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リヒテンシュタイン パンテック社 社長Dr.Christof Böhler

リヒテンシュタインという公国の新興レーザー会社pantec biosolutions社

社長のChristof Böhlerが、新たな技術を使ったフラクショナルレーザー機器の

実物を持って、クリニックFを訪れてくれました。

0315リヒテンシュタイン パンテック社社長Dr.Christof Böhlerと

化学の博士号を持っていますが、まだ40代で若いですね。

僕たちの中央にあるのがその新しいフラクショナルレーザー機器

please professionalです。


リヒテンシュタイン公国製の新しいレーザー機器

おはようございます。

今日3月15日木曜日はクリニックFの休診日ですが、これから米国サンディエゴで開催される米国皮膚科学会(AAD)に参加するために出張です。

AADは、世界最大の皮膚科医学会。医師を始め、企業のスタッフも含め、4万人以上の人が集まります。

クリニックFの患者さんに還元できるように、最新のレーザー医療技術について情報交換をしてこようと思いますので、またブログで報告させていただきますね。

20日の帰国になりますが、スタッフは通常出勤していますので、ご予約やご質問がありましたらクリニックにご連絡ください。

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リヒテンシュタインという国をご存知でしょうか?

スイスとオーストリアの国境にある小さな公国なのですが、国土は南北に25キロメートル、東西に6キロメートルという、とても小さな国。

世界で6番目に小さいのだそうです。

リヒテンシュタインで興味深いのは、海に出るために少なくとも2つの国境を越えなければならない二重内陸国であるということ。

二重内陸国は、世界の中でもリヒテンシュタインとウズベキスタンの二か国だけなのです。

このリヒテンシュタイン公国の新興レーザー会社が、新たな技術を使ったフラクショナルレーザー機器を開発したという話は、前にもこのブログでふれましたよね

その時は上記の写真しかデータがなかったのですが、一昨日社長がリヒテンシュタイン公国から実物の機器を持って、クリニックFを訪れてくれました。

こちら、pantec biosolutions社 社長のChristof Böhler。

化学の博士号を持っていますが、まだ40代で若いですね。

僕たちの中央にあるのがその新しいフラクショナルレーザー機器

please professionalです。

タッチスクリーンの機器ですが、コンパクトにまとまっていますよね。

スペックはダイオードポンプのエルビウムヤグレーザー。

2Wの最大出力ですが、repetition rateを100-500Hzまで調整可能とし、さらにパルス幅も50-225μ秒の間で設定が可能で、スタッキング機能を加えることにより、最大2㎜の深さまで到達できる技術を持っています。

自分で照射してみましたが、

フラクショナルビームもトップハットで、深達度も十分臨床利用できるレベルにあります。

直径40㎝の、この大きさの機器の中に、施術中に蒸散した組織を吸引する吸引器も備えています。

感度の良いタッチスクリーンパネルで、ユーザービリティも高い。

いっさいOEMをせずに、自社で作り上げたという、非常に完成度が高い機器でした。

これから一年かけて、機器のテストに入るようですが、ニキビ痕には効果がありそうですし、大きさも一般クリニック向きです。

値段設定によっては国内の皮膚科の開業医を中心に、大きな市場があるような気がしましたよ。

クリストフとは、イタリアンとワインをいただきながら、ゴルフやスキー、さらにオペラの話で盛り上がってしまい、ふと気づいたら夜12時近くになってしまいました。

また、今日から僕が出張するサンディエゴにも10年前に住んでいたことがあるそうで、いろいろと情報をもらいましたよ。

今後の動向を楽しみに観てゆきたいと思います。


■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月(32) パリのお気に入りのビストロ シェアンドレ 日本への帰国

朝ロンドンを出発して、ユーロスターに乗り、お昼過ぎにはパリで凱旋門を観ているなんて、ちょっと驚きます。

市内のホテルに預けていたトランクを取りに向かいます。

トランクを取る前に、パリで最後の食事。

パリ16区に、おきにいりのビストロがあるのです。

こちらの「シェ・アンドレ」。

良い赤ワインがあると言われたので、まず赤ワインを頼んだのですが、僕好み。

おいしそうな牡蠣も、結局この赤ワインのままで食べてしまいました。

その後はシャルルドゴールに移動。

帰国となりました。

パリの夜景がきれいでしたよ。

これで2012年、年始に滞在した、ドイツ・フランクフルト、フランス・パリ、オーストリア・ウィーン、イギリス・ロンドン、再びフランス・パリの、独仏英語圏の国際学会周遊記を終わります。

明日からのサンディエゴ出張。

また新しいレーザーの話題を仕入れてきますね。

 

 


■ヨーロッパ4ヶ国巡り 2012年1月(31) ユーロスターでロンドンからパリへ 旨味レセプターの発見

おはようございます。

今日3月14日はクリニックFの診療日です。

先ほどキャンセルが入ったので、本日夕方に一部予約が空いている時間があるようです。

明日より20日まで、米国のサンディエゴで開催される米国皮膚科学会(AAD)に参加予定ですので僕の診療は休診になります。

僕の留守中も、電話番のスタッフは出勤しておりますので、ご質問やご予約がありましたらクリニックFにお電話くださいね(03-3221-6461)。

毎年米国皮膚科学会では新しい機器がデビューしますので楽しみです。

さらに、今回はサンディエゴ近郊の有名クリニック(フォトフェイシャルの開発者Dr.フィッツ・パトリックと、形成外科医のDr.スティーブ・コーエン)を2院、訪れるアポが取れていますので、またよい報告ができると思います。

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年末から滞在していたヨーロッパ4か国。

いよいよ帰国となりました。

帰国便はシャルルドゴールパリ空港からですので、ロンドンからユーロスターを利用することにしました。

当初に予約していた列車が、打ち合わせの関係で使えなくなり(残念ながら払い戻しができなかったのです)、やむなくホテルからインターネットで翌日の切符を予約したのですが、時間帯によってはディスカウントチケットがあり、思ったよりも安く移動できるのです。

キャンセルしたチケットと合わせてもロンドンパリ間の航空券に満たないぐらいでした。

こちら、ユーロスターのロンドンの出発駅となるセントパンクラス駅。

隣のキングスクロス駅は、ハリーポッターで一躍世界的に有名になりました。

ホグワーツ特急の始発駅です。

ントパンクラス駅に入り、ユーロスターの改札を目指します。

こちらは少しわかりにくく、構内の一番奥にありました。

看板を見て気づきましたが、ユーロスターには日立の技術が使われているのですね。

駅の構内で待つ間、車内で食べるものを探していたところ。「SUSHI BENTO」寿司弁当を見つけ、つい買ってしまいました。

ロンドンで寿司弁当が食べられる時代が来るとは思わなかったなあ。

中身はこのような感じで、けっして美味ではありませんが、久しぶりの醤油の味で、ちょっとホッとしました。

醤油に入っているアミノ酸が、うま味を感じさせるんでしょうね。

料理の世界で五味というと、酸味、塩味、甘味、苦味の他にうま味があるのはご存知だと思います。

うま味は特に東アジアや中華圏の料理では、重要な味のひとつ。

L-グルタミン酸ナトリウムを主成分とするうま味調味料である、「味の素」の影響も大きいのだと思います。

僕の名前は「ふじもと」ですが、インドネシアなどに講演に行った時には、「あじのもと」とよく混同されました。

東南アジアでは、特に有名な日本語のひとつなのでしょうね。

最初に発見されたうま味物質はグルタミン酸。だし昆布の中から日本の学者によって1908年に発見されました。

数年後には、鰹節から抽出したイノシン酸が、さらに椎茸の中からグアニル酸が抽出され、こちらも新たなうま味成分であることが発見されました。

ところが、このうま味を口腔内で感知するレセプターは、長いこと発見されずにおり、西洋の学者たちは、この第五番目の味覚である「うま味」をなかなか認めず、酸味や塩味、甘味などの複雑な混合物だと考えていたのです。

その均衡を破ったのが2000年に「Jounal of Nutrition」に発表されたこちらの論文。

舌の味蕾にある感覚細胞に、グルタミン酸受容体(mGluR4)が存在することを突き止めた論文なのです。

うま味(umami)が世界共通に認識されるようになったのはこの論文がきっかけなのですが、

思いのほか、新しい研究成果です。

さて、ユーロスターの話に戻ります。

この駅の待ち合わせ場所では、無線LANが使い放題でした。

空港も見習ってほしいですね。

乗り込んで、ドーバー海峡を渡り、うとうとしている間に、あっという間にパリに着きます。

ロンドンからパリまで2時間15分。

速い、安い。

これは、お勧めします。


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