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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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サンディエゴから友人来る

11月の終わりからほぼ毎日、診療後は打ち合わせを兼ねた会食が続いています。

先日は、エステティック・バイヤーズガイドの新編集長となったマーク・テイガー医師がクリニックFを訪れてくれました。

エステティック・バイヤーズ・ガイドは、美容医療に携わる医師が、世界で最も読んでいる雑誌だと言われています。

彼と知り合ってからもう5年以上経つでしょうか。

気が合って、世界各国の学会で会うと、会食をしたり、雑談したりしています。

そうそう、彼のキャリアは非常に面白いのです。

彼は医師の資格を持っているのですが、患者さんを診ることを早々に辞めてしまって、ナイキ社でマーケティングの仕事に就きました。

アメリカで医師になるのは、大変です。通常の大学を卒業してから、メディカルスクールに入り直しますので、資格を取るのに時間もお金も、もちろんエネルギーも、膨大にかかるのです。

それでも、あるいは、それ故か、彼は苦労して取得した医師免許を、診療以外の分野で活用できないか考えたのでしょう。

ここ10年位、マークはフラクセルを作り上げたリライアント社や、オーロラ・トリニティなどを開発したシネロン社そして、eCO2(エコツー)を開発したルートロニック社などのマーケティングや顧問をしてレーザー会社を渡り歩いてきました。

そして今は、エステティックバイヤーズガイドのアジアパシフィック版として発行される新雑誌のために、アドバイサリーボードに就任した先生方にあいさつに行っているそうで、今回も北京に出張して来た帰りなのだとか。

日本からは、僕と東京女子医大形成外科の河野太郎先生の2人が最終的にボードに就任したのだと言われました。

名誉なことですね。

日本代表として頑張ります。


年末にサーマクールCPT

師走を迎えて、クリニックも忙しい日々が続いています。ありがたいことです。

ところで、なぜかこの季節になると普段にも増してご要望が増えるのが、サーマクールの施術です。

サーマクール自体の効果は数年間続きますが、大体一年に1〜2回施術ができると、肌をメンテナンスするという点においても、非常に効率がいいんですよね。

クリニックFには、そうしたことも良く御存知の「レーザー賢者」の患者さんが多いので(笑)、年末に

「あ、今年はまだサーマクール打ってなかった!」

とか

「年内にもう一回くらい打っておこう!」

という方が多数おいでになる、というわけです。

昨年11月に、痛くない「サーマクールCPT」がデビューして以来、今まで痛みに弱くて、この施術ができなかった人たちも、肌のタイトニングの施術が可能になったので、ますます人気の機種となっています。

何を隠そう。実は、ぼくも痛みに弱い人の一人。

サーマクールCPTのデビュー前は、サーマクールを進んで打つことはなかったのですが、最近はおなかに対極板を自分で貼って、鏡を前に、こんな風に自分打ちしています(笑)。

サーマクールを照射する時には、筋肉の走行を考えながら、どの部位を引き締めたらどのような顔になるのかを、常に考えて施術をするのですが、施術を自分で行うと、どの部位にどのようなパワーで照射すれば、どんな効果があるのかよりわかりやすい。

特に自分の顔に照射してトレーニングすると、照射して熱を感じている部位や、深さまでもが分かるので、より適切に施術ができるようになります。

また、どの部位がより痛みを感じやすいのかもよくわかるので、患者さんに対しても、痛い部位の施術を減らすことができますよね。

サーマクールをお持ちの先生には、自分打ち。

お勧めです(笑)。


Harvard Club of Japan 

高輪のアメリカンクラブで行われたHarvard Club of Japanの講演会に参加してきました。

学習院大学教授の川嶋辰彦先生による、「GONGOVA」と名づけられた学習院海外協力研究プログラムの御講演があったのです。

川嶋辰彦教授は、秋篠宮文仁親王妃のお父様と御存知の方も多いことと思います。東京大学とペンシルバニア大学をそれぞれ御卒業、御修了され、経済学者としては都市圏人口サイクルを分析するためのROXY指標を考案したことでも広く知られています。

座長はハーバードビジネススクールの名誉教授でいらっしゃる吉野洋太郎先生が努められ、非常に活気のある講演となりました。

とても勉強になった一夜でした。


今までに滞在した国

今年予定されていた15ヵ国の海外出張も全て終わり、今月は久しぶりにゆっくり日本で過ごすことになりました。

僕は今までレーザー光医療関係の英語での招待講演を、世界各国で62回行ってきました。

レーザーの治療技術は、日本国内における医学部のカリキュラムではほとんど習うことがありません。

しかも、この10年間でレーザーで治療できることが格段に増えましたので、レーザー専門医以外の医師は、

「最新レーザーで何ができるか?」

についても知識がないというのが現状です。

このような現状はアジアやヨーロッパを初めとした各国でも同様で、僕の様な米国のレーザー学会の専門医を持ったドクターの情報を聞きたがる医師も多く、どの国に行っても同じような質問を受けるので、おもしろいな、と感じています。

さて、各国でお会いするドクターや、日本でブログを読んで下さっている方から

いったい今まで何ヵ国行ったことがあるのですか?

と聞かれるようになりました。

何ヵ国くらいだろうな・・・と考えてみたところ、ざっと50ヶ国くらいになるでしょうか?

ちょうど先日、僕が英語翻訳でアドバイスを受けている方から「World66」というサイトを紹介されました。

このサイト、今まで滞在したことのある国を赤いマップの様に表示することが出来るのです。便利ですよね。

僕が今まで滞在した50ヵ国あまりの国々を入力してみたところ、こんなマップになりました。

やはり国際学会があまり行われないアフリカや中東は空白地帯ですね。

インドも白いですが、本当は今年の11月に国際学会“IMCAS INDIA”で行くはずでした。 が、数ヶ月前に前触れもなく今年の学会が突如中止となり、1年後の2011年11月に突然移動した(インドらしいですよね)ので、まだ空白です。

反対に、ヨーロッパは学会開催が多いので、ほとんどの国に滞在していますね。

ポルトガルのリスボンは来年のEADV(ヨーロッパ皮膚科学会)の開催地ですので、来年にはもう一ヵ国増えることになりそうです。できればモロッコ辺りまで足を伸ばしたいのですが・・・これもスケジュール次第です。

動物が好きなので、個人的にはケニアとか行ってみたいんですけどね。

来年は何ヵ国に出張することになるのでしょうか? とりあえず夏頃までは予定が決まっています。


韓国からやってきた13人のドクター

怒涛の土曜日(!)診療終了後、韓国のレーザー会社を介して依頼があった韓国のドクターによるクリニックF見学がありました。

それも一度に13人。

韓国の婦人科を中心とした美容外科グループとのことでした。

クリニックFにある数多くのレーザーを見て、

「“レーザーミュージアム”のようだ!!」

「昔からのレーザー機器が並んでいて凄い!」

「フラクショナルレーザーがこれだけ揃っているクリニックは韓国でも少ない」

・・・などなど感想や評価を頂き、観光名所のように沢山写真を撮って帰られました。

クリニックFは小さなクリニックなので、これだけの数のドクターが一度にやってきてどうなる事かと思いましたが、無事見学を終えて、皆でマイクロバスに乗り込み銀座に移動。

韓国でもっとも読まれているIPL(フォトフェイシャル)の教科書を書かれたという先生もいらっしゃり、レーザー談義に花が咲きましたよ。


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