックインしたのは夜半過ぎの1時頃でした。

翌日は朝一番で講演が控えています。頑張らなければ。


韓国第2位のレーザーメーカージェイシス社訪問

金浦空港についてから、3時間余りをかけて車でやってきたのは、韓国第2位のレーザーメーカーであるJeisys社。

会社に着いたのは午後8時過ぎでした。

ジェイシス社は2000年に韓国で設立されたレーザー会社です。

同じ頃に設立され、QスイッチヤグレーザーのSPECTRA VRM(マックスピール)を主力商品にして株式上場路線を取ったルートロニック社に次ぐ、韓国第2位のレーザー/光治療器の売り上げを誇る会社。

会社立ち上げ時にルートロニック社がレーザーを主体に製品のラインアップを作り上げたのに対して、ジェイシス社はIPL(光治療器)を主力として市場に投入しました。二つの会社は高い技術開発力を基にしていますが、興味深いことにジェイシス社は逆に非上場主義を貫き、社長も表に出ないという、ルートロニックと正反対の社風を持つ会社です。ジェイシス社の社長の顔を知るユーザー医師は韓国でも少ないのです。面白いですね。

このジェイシス社は、フラクショナルRF機器のイントラセルという独特の技術を持った機器を開発したので、こちらの最新版を見学に行ってきました。

これは工場の中にあったアップグレードを控えている最新機器。特別に見せていただきました。もちろん本邦初公開。

イントラセルについては以前のブログでもご紹介しましたが、この機器は7段階の出力レベルと4段階の針の深さを調節することで、皮下に熱刺激を与えるフラクショナルRF機器。

先行してクリニックFでも導入しているシネロン社のe-matrix(e2)と同じような効果を、実際にマイクロニードルを使用することで行っています。

絶縁針をさすことに対して抵抗はありますが、確かに肌の深いところに針を刺し、その部位で熱刺激を出せば、最も熱に弱い表皮に対して熱を加えにくいのは理にかなっています。

さらに、治療器にレーザーを使用すると肌の色(メラニンの量)に対してパラメーター調整をしなければならないので、色の黒い肌を持つ患者さんに対して、強い出力の治療が難しかった。

しかし、この機種はRFを使用することでこの問題を解決しています。つまり日に焼けた男性のニキビ痕など、今までの機器で治療しにくかった部位が治療が可能になります。

ただし、前からこのブログでも触れているように、特にレーザー機器治療の場合、同じ機械があるからといって、同じ治療が出来るとは思わない方が良いと思います。レーザー治療器は所詮道具の1つですから、要は使い方の工夫がいかになされているかです。

もしかしたらこちらも本邦初公開のカン・ドンファン社長。年齢を聞いたらまだ38歳なのだそうです。技術者然とした雰囲気は好感が持てましたよ。

ちなみに僕たちの間にある機器は、ジェイシスの発表する新しいフラクショナルCO2レーザーです。クリニックFでもテストを頼まれましたので、使ってみようと思います。

カン社長とさまざまなディスカッションをしましたが、技術開発力はありそうですね。

こちらも新たに開発しているファイバー式のレーザーメス。

このほか、写真を撮れないと言われた技術や商品もいくつかありました。

年末に向けて新たな機器を販売する予定なのだそうですよ。


ショパンのチョコレート

今週は、先週末訪れた韓国出張紀をブログでお届けしていますが、ちょっと一息。

こんなポーランドのお土産を今日頂きました。

グランドピアノを模った箱が綺麗ですよね。右に今年生誕200年を迎えたフレデリック・ショパンがいるの、見えますか?

中身は

チョコレート。

写真を撮る前に早速頂いて、ふたつ欠けていますが・・・(笑)。

血糖値を上げて、これから今日最後の診療。がんばります!


韓国へ向けて出発です

2010年9月10日、韓国の微小形成外科学会(MPIS)に向けて出発です。

羽田からの便で午後出発ということで、朝から一つ仕事を終えてから車で空港へ。時間的にも楽に出発できました。

途中の機内からは、眼下に雪の無い富士山が見ることができました。

雲海の中にある黒い富士山。

富士山の頂上を空から見る・・・というのは、貴重な体験なので、この方角に空路向かうときはいつも楽しみにしています。

意識して見るようになったのは、ここ数年のこと。自家用操縦士免許を取った時に言われたのですが、小型機だと、むやみに富士山に近づくことはできないのだそうです。

富士山には衝撃風と呼ばれる突風が吹くことがあり、事故も多いということが、その理由だとのこと。

大型機ならではの贅沢な光景。

さて、羽田からわずか1時間50分でソウル金浦空港に到着です。

しかし、予想外なことに、かの地は激しい雨。

ともかくひとつ目のアポイントをこなすために車で移動したのですが、大渋滞。

わずか20kmぐらいの距離を車で移動するのになんと3時間もかかってしまいました。


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