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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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ASLMS米国レーザー医学会 2011③ 学会会場で

今日は暖かいですね。

今朝は千代田区役所に寄ってからクリニックFに出勤してきたのですが、九段と靖国神社の桜はもう少しで満開。草花の力を感じながら歩いてきました。

さて、先週訪れた、米国レーザー医学会の報告をしてしまいますね。

第31回米国レーザー医学会、今回の学会会場は、アメリカはテキサス州にあるグレープヴァイン 「GAYLOAD TEXIAN」というコンベンションセンター兼宿泊施設でした。

ダラスフォートワース空港から車で20分のところにあります。

グレープヴァイン自体がとても小さな町で、一番大きな通りを車で走ったのですが、こんなふうに素朴な感じです。

コンベンションセンターはこんな場所。

この大きな建物の中に屋根のある庭があり、全天候に対応しています。

ホテルの部屋から見るとこんな感じでした。

通りを超えると、学会会場になります。

まずは大きな看板の下で写真を一枚。

学会での出来事は、次のブログで。

 


米国レーザー医学会から帰国しました

今回の学会出張はNYC出張と飛び石になりましたが、ダラス空港経由で、グレープヴァインの米国レーザー医学会より無事帰国しました。

ダラスから成田までは、アメリカンエアラインで直行便があるのですね。

これは便利で助かりました。

クリニックFは長いお休みをいただきましたが、本日より通常通りの診療となります。

学会での出来事は、またこのブログにあげてゆきますね。 


ASLMS米国レーザー医学会 2011② 会場の様子

テキサス州グレープヴァインで開催されている米国レーザー医学会の参加も二日目を迎えていますが、残念ながら最終日を残して一日早く明朝帰国します。

この学会は、レーザー機器を中心に、Science Technology Medicine (科学、技術、医学) の三分野を標榜する世界最大の学会。

本日は、新たなフラクショナルレーザー機器、フラクショナルRF機器、脂肪に対する痩身の機器等の開発テストを引き受けている先生が発表する演題もあり、来年度のレーザー医療機器のトレンドを考える上で、非常に興味深いものもありました。

僕も演題を出した、フラクセル re:store DUAL (日本では フラクセル 3 DUAL)の演題も、機器別では最も多く出ており、海外でのこの機種の注目度が本当に高いことを、改めて気づかされました。

日本でフラクセル3が使用されるのは、ニキビ痕や、毛穴縮小治療、そして最近では肝斑治療が多いのですが、老人性疣贅、actinic cheilitis (光線性口唇炎)、3度の熱傷後の肌の再生治療などなど、上記以外の症例への適応の発表も沢山あり興味深く聞きました。

学会に参加してまた新たな知識を蓄えましたし、展示会場見つけた面白い機器もありますので、帰国後に写真入りで、またこのブログでご紹介させて頂きますね。


ASLMS米国レーザー医学会 2011① レジストレーション

朝7時に学会会場に行き、参加登録をしてきました。

コングレスバッジをもらって、今回の僕の発表演題である、フラクショナルレーザーの比較演題のアブストラクトが載ったプログラムも確認してきましたよ。

とりあえず一安心です。

今回、日本人ドクターの発表は、ざっと確認したところ僕を含めて4名のようです。例年以上に少ないですね。

会場で、久しぶりに顔を合わせる先生も、日本から良く来たね。
とか原発は大丈夫とか、声をかけてくれます。

“Welcome to our Congress”といって握手してくれるのですが、ウェルカムという聞き慣れた言葉がイントネーションを変えると、こういった意味にも使うのかと、改めて気づかされました。

米国レーザー医学会American Society for Laser Medicine and Surgery (ASLMS) は、思えばリーマンショックの直前、2007年に元祖フラクショナルCO2レーザーであるフラクセル:リペアが発売された頃が、最も学会として力のあったときなのではないでしょうか。

ここ数年、新規の画期的な機器が出てこないこともありますが、30年以上も続いた学会でありながら、参加者も減りつつあるのはとても残念です。

フラクショナルCO2レーザーの話に戻りましょう。CO2フラクショナルレーザー治療を行なったが、結果が出ないといったご相談をクリニックFでも良く受けるようになりました。ちょうどNY滞在中にも、同じようなご質問のメールを何通か頂きました。

ここで簡単にフラクショナルCO2レーザーについてまとめておきたいと思います。

この種のレーザーは、ここ数年、模倣品含めて実に50台以上も出てきました。

CO2レーザー自体は既に確立されたテクニックで、OEMでも作成出来ますので、コストが下げられます。

それこそ僕自身でさえ、単純に試算しても原価10000ドル(80万円)以下で、CO2レーザーに簡単なスキャナ機能をつけたのみの“疑似フラクショナルCO2レーザー”を作成することが出来るのです。

しかしながら、これらの疑似フラクショナルCO2レーザーと、一流のレーザー機器メーカーが作り上げたフラクショナルCO2レーザーは、設計構造が全く違います。

ニキビ痕治療を考えている方は、フラクショナルCO2レーザー治療と謳われていても、機器自体の性能にあまりに違いがあるので、安い施術にすぐに飛びつくのではなくて、機器選択に注意が必要だと思います。

世界の学会で様々な先生方とディスカッションしますが、現状販売されている機器で、効果が望めるフラクショナルCO2レーザー機器は国内外含めて4機種しかないと僕は思っています。

フラクショナルCO2レーザーの最新情報についてはまた別途、このブログで触れようと思っています。

今回は帰国の日程を一日早めたので、聞ける演題も丸一日分、減ってしまったのですが、今年のレーザー医学会の情報とトレンドをしっかりと押さえてこようと思います。

 


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