TakahiroFujimoto.com

HOME MAIL
HOME PROFILE BOOKS MUSIC PAPERS CONFERENCES BLOG MAIL CLOSE

BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

BLOG|ブログ

■ドバイ・ケニア出張2011冬⑬中東ドバイ エミレーツモール スキードバイ

おはようございます。

1月26日。今日は木曜日で、クリニックFの休診日です。

快晴で気持ちがいいですね。

昨日久しぶりにACボディをやったので、今日はお腹が筋肉痛です。

木曜日は工学部大学院のレーザー研究室に通う日なのですが、今日は昼過ぎまで論文作成や、本の執筆に集中したいと思っています。

医学は常に進化していて、疾病構造も変化します。

数十年前の医師であれば常識であった感染症に対する診断技術や治療技術が失われつつあり、初期の症状が見落とされること多いと聞きます。

つい先日滞在したケニアの医療情勢を調べるのに、寄生虫、細菌、ウイルスなどの感染症を国試受験以来、久しぶりにおさらいしなおしました。いい復習になりました。

今後日本で必要かつ、研究されなければいけない医療は、やはり低線量放射能内部被曝対策になってゆくのでしょうね。

こちらも目下、海外から情報を集めつつ、勉強中です。

美容医療にレーザーが使用されるようになって約20年。

特にこのレーザー治療の分野では、10年間の治療方法の変化が、同じ医療の他の分野に比べても著しく、数年前の論文があっという間に古くなってしまいます。

レーザー医療も新しい情報のキャッチアップも大切ですが、論文や著作として、アーカイブを残さなければならない治療方法も多いですね。

さて、僕のブログ国際学会周遊記は、昨年末にケニア滞在の途中に訪れたドバイについて、いくつかのブログを上げてしまおうと思います。

************************

ケニア・ナイロビ国際空港から、飛行時間5時間。

ドバイに到着したのは夜11時半でした。

上空からみるとドバイの夜景も綺麗ですね。

手配したタクシーに乗ってホテルに向かいます。

カーレースができそうな広い道。

暗いのでわかりにくいかもしれませんが、制限時速百キロ、片側7車線の道です。

アラブの首脳達の写真が右手の大きな電光掲示板で表示されているのが見えます。

ドバイに来るのは、1997年以来15年ぶりのことです。

変化したとは聞いていたのですが、翌朝あたりの景色を見てびっくり。

ホテルの窓から見ると、7つ星ホテルのブルジュ・アル・アラブ(左)や、ジュメイラビーチホテル(右)などなど、以前来た時と変わらぬ見慣れた景色が見えました。

しかしながら、僕が宿泊したプルマンホテルの辺りは15年前は単なる砂漠だったんですよね。

砂漠が、2005年に開設された「モール・オブ・エミレーツ」という巨大な商業施設になっていました。

こちら、最近ドバイにできた高架電車路線の駅です。すべての駅がこのデザインです。

商業施設より遠く霞の先に、背の高い建物がうっすらと見えるのわかりますか?

これは、2010年に完成した世界一のタワー「ブルジュ・ハリーファ」。

なんだか未来都市みたいですね。

朝食をとった後、少しあたりを歩いてみることにしました。

こちらがその商業施設。

かなり巨大なクリスマスツリーもありました。

こちら。

スキードバイという、室内スキー施設。

2005年に完成して以来、人気の施設なのだそうです。

モールの中の商店街から、ガラス張りで中が見えるのです。

年末で長蛇の列。

混雑して入れませんでしたが、外からみた様子は、千葉に昔あったザウスみたいですね。

 

 


年末年始で太った体の体質改善

おはようございます。

1月25日(水曜日)。今日もクリニックFの診療日です。

今日もいい天気ですね。

年始から始まった毎晩の新年会も、昨日でひと段落しました。

体重が増えてしまったので、約1年ぶりに、ACボディを始めることにしました。

ACボディは、体幹の筋肉を鍛える機器で、一回30分間。

腹筋300回分に相当する運動量です。

今では国内の著名なクリニックには、ほとんど入っている痩身機器ですが、僕自身もこの機器の開発実験や、特許取得に関わりましたので、効果も理論も良くわかっています。

久しぶりにやってみましたが、けだるさが残り、かなり筋肉を動かしたという体感がありますね。

一昨年に、目標を決めて、2か月間に18回やった時には腹筋がついて、ゴルフのヘッドスピードが47㎞から52㎞まで上がりました。

最近は海外出張ばかりで、しばらく控えていたのですが、先日測定したところ、やはりヘッドスピードが落ちてしまいました。

鍛えていた間ははっきりとした効果がありましたね。

春に向けて、体質改善をめざし、少し続けてみようと思います。

 


■ドバイ・ケニア出張2011冬⑫ ナイロビ ジュラーフセンター キリンのチェス

おはようございます。

今日1月24日火曜日も、クリニックFの診療日です。

昨夜の千代田区は、一面の雪模様。

昨晩は会食の場所から早めに帰ってきたのですが、今日は一転して素晴らしい快晴になりましたね。

皇居の雪景色が筆舌に尽くしがたい美しさで、観ているだけで幸せな気持ちになりましたよ。

さて、僕のブログは年末に滞在したケニアブログの最終章。アップしてしまいますね。

***********************

ナイロビ国内線空港から、国際線空港へのトランジット時間。

食事や搭乗手続きを考えても、2時間ばかり余裕がありました。

その時間を使ってキリンに触ることができる動物園「ジュラーフセンター」に行ってきました。

世界に多くの動物園がありますが、キリンに触れることが出来る場所はあまりないのではないでしょうか?

このように、キリンの頭が観光客の目の前に現れるのです。

餌をもらって、僕もキリンに触ってみました。

思ったより、ごわごわしていますね。

手の上にある餌を、長い舌でべろっと巻き取られるのです。

何とも言えない舌の感触(苦笑)。

牛になめられたような気持ちになります。

そしてキリンの左下にいる動物に気づきますか?

これ、イボイノシシです。

近くで見るとインパクトありますね(笑)。

ジュラーフセンターではこんなチェスが売っていましたよ。

思わず買いそうになりました。

ケニア最後の楽しみながら、再びナイロビ国際空港にやってきました。

そうそう。ケニアの紙幣をアップしておきます。

通貨レートは現在、1KES(ケニアシリング)=0.96円

でした。ほぼ数値通りのレートですね。

ケニアではクレジットカードも使えますし、滞在期間中、20ドル=約1500KESだけ変えたのですがそれで十分でした。

この紙幣、透かしも入っています。ライオンです。

ケニアでの滞在は合計60時間余り。

本当に楽しめました。

こちら、ナイロビ国際空港。

国際学会周遊記の舞台も、いよいよドバイに移動です。

 


17世紀のオランダ 国際学会 フェルメール

週末の土曜日、診療後に渋谷まで行ってきました。

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている、「フェルメールからのラブレター展」に行くためです。

土曜日は21時まで開いているんですよね。これは嬉しい。

閉館時間間近ということもあったのか比較的空いていましたので、ゆっくりと絵に対面できました。

今回来日した絵は上の三枚。

《手紙を書く女と召使い》 《手紙を読む青衣の女》 《手紙を書く女》

と、テーマに合った手紙に関連した絵ばかり。

フェルメールは手紙に関連した絵を6枚描いているのですが、そのうちの3枚が来日したことになります。

中でもこちら(画像はWikiよりお借りしました)の「手紙を書く女と召使い」は、アイルランドの首都ダブリンの美術館にあり、今まで現物を見ることがなかったもの。

僕にとって実物に対面した31枚目の作品でした。

そして、個人的には今回来日した中で、なぜかこの絵に一番惹かれました。

「青衣の女」は2010年にアムステルダムで対面したことがあるのですが、その後長期修復作業に入っていました。

今回は、修復が行われたのちの世界初公開なのだそうです。

ラピスラズリを使用した“フェルメールブルー”が一層鮮明になり、一瞬違う絵かと思うぐらい。

僕は修復前の青の色が素晴らしいなと思っていたのですが、これは賛否両論あるかもしれませんね。

********************************************

17世紀のオランダというものに、とても興味があります。

僕は、学生の頃から世界史が好きで、医師という職業に就き、国際学会参加を仕事のひとつにしています。

このプロファイルを見れば、きっと世界史に造詣が深い方からは

「そんな背景があれば、17世紀のオランダに興味が沸くのは当然だろう、レンブラントやフェルメールが好きなのも、そこに理由があるのだろう」

と指摘されてしまうことでしょうね。

説明しましょう。

現在オランダがある領域は、もともとスペイン・ハプスブルク家の領土として植民地化されていました。

しかしながら、16世紀前半にドイツにマルティン・ルターが、スイスにツヴィングリおよびジョン・カルヴァンが現れ、宗教革命運動が展開されます。

特にオランダが位置する「ネーデルランド北部地方」は、利潤追求を求めるカルヴァン派が多数を占めていたため、カトリックを強制する宗主国スペインとの間でオランダ独立戦争が勃発したのです。

あまりに戦争が長期化したため、カトリック教徒の多かった南部10州(べルギー及びルクセンブルク)は、独立戦争から脱落しましたが、80年間の独立戦争ののち、1648年のウェストファリア条約でネーデルラント連邦共和国は、国際的に独立を承認されるのです。

17世紀初頭。

日本では関ヶ原の天下分け目の合戦が終わり、江戸時代が幕明けるのと時を同じくして、オランダは東インドを侵略してポルトガルから香料貿易を奪い、オランダ海上帝国を築いて、黄金時代を迎えたのです。

特にフェルメールが画家として活動をした1650年代から70年代は、このオランダの黄金期にぴったりと重なります。

そして、その時代は、情報の共有の仕方、そしてコミュニケーションのあり方ががらりと変わった時期とも重なります。

宗教革命は「聖書に戻れ」と聖書を読むことを勧めましたので、識字率が上昇します。オランダは当時ヨーロッパ1の識字率の高さを誇り、それはそのまま教育水準の高さ、学校教育のレベルの高さを示します。

口頭や絵などで(当時は宗教の)情報を伝達する時代から、文字を使って情報を伝達する時代への変化。

これがどれだけ大きな意味をもつかわかりますよね。

特に科学や医学の分野では、この「文字」によるコミュニケーションが発達することにより広がったこと、発展したことが数知れず、そうした知識をシェアする機会をもつための「学会」が発足されたのも、17世紀だと言われています。

イギリスやフランスを始めとした各国に学術協会ができ、国際的な規模で学会が開かれ始めるのです。

今回の展示テーマにもなっている「手紙」。

識字率の上昇に伴い、ヨーロッパにおいて一般人の間で手紙という文化が花開いたのも、この17世紀なのです。

そして、その文化的レベルの高い黄金期のオランダを、色鮮やかに切り取り描写したのがフェルメールなのです。

 

フェルメールが描き、今回来日した3枚の絵では、手紙に関わっている人は全員女性です。

女性が手紙を書き、手紙を待ち、手紙を読む姿が、当時いかに斬新だったのか、その姿をフェルメールは絵に残したかったのかと、今さらながら気づくことができました。

そして、展示を見て改めて、文字を読むことのできる幸福とはどれだけかけがえのないものか、考えてしまいました。

人生において「字を読み、文章を理解し、それによって情報を蓄積・応用することができる」ということは、至福のひとつですね。

この展示は3月14日まで開催されているそうです。

お勧めしますよ。

 


2012年は5枚、そして太った・・・

おはようございます。

今日は1月23日(月)。クリニックFの診療日です。

昨日発表になったお年玉年賀はがきの当選番号ですが、みなさん調べましたか?

小学生の時に切手集めをしていたのもありますが、僕は当選枚数がその年の運勢に重なっているような気がして、毎年これを調べないとお正月が終わる感じがしません。

もう30年ちかく続けています。

今年は5枚の当選。

3年連続5枚です。

「まずまず」の出だしです。

しかし、長期出張で痩せたはずなのに、帰国後連日の会食と新年会で確実に太りました・・・。体がちょっと重いです(苦笑)。

2月にはインド出張が控えていますので、そこで痩せるでしょうが、とはいえ明日で連日の外食も一段落しますので、また健康的な生活? を取り戻していきたいと思います(笑)。


カテゴリー