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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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9月はプラハに。ヨーロッパ皮膚科学会(EADV)演題通過

おはようございます。

今日5月9日もクリニックFの診療日です。

朝起きてメールをチェックすると、今年2012年9月にチェコ共和国プラハで開催されるEADV(ヨーロッパ皮膚科学会)に向けて提出していた演題が、通過したとメールが来ていました。

Dear Dr. Fujimoto,

We are pleased to inform you that your below abstract has been accepted for presentation during the 21st EADV Congress in Prague, Czech Republic from 27-30 September 2012.

Title: Detection of the different reactive oxygen species induced oxidative stress in skin during LASER therapy

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EADVは過去、演題が通過しなかったこともあるので、嬉しいです。

6月中旬のEADC(2nd Eastern Asia Dermatology Congress :北京開催)と6月下旬のICAS ASIA (International Master Course on Aging Skin:上海開催)の招待講演に続いての発表になりますので、順当に行くと僕の78回目の英語による発表になります。

8年前に東大医科学研究所を退職し、クリニックを開設して、この「国際学会周遊記」という名前のブログを書き始めた時に自分で掲げた目標の一つが、

「レーザー治療医師および研究者として、海外での英語による講演および発表を、毎年10回づつ10年かけて、100回すること」

でした。

8年間で78回ですから、実現可能なところまで見えてきましたね。

初志貫徹目指して、常に進化する世界のレーザー医療技術にアンテナを張りながら、気を緩めずに頑張っていこうと思います。

閑話休題

チェコは以前にも訪れたことがあるのですが、御存知の方も多いように、本当に素晴らしく、街全体が美術品のような美しく綺麗な都市なのです。

よろしかったら過去のブログ、国際学会 欧州 チェコ編をご覧ください。

プラハはオペラの劇場もありますし、アールヌーボーの建築も多い。

さらに映画「アマデウス」の撮影場所ともなった中世の建築物が多くある都市。

また、地理的にも東欧を含めたヨーロッパの中心ですから、ヨーロッパのどの場所へも2時間程度で移動できます。

音楽やオペラ、美術好きにはたまらない場所なのです。

こちらも楽しみ。

今日から早速、空き時間にヨーロッパ中のオペラ公演のチェックをしよう(笑)。


マドンナリフト:眼瞼下垂のための上眼瞼拳上術がレーザー治療で可能か?

クリニックFでも大人気のマドンナリフト。

イタリアはフィレンツェにあるレーザー会社DEKA社の開発したフラクショナルCO2レーザーによる治療ですが、上まぶたのたるみを取るレーザー治療として認知度も上がってきました。

本物のマドンナがWEBに出てきたりと話題性も抜群なんですよね。

今回YOUTUBEで動画が新たに上がったようなのでご紹介しますね。

モデルは、皮膚科医ならだれでも知っている、とても著名な皮膚科の先生です。

Millions of patients have benefited from fractional resurfacing since its introduction and FDA clearance in 2004.

Advances in this technology have been refined to such an extent, that it now mimics the results previously realized only through eyelid surgery.

Fractional eyelift, better known as the Madonna lift, a procedure which is a safe and effective alternative to traditional eyelid surgery.

2004年にフラクショナルレーザーリサーフェシング(ソルタメディカル社 フラクセル)が米国FDAで認可されて以来、数百万人の患者が恩恵を受けてきましたが、レーザーの技術によって、上まぶた拳上術に代わる治療となり得るレベルに達しました。

数年前であればここまでの結果を出すためには、手術以外に選択肢がなかったのですが、メスを入れずに眼瞼下垂の治療が可能となったのです。

治療技術の進化は素晴らしいですよね。


■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑯ ジャマー・マスジット

おはようございます。

今日5月8日もクリニックFの診療日です。

ゴールデンウィーク気分も終わり、昨日は1日忙しかったですね。

さて、僕のブログは、インド国際皮膚外科学会の招待講演でのインド出張について。

あと4つのブログで終了です。

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今回依頼があった、3つの招待講演の仕事が終わりました。

帰国便のフライトはこの日の深夜です。

依頼主からタクシーを一台手配していただけたので、午後からデリー周辺の見学していないエリアを回ることにしました。

まずは、ジャマー・マスジット。

こちらもタージマハルの建設者。シャージャハーン帝が1656年に作り上げた街の中核をなすイスラム教礼拝所です。

灼熱の中、近くに車を停めて、歩いてゆきます。

こちらはサトウキビを絞っています。

日用雑貨を売る店。

こんな光景を見ながらマスジットに向かいます。

鶏屋さん。

インドでもっとも人気のある象の形をした神様ガネーシャ。

様々な出店が出ています。

いよいよ門が見えてきました。

こちらの階段を登ります。

こちらも門を超えると、広い礼拝堂。

毎週金曜日の礼拝時には多くの人が集まるそうですが、この中庭には、2万5千人が収容できるそうです。

こちらもタージマハル同様、インドイスラム建築ですね。

丘の上にあるので、眺望が良いです。

遠くに見えるのがシャー・ジャハーンがデリーに作り上げた都城のラール・キラー(レッド・フォート赤い砦)。

眼下にはこのような光景が広がっています。

次は、都城のラール・キラーに向かいます。

 


■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑮ インドの交通事情 オートリクシャー 

おはようございます。

「スーパームーン」と言われた満月や、つくば市などを襲った竜巻など自然の圧倒的な力をまたしても感じた今年のGW。

皆さん連休はどうお過ごしでしたか?

僕はGW後半はすこしリフレッシュを兼ねた休みをとり、久しぶりに日本の田舎の風景を楽しみました。

こちら伊豆の伊東沖で撮影したトビウオが飛んでいる写真。

船の速度から考えても、時速70kmぐらい。

ここからさらに100m近く飛ぶんですね。

飛行機みたいで感動しましたよ。

さて、5月7日。連休明けの月曜日。東京に戻り、クリニックFの診療再開です。

ブログ「新国際学会周遊記」は、先月招待講演で滞在したインドでのブログが、こちらも再開です。

しばしお付き合いください。

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インドの街の交通事情。

現地では皆、車線を守らず走行する話はふれたと思うのですが、例えばこのバイク。

見てください。

せいぜい二人乗りのはずのバイクに、前後ろで家族4人が乗って普通に走っているのです。

単なる移動? それとも家族旅行?? なのでしょうか。

ちょっと驚きます。

オートバイはホンダが人気です。

面白いところだと、こちら、インドの自動車メーカーである“TATA”タタ社の救急車。

インドでよく目にするのが、「オートリクシャー」という小型3輪車に幌がついた乗り物。

僕は乗る機会がありませんでしたが、あらゆるところで見ましたね。

リクシャーは日本語(人力車)に由来がある名前なのだそうです。

このリクシャーに多い時には10人ぐらいの人が乗っていて、これまた驚くことがあります。

運転席は、この通り、オートバイのよう。

これも記憶に残る、インドの風景の一つですね。

 

 


■インド国際皮膚科学会ISDS出張⑭ 全インド医学研究所でのレーザー実技指導

おはようございます。

明日から再び連休に突入する今日、5月2日もクリニックFの診療日。長い一日、何時に診療が終わるのか・・・サドンデスなかんじになりそうですね(笑)。

昨日も、eマトリックスや、マドンナアイリフトなど、数日のダウンタイムが必要な施術を御所望される方が沢山いらっしゃいました。

満員御礼だと思った予約枠も、その後さらに当日のお電話で「昨日中にどうしても・・・」という患者さんがいらして、追加で数名受け入れましたが、なんとかあまりお待たせせずに診療を行うことが出来ました。忙しかったですが、チームワークと集中力を駆使すれば、なんとかなるものなのだなあ・・・と改めて自分やクリニックの診療スタイルを考えるきっかけになりましたよ。

スタッフには明日以降ゆっくり休んでもらうことにして、本日も満員御礼ですが、引き続き、皆で頑張っていこうと思います。

ブログ「新国際学会周遊記」は、インド滞在最終日を迎えます。

全インド医学研究所で開かれた、招待講演の話です。

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前日の“タージ・マハル強行ツアー”は、夜中の1時にホテルの部屋に帰宅。

そのまま数時間眠った後、朝早く学会会場のホテルを出て、用意されていたタクシーに乗り、向かった先は・・・

AIIMS(全インド医科学研究所:All India Institute of Medical Sciences)。

インドでは、医学の研究で非常に由緒ある組織だと聞きました。

ちょうど日本でいうと、僕が2005年まで大学職員(東京大学助教)として勤務していた東大医科学研究所のようなイメージ。

独立した医科学研究所です。

皮膚外科一般のワークショップが開催されましたので、脂肪吸引や、小手術などの講演枠などとともに、レーザー治療の実技指導があったのです。

デリーの中心にあることや、中庭の様子など、東大医科学研究所にそっくりです。

僕も講師の一人となったレーザーの実技指導枠は、今回非常に人気を集めたイベントとなったようでした。

今回は、米国パロマ社の「スターラックスXD」を主に使用しました。

機器の特性と、使用法について説明します。

まずは、患者さんの肌の診断をして、自分の見解を伝え、さらにそれぞれの疾患と部位によって治療法を変えて、説明しました。

症状が違う場合は機器を替え、パラメータを部位によりそれぞれ調整して照射していったので、細やかな施術だと、非常に好評を得ることが出来ました。

細かい質問もたくさん出ます。

皆さん、とても熱心ですね。

通常ほかの地域でデモをすると、患者さんになりうる候補者があまり集まっていないことが多いのです。

多くて数名というレベル。

こうした医療施設の中でしたので、同じにきび跡でも

「ラウンド型の波打つようなスカーの症例が欲しい」

とか、

「深いボックスカー型の症例が欲しい」

とか、

「アイスピック型の症例が欲しい」

などというと、

それに適した症例の治療希望者を連れてきてもらえるのです。

さすが人材豊富なインド(笑)。

その分クオリティの高い仕事が出来たと思います。

何人も症例を替えて、実際の施術をしながら、インド人医師たちにテクニックを教えてゆきます。

最後はテレビカメラも入りましたよ。

この場所でインド人医師に教授した日本人医師は、過去にほとんどいないとのことでしたが、僕にとっても光栄な機会を与えていただきました。

とても名誉な仕事をさせて頂き、関係者の方々に改めてお礼を申し上げます。

 


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