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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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2012年選挙 レーザー機器キュレーター

おはようございます。

今日12月17日(月)はクリニックFの診療日です。

先週は月曜日から土曜日まで毎晩忘年会&クリスマス会。

土曜日の診療後には、お世話になっている方の家で開かれたクリスマス会に呼んでいただき、参加してきました。

財界人・芸能人の方々も沢山いらしていて、ご挨拶させていただきました。

ラテン系のバンドも入り、楽しい夜でした。

生演奏は聴き惚れてしまいますね。

昨日は朝一番に投票を済ませ、その後欧州系レーザー会社二社のユーザーズミーティングに参加してきました。

とても勉強になりました。

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さて、今日は仕事の話。

1999年のフォトフェイシャルの登場から、肌を若返らせるレーザー光施術が市民権を得て、急速に広まっていきました。

現在まで約12年間。

新たなレーザー会社が産まれては吸収合併され、独自の技術を持った会社だけが生き残っています。

どの機器もリリースから数年経つと、それらの廉価バージョンが各国から出るのですが、僕はレーザー技術者に敬意を表して、なるべく開発元の企業から機器を購入する様にしています。

現在クリニックFでフル稼働している機器は

○ホワイトニング機器 「メドライトC6」「オーロラ」「ライムライト」

○タイトニング機器 「ポラリス」「リファーム」「タイタン」

○リサーフェシング機器 「フラクセル3DUAL」

○リフティング機器 「ウルセラ」「サーマクールCPT」

○シワ治療器 「マトリックスIR」「ジェネシス」

○肌のメンテナンス機器 「トリニティ」

○目元周りの若返り機器 「マドンナリフト」

○にきび跡治療機器 「スターラックス1540XD」「eマトリックス」「パール」

○赤色色素治療機器 「MaxG」

です。

レーザーを専門とするクリニックとしてグローバルスタンダードな治療を行おうと思うと、2012年末現在、これらは持っていないと他の機種と代替が効かない機器群と言えるかと思います。

その上で、アレキサンドライトQスイッチの「アコレード」やロングパルスアレキサンドライト&Qヤグの「エリート」、「eco2(エコツー)」などを適宜利用する様にしています。

これらの機器を患者さんの肌の症状と必要性に合わせて組み合わせ、年間照射頻度も合わせて患者さんに治療方針を提案し、実際に技術者としても診療にあたってゆくのが僕の仕事です。

先日取材を受けちょうど本日発売のとある雑誌に、「クリニックFはレーザー美容医療上級者の最終目的地であり、院長の藤本はレーザーキュレーター」である、との表現がありました。

ちなみに「キュレーター(curator)」とは、欧米の博物館(美術館含む)、図書館、公文書館のような資料蓄積型文化施設において、施設の収集する資料に関する鑑定や研究を行い、学術的専門知識をもって業務の管理監督を行う専門職、管理職のこと、とあります。

現在キュレーターは、美術品などの展覧会企画を作る際他、様々な形で活躍されていますよね。

このブログを読んでくださっている方はご存知かと思いますが、海外出張中に時間が空いたとき、僕の楽しみのひとつは美術館を回ることです。

仕事柄もちろん図書館や公文書館といった施設にもなじみがあり、「キュレーター」という職業に敬意を払ってきました。

その表現を僕に使っていただけるとは。

ちょっと嬉しくなり、さすがプロのライターさんの表現だと、感動してしまいました。

クリニックFでは開業以来、医学的にも工学的にも「アカデミック」なレーザー診療を目指して、欧米の学会で根拠のあるといわれる診療をぶれずに日本で提供し、これまで実際の診療にも活用してきたつもりです。

今後はレーザーキュレーターとして、世界最新のレーザー治療の正確な知識を広めるため、より専門的な勉強を続け、その上で日々鍛錬を欠かさないレーザー技師としての活動をしっかりとしてゆきたいと改めて思いましたよ。

 


■イタリア出張2012秋⑳ ピロタ レーシングドライブ トレーニングコース③

コース途中では、近くのレストランのスタッフがイタリア料理をケータリングします。

スタッフたちも皆車好き。

食事も毎回実に楽しいのです。

社内にある小物もこの通り、VI=ヴィジュアルアイデンティが統一されています。

見事なマーケティングシステムですね。

サーキット走行のみではなく、wetな路面で車を滑らせる練習もありました。

エンジンパワーのある車ですので、路面のμが落ちるとあっという間にパワードリフトします。

再びサーキット走行に戻り、高速走行のトレーニングを続けます。

挙動がわかるだけに、安全に飛ばすことができますね。

こちらのようにすべての走行シーンが車内カメラによって録画されます。

だいたいストレートエンドで230kmぐらいの速度ですね。

こちら使用後のタイヤ。

通常のタイヤと違ってスリックタイヤです。タイヤが溶けているのがわかりますか?

毎日入れ替えるのだそうです。

夕方まで走り込み、二日間のコース終了。

こちらの日の入り前のサーキット。

広告がイタリアの国旗カラーでまとまっています。

最後に再び講義室に集められ、コース終了とディプロマの手渡しが行われます。

次回は上のアドバンストコースに参加できるのです。

フェラーリミュージアムにも行ってきました。

往年の名車をじっくりと堪能して

歴代フォミュラーカーを見学。

帰るときにはもう夜更けでした。


■イタリア出張2012秋⑲ ピロタ レーシングドライブ トレーニングコース②

約1時間ばかりの英語によるサーキット走行講義ののち、サーキットに向かいます。

このように番号の振られた真紅のF458が14台。

ウォーミングアップを終えた車も、続々とピットに入場してきます。

美しい曲線美。

フェラーリ社のデザインの美しさとオーラは他車を圧倒しますね。

車に乗り込み、いよいよ実践トレーニングです。

路面が多少濡れていますが、水しぶきを上げて車体が走りだします。

数週走ったところで、いったんピットイン。

再びブリーフィング。

コース最初の段階で、参加者の技量が試されたのです。

走行後、参加者が赤色、黄色、緑色、青色チームに分けられます。

僕は黄色チームのメンバー。

見えにくいですが、僕の名前TAKAHIROが一番上にありました。

これはちょっと嬉しい(笑)。

しかしながら、コース終了までに計30回ぐらいサーキットを走ることになりましたが、運転技術が桁外れに上達したのがわかりました。

速く正確に路上を走る技術は安全走行に直結します。

これには特殊なトレーニングは貴重な体験ですね。

僕についてくれた黄チームのトレーナー。

車に同乗して、秒単位で指示と、貴重なアドバイスをくれました。

走行中の車のデータはすべてこちらのコントロール室で管理されています。

エンジン回転数、使用ギア数、ステアリングの回転度合、ブレーキの使用の時間と強さ、車体のスピードなど。

ここまでハイテク化されているのは驚きました。


■イタリア出張2012秋⑱ ピロタ レーシングドライブ トレーニングコース①

実は今回モデナに来たのはあるご縁に恵まれ、フェラーリチームの主催するドライビングスクールに参加することとなったからでした。

僕は大学生の時にオフロードバイクやレーシングカートに乗ってレースに出ていた時期があって、国内A級ライセンスを持っていました。

ちょうど事故で亡くなってしまったアイルトン・セナがF1で絶頂期にいたころです。

朝、30名あまりの参加者全員がバスに乗ってフィオラノサーキットに移動します。

こうしてサーキットのゲートをくぐることができるのは、本当に特殊な人たち。数々のF1ドライバーたちがこの門をくぐったのだと思うとうれしかったですね。

サーキットに到着すると、フェラーリ社スタッフ、さらにインストラクターたちが出迎えてくれました。

この赤い軍団に迎えられる一員に自分も含まれているのだと思うと、感無量です(笑)。

ミハエル・シューマッハがF1で勝利したタイトルが並びます。

まずは30名弱の参加者が一か所に集められ、サーキットでの走り方について講義を受けます。

講義室の入り口にはエンツォの写真が提示されています。

コースで使用する458イタリアの操作方法。

さらにドライビングポジション。

コースの走りの基本。

ヘアピンカーブや

複合コーナーの走行の方法の講義を英語で受けます。

さらに、高速走行中の車の重心の移動。

カーブを走るときの車重のバランスなど。

あまり意識していなかったのですが、勉強になることばかりでした。

参加者全員がこのようなSDカードをもらいます。

走行中の記録が車内カメラで全て残るようになっているのです。

このネームプレートをもって、いよいよサーキットに向かいます。


■イタリア出張2012秋⑰ モデナの街、ミハエル・シューマッハゆかりのレストラン

おはようございます。

今日は12月15日土曜日。クリニックFの診療日です。

朝から曇り空で、都心部は雨も降ってきました。

今週の僕は、今夜も含めて毎日診療後に忘年会が控えています。

そして休診日の明日・日曜日は午前中からお昼にかけて八重洲に行ってきます。

イタリアDEKA社のユーザーズミーティングがあるのです。

午後からは東京アメリカンクラブでデンマークはエリプス社(IP2L)のユーザーズミーティングに出席する予定です。

今年もレーザー一色で終わりそうです(笑)。

年末も近いですので、おかげさまで、クリニックの予約はほぼ一杯。

昨日も何度かスタッフ全員の手が埋まっていて、鳴っている電話に出ることができないときがありました。

ご迷惑をおかけして申し訳ないのですが、クリニックFの医師は僕だけであること、とても小さなクリニックであること、その中で少数先鋭の熟練スタッフで対応してゆきたい・・・というのが僕の方針ですので、どうぞご理解ください。

ちなみに、臨時でクリニックを開くことにした24日のクリスマス・イブは、まだご予約を承る余地があります。お昼に皮膚をメンテナンスして、しっかり上げその日のディナーに備えたいたい!という方は、よろしければぜひ寄ってくださいね。

クリスマスが終われば、26日の午後から僕は最後のアメリカ出張が入っています。

31日夕方に帰国しますが、ダウンタイムの必要な施術をご希望の方は、31日の夕方から夜にかけて順番に予約を受け付けております。

こちらはすでに予約が埋まりつつありますが、ご希望のある方はご相談ください。

残り少ない2012年を集中力を切らさず、頑張ってゆこうと思います。

さて、ブログ「新国際学会周遊記」は先月訪れたイタリアブログの続きです。

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明けた翌日。

パルマから一つ隣駅、モデナにやってきました。

イタリアは現在でも北部の工業地帯と、南部の農業地帯と国の中に生活水準の大きなかい離がある国です。

もともとイタリアの国土は、北部はパルマ、モデナ、ピサ、ジェノバ、フィレンツェなどの公国、中央のローマ周辺は教皇領、南部はスペイン領の属国(両シチリア王国)であり、小国の集まりでした。

ところがナポレオンの占領を経たことで、19世紀初頭からイタリア民族の統一運動が始まります。

巨大な外国の脅威に対して国内世論が一致したわけです。

イタリア北部のサルディニア国王(のちイタリア国王)であったヴィットリーオ=エマヌエーレ2世が中心となって、イタリアの統一は進みます。

モデナは早々にサルディニアに合流し、イタリアの統一に貢献しました。

1948年に第一次イタリア統一戦争、1959年に第二次イタリア統一戦争が勃発し、1861年には念願のイタリア統一が達成されます。時代にして1867年の明治維新の少し前ですね。

イタリアの統一は北部の工業国が、南部のスペイン領を占領する形で終了しましたが、北部イタリア諸国にとって南部はそもそも価値観も違う外国です。北部中心に工業化が進む一方で、先進地域に取り残された南部はマフィアなどの地下組織が発達します。

これが現在のイタリアの南北格差と国民の価値観を生み出しているのですが、イタリア一国を旅するだけで、何カ国も訪れたように思えるのはこういった理由があるのです。

それがまたイタリア旅の楽しいところなのですよね。

モデナはバルサミコ酢の産地としても知られています。

モデナは、オペラ歌手のパヴァロッティの住まいがあったこと、さらに隣町のマラネロにはフェラーリ社が本社を構えていることで知られています。

この日はブリーフミーティングに参加したのち、フェラーリ社スタッフ御用達というリストランテ「モンタナ」に。

中に入ると、数多くのドライバーの写真とサインがあります。

イタリアンをいただきながら、歓談します。

店主の女性とミハエル・シューマッハの写真があります。

こちらはシューマッハのレーシングスーツです。

ベルトのところに名前が入っています。

僕は大学の時に車のレーシングチームにいたことがあるのですが、アイルトン・セナが亡くなったのち、自分と同世代のミハエル・シューマッハがF1で大活躍しているのを見て、興奮したのを思い出しました。

当時僕が着ていたレーシングスーツも、このような真っ赤なものでした。

このスーツはいつ着られたものなのでしょう。

垂涎もののお宝ですね。


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