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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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■インド国際皮膚科学会ISDS出張② インドの国際皮膚外科学会の招待講演より帰りました

おはようございます。

4月16日(月)。エアインディアでデリーより今朝帰国し、そのままクリニックにやってきました。

4日ぶりにクリニックFの診療日です。

インドには3日間滞在しました。

ISDS(Internatinal Society for Dermatologic Surgery)2012では、学会の招待演者枠で二日間講演し、最終日の昨日日曜日は実際にレーザー機器を使用したデモンストレーションをしてきました。

短い期間でしたが、仕事としても得るものが多く、また生まれて初めてのインドということで様々なものを見ることができました。

実り多い出張となりました。

さて、今回の滞在で、仕事をなんとか終えることができたらなんとしても行ってみたかったのが、デリーから200km離れたアグラという都市にある「タージマハル」です。

17世紀のインドのムガル帝国。

ムガール帝国は、オスマントルコやチムール帝国といったモンゴル帝国の血をひくひとつですが、その最盛期ともいえる第5代皇帝のシャー・ジャハーンが、亡き愛妃のために22年もかけて作り上げた白亜の巨大建築物が、タージマハルです。

どうしても一度見てみたかったんですよね。

 

どうにか予定をやりくりし、二日目の講演を終えた12時にいざ出発。

道なきインド道を5時間半かけて車で走り、行ってきました。

到着したのは日暮れの閉門直前。

この時間ならではの、ちょうど日没にかかる素晴らしい景色を観ることができました。

幸運でしたね。

夜7時にアグラを出ましたが、ホテルに着いたのはなんと真夜中の1時でしたよ。

さて、帰国した僕ですが、次はアメリカ出張が待っています。

今週は今日16日から明後日18日まで診療させていただき、木曜日からフロリダのオーランドで開催される米国レーザー医学会の講演のため、僕の外来は24日まで休診をいただくことになります。

ご迷惑をおかけしますが、スタッフは通常出勤しておりますので、ご予約やご質問がありましたらご連絡くださいね。

インドで撮った写真はまだありますので、明日以降アップしていきます。

 


■インド国際皮膚科学会ISDS出張① インドに着きました!

初めてエアインディアに乗って、インドに来ました。

こちらの気温は、夕方5時で34度。

日本との時差は3時間30分です。

30分単位で時差がある地域は、世界でも数カ所しかなくて、稀ですよね。

旧宗主国の大英帝国のGMT(世界標準時)に対抗したんでしょうか?

快晴の成田空港。

僕は今まで、世界の70か国近い国と経済地域を訪れていますが、インドは今回は初めて。

なぜか縁がなかったのです。

一回インドに行くと、二度と行かない人と、どっぷりインドにはまる人がいると言いますよね。

インドのデリーまでの航路は中国の真上を通り、ヒマラヤ山脈の東を越えるルート。

 

こちらはおそらくチベット上空の山岳地帯。

注意深く見ていたのですが、残念ながらヒマラヤ山脈の写真を収めることはできませんでした。

ちょっと航路がずれていたんでしょうか?

気付いた時にはもうデリーに着陸しますよとのアナウンス。

このような田園の景色でした。

インディーラ・ガンジー国際空港。

エアインディアの航空機が沢山あります。

いよいよインドに入国です。

パスポートセンターでちょっとびっくりしたのが、この光景。

独特な雰囲気ですね。

空港に着き、GATE No.7でタクシードライバーが名前を待っているというメールをもらっていたのですが、GATEを出ると誰もいません。

しかも、到着ロビーのGATEはNo.6までしかないと、空港の人に言われてしまいました。

ドライバーの携帯電話の番号が分かったので、なんとか事なきを得ましたが、まずは軽くインドの洗礼を浴びた感じです。

まあ想定範囲内ですね。

インド到着早々に、夕日を観ることができました。

 


銀座フェルメール 光の王国展

おはようございます。

今日4月12日は木曜日。クリニックFは休診日ですが、今日からインドの国際皮膚外科学会の招待講演に出張してきます。

明日の金曜日と土曜日は、クリニックのスタッフは出勤していますので、ご予約やご質問がありましたらクリニックF(03-3221-6461)までお電話くださいね。

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忙しい日々を送っていますが、昨日は朝から1時間半ぐらい時間が空いたので、以前から行きたかった、銀座6丁目で開催されている「フェルメール 光の王国展」に行ってきました。

こちらの展示会は、同級生の東大アレルギー科 関谷剛先生ご推薦。

関谷先生は全日空ANAの機内誌に「日本の城」というコラム連載を持っているのですが、同じANAの機内誌で青山学院大学教授の福岡伸一先生がフェルメールについて連載されていました。

福岡先生の本は「生物と無生物のあいだ」「動的平衡 1 2」、「フェルメール 光の王国」も含め大変おもしろく、読む度に発見や感動を味わえる名著ばかりです。

理系の頭脳を持ちながら文章力も同時にある人というのはなかなかお目にかかれないので、我々理系の人間にとっては貴重な存在だとおもい、尊敬しています。

そんな福岡先生と関谷先生はお友達なのだそうです。とてもうらやましいです(笑)。

この「光の王国」展は、7月22日までの期間限定銀座フェルメールセンターで開催されています。

展示は、福岡先生監修の元、フェルメールの絵画全37枚の複製を年代順に展示しています。

銀座6丁目、みゆき通り沿い。遠くからでもすぐに見つかりました。

今回の展示は、デルフトのフェルメールセンターとも完全提携をしているそうです。

フェルメールは、特にパトロンを見つけて以降、宝石を砕いて使用していたりと、画材そのものに質の高いものを使用しています。そのためか実際に本物の絵に対峙すると、画集で見たときの印象が、がらりと変わります。

とはいえ、今回の展示会は複製なので、正直あまり期待しないで行ったのです。

ところが、良い意味で期待は裏切られました。

飾られている額や、絵画の大きさが実際のものと全く同じであるということで、思いがけない発見があったのです。

今回初めて気づきましたが、額縁というのは、思ったよりも記憶に残っているものです。

実際に絵を見た時の記憶を思い出すトリガーになるのですね。

そういえば、あの美術館で観た時には雨が降ってきて困ったなあ・・・

とか

あの美術館に行くのは、街の中心からかなり離れていて苦労したなあ

とか、

フェルメールの実物を観た時の記憶を反芻しながら鑑賞することが出来たので、とても楽しい一時間を過ごすことが出来たのです。

そして、複製とはいえ絶対同じ場所にもう揃うことのない、フェルメール全37作品が一同に介し、それを観られるというのは、ある意味めったにない機会でした。

中でも、

ボストン、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館から90年に盗まれたまま未発見の「合奏」。

僕は永久に観ることが出来ないのではないかと思っていました。

また、個人のコレクターが持っているために、公に出ることが無かった、「ヴァージナルの前に座る若い女」。

こちらはフェルメール最後の作品として知られていますが、

こちらも見ごたえがありました。

 


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