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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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クリニックFは5年目に突入しました

まだ香港にいます。今日の香港は薄曇り。船の汽笛がホテルの部屋にいても聞こえてきます。これからひとつ打ち合わせをして本日午後の便で帰国します。

実は今日5月26日はクリニックFの開業記念日です。香港でこの日を迎えるとはなんとなく不思議ですが、そんな記念日でもあるせいか今日はいつもよりかなり早く目が覚めてしまいました(笑)。

患者さんを始め関係者皆様のおかげがあって、2007年5月26日に開業したクリニックFは、明日からいよいよ5年目に突入することになります。本当にありがとうございます。

今年は僕が米国レーザー医学会(ASLMS/American Society for Laser Medicine & Surgery)に入会し、レーザー皮膚科に転科してから11年目になります。

一時期、東京大学医科学研究所の大学助教(国家公務員・東京大学教官)の職にあり、レーザー診療はお休みしていた期間もありますが、クリニックFは僕がこれまでに設立運営に関わった5つの美容レーザークリニックの中でも、最も長く関わり、思い入れのあるクリニックになりました。

レーザー光治療専門のクリニックを経営するときに、最も必要なことは、レーザー機器の性能の維持とその性能を120%生かせる技術の鍛錬だと思っています。

通常の美容クリニックは、売り上げの中からPR広告費やインテリア他VI(ヴィジュアルアイデンティティ)にかける費用が占める割合が高くなるのですが、クリニックFは、開業以来、こうした費用を一切出さずに、クリニックの収益ほぼすべてを新規レーザーの購入に充てて来ました。

クリニックFにとって、最も大切な患者さんは、その頻度がたとえ一年に一度であっても継続的に、そして定期的に、レーザー/光治療を行なう重要性を熟知し肌をメンテナンスしていかれる患者さんであり、そういった大切な人たちに最もメリットがある様に設計をしたかったのです。

現在ではアジア地域にクリニックFにしか導入されていないレーザー機器もありますし、機器も進化してゆく新規機種も、クリニックFに優先的に入れてもらえるようなコネクションも海外のレーザー会社との間に出来てきました。

レーザー機器の中にはフラクセルやサーマクールのように、定期的にアップグレードが必要な機種もあり、機器の入れ替えが必要になるものもあります。

トリニティやギャラクシーなどの施術が可能なシネロン社emaxは、しばらくシネロン本社ではアップグレードしておらず、通常のクリニックでは7年位の周期で買い替えがなされているようですが、クリニックFでは一番人気のレーザー/光治療機種。この機種にいたっては患者さんにより良い治療を提供するために、2年に一度機器を丸ごと入れ替えるようにしています。

こちらが2009年にemaxを入れ替えたときのブログです。

そんな訳で5年目を迎える明日、クリニックF3台目のe-maxがいよいよ納品されます。明日以降クリニックにおいでになる患者さんは、切れ味鋭い新しい機器で照射出来るチャンスです。

肌にアイロンをかけたようにハリが出て、透明感が増し、ニキビ跡や毛穴が改善する「トリニティ」や「ギャラクシー」。

まだご体験されていない方がいらっしゃったらご連絡くださいね。

明日の開院は午前11時から。気持ち新たにまたひとつひとつ丁寧な仕事を心がけ、がんばって行きたいと思います。

5年目のクリニックFを今後とも何卒よろしくお願いいたします!


香港と「加勒比海盗」

早朝8時55分の羽田発ANA便に乗って、1年ぶりの香港にやってきました。

お昼過ぎに到着した香港は、曇り時々小雨といったかんじでしょうか。

ディズニーランドを通り過ぎ、九龍サイドから香港島へ。

東京とはちょっと違う感性でランダム? に建つ高層ビル群と海を行き来する沢山の船を見ると、だんだんと香港に来た実感が湧いてきます。

今日すこし回った場所で見かけたポスター。映画「パイレーツオブカリビアン」は、漢字で書くと「加勒比海盗」となるんですね(笑)。

さて、明日の朝は重要な打ち合わせが控えています。今日は、夜に会食がひとつ。また状況を見ながらご報告しますね。

四ッ谷のクリニックの方は、今日から三日間休診となります。ご迷惑おかけして申し訳ありません。

今日は18時までお電話でのご予約を承ることができますので、03-3221-6461までご連絡ください。明日明後日はメールでの御対応となります。

 


CLEO:2011 ボルチモア⑭ リバークルーズでシカゴの建築観光

シカゴの街は多彩な建築物があることで知られています。

それらの建築物を回る90分ぐらいの船ツアーがあると聞き、行ってきました。

ホテルの前からスタートして船の発着場を目指して歩いていると、通りすがりの黒人の女性から突然話かけられました。

「あなた観光客なの? こんな天気のいい日ならあそこから降りて、“リヴァーウォーク”しなさいよ。すごく気持ちがいいから。」

と勧めてくれます。

“リヴァーウォーク”は、その名の通り、川沿いの遊歩道だったんですね。写真を一枚撮ってもらいました。

確かに気持ちの良い道です。

朝日を浴びながら歩いていると、船の発着場がだんだんと見えてきます。

こんな二階建ての船に乗り込んで川を上ってゆきます。

まずシカゴ川を上がり最初に見えてきたのは、The Wrigley Building です。

その横、シカゴの新聞社のThe Tribune Tower。

こちらはシカゴの記念碑的な建物のようで、ピラミッドやパルテノン神殿の石を使って建設されたといっていました。

The Trump International Hotel and Tower

そして特徴的なMarina City 多くの映画で使われていますよね。

Marina City川沿いは、船が係留してありました。

振り返るとトランプタワーが見えます。

手前のReid, Murdoch & Co. Buildingと世界最大の敷地面積を持ったビルと説明されたMerchandise Mart

Merchandise Mart は二区画分をすべてビルにしたのだそうで、本当に巨大でした。

こちらの鏡張りのビルは、333 Wacker Drive です。西側には225 W Wacker 南側には191 N Wacker Drive という三つの鏡張りのビルが並んでいます。

高層ビルの間を高架橋の鉄道が通る、シカゴ独自の景色。

左の後ろに見える背の高い黒いビルはWillis Tower です。

この後、ツアーは川を下り、NAVY PIERまで戻りました。

すっかり楽しんでしまいました。シカゴを訪れる際には、お勧めします。

 


CLEO:2011 ボルチモア⑬ The Art Institute of Chicago

さて、僕は四谷のクリニックFで診療中ですが、連休中に訪問したシカゴの国際学会周遊記に戻りますね。明日から香港の出張なので早く書き上げなければ(笑)。

シカゴ美術館。

The Art Institute of Chicagoの訳語は本来ならば「シカゴ美術館」ではなくて、「シカゴ美術研究所」、「シカゴ・アート・インスティテュート」のような気もするのですが、この美術館はニューヨークのメトロポリタン美術館、ボストン市にあるボストン美術館とともにアメリカの三大美術館の1つに数えられます。

このシカゴ美術館で僕が観たいと思っていたのは、修復作業が終わったばかりのシャガールのステンドグラス「アメリカの窓」でした。

シャガールは僕の好きな画家の一人です。ニースの5大陸レーザー学会に参加した時も、ニースシャガール美術館に行ったことはご報告しましたよね。

244 x 978 cmと、この通り、とても大きなものです。

America Windowsは1977の作品で、シャガールがアメリカについての年代別の印象を6枚のステンドグラスに表現したものです。

左から年代を追って6つの窓が展示されています。

3つ目と4つ目の窓

最後の5枚目と6枚目の窓は、アメリカのバレエやオペラなどの文化を描いたステンドグラスです。

また、事前に調べていた情報では、この美術館にはゴッホの作品が豊富にあるということでした。

確かにゴッホの作品は充実していて、昨年アムステルダムのゴッホ美術館で観た時よりも、もしかしたら多かったかもしれません。

自画像

アルルのゴッホの寝室

など、日本に来たら長蛇の列になるような作品が、目の前で見えましたのでとてもよかったですよ。

もう一つ、僕が気に入ったのは、モネの描いた霧の中のロンドン

ロンドンに架かる橋を描いた3つの秀作

このブログでもよく出てきますが、ロンドンやパリに架かる橋の写真を撮るのが好きな僕は、橋を絵の題材にしたくなったモネの気持ちが、よくわかるんですよね(笑)。

ニューヨークのMETとMOMAを足した様な、とても感じの良い美術館でしたよ。

 

 


モーツァルトの三つのディヴェルティメント

おはようございます。明日から木曜日まで香港出張になりますが、今日はクリニックF外来日です。

今日の朝の音楽は、モーツァルト3つのディヴェルティメントです。ヘルベルト・プロムシュテット指揮シュターツカペレドレスデン1976年の録音です。カラヤンが絶賛したと言われるドレスデンのルカ教会での録音。この作品で最も評価の高いと言われる音源です。

アナログLPからCD化されるにあたり、音源の質の低下が言われましたが、この作品はクラシック音楽の宝庫とも言えるドイツ・シャルプラッテンのオリジナルアナログマスターからCD化され、20タイトルが発売されたものの一枚です。

でも、今探してみると、こちらのCDも、もう手に入らなくなってしまったようです。

特にクラシックCDは一期一会で、次に探そうと思ってももう手に入らないことが良くあります。身構えていて、見つけた瞬間に手に入れないといけませんね。

話は音楽から脱線しますが、この「一期一会」という言葉は、茶道の千利休の言葉です。

「(これからも何度も会うこともあるかもしれませんが、)あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう。」

こういう気持ちでクリニックでの診療も続けて行きたいと思いますよ。

 


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