ワーグナーの生家の前でパフォーマンスがありました。
おはようございます。
現在僕は、ドイツはベルリンの南、ライプツィヒという街にいます。
日本時間今日5月20日は東京・四ッ谷のクリニックFにおける僕の診療は休診となります。
クリニックFにはスタッフが出勤していますので、ご予約やご質問などがありましたらご連絡くださいね。
ライプツィヒは、今から200年前にリヒャルトワーグナーが生を受けた街。
3日後の生誕200周年に向けて、街全体がワーグナー一色となっているようで、とても盛り上がっています。
ベルリンからここまで鉄道で来ましたが、移動中菜の花が見事に満開で、この花をワーグナーも見たのだろうかとふと考えてしまいました。
到着してすぐにワーグナー作曲「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の公演を観ました。
想像以上にレベルも高く素晴らしい公演でした。
ワーグナーにしては珍しい喜劇です。
演出の最後に、あっと観客が驚く仕掛けがありました。
明日はこの地で、ワーグナー最後の作品、「パルジファル」を観て、ドレスデンに移動します。
明日からの公演が楽しみです。
夜10時成田発の便に乗って、フランスはパリにやって来ました。
こちらの到着は現地時間、朝4時。天気は雨。気温は11度です。
誰もいないシャルルドゴール空港。
これも一興です。
あと20分でベルリンに飛びますが、このトランジットで空いた時間を使って持ってきた本を一冊ちょうど読み切りました。
ドイツでは、ベルリン〜ライプツィヒ〜ドレスデン〜バイロイト〜ミュンヘンと移動、こちらの企業と打ち合わせ、さらに、ワーグナー生誕200周年式典に参加します。
出発前にひとつ、サーマクールのNEWボディチップについて少しお話ししましょう。
来たる6月2日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で開催されるサーマクール発売10周年の記念講演会に講師としてお声を掛けていただきました。
座長はみやた形成外科・皮ふクリニックの宮田成章先生。
日頃より尊敬する先輩であり、レーザー工学理論の話も尽きない先生ですので、お会いするといつも機械の話で盛り上がってしまいます。
今回もサーマクールのユーザーがメインの会ですので、宮田先生にリードして頂きながらも、会場にいらしてくださった方々に少しでも役に立つ忌憚ない本音トークを繰りひろげられたらいいなあと思っています。
このサーマクール10周年の講演会は、現在ソルタメディカル社のCEOであるステファン=ファニングと共に、世界各国を回っており、日本が最終になるのだそうです。
ファニング氏は2007年にCEOに就任して以来、世界各国で会っています。
僕は最も初期の段階にサーマクール認定医の資格を取った医師の一人ですが、あれからもう10年も経つのですね。
感無量です。
サーマクールは現在3世代目の機器CPTが活躍中ですが、肌質を改善し、たるみを解消する機器としては10年経った今でもこの機器この技術こそがゴールデンスタンダードであり、他の追随を許さず揺るぎない地位を保持しています。
技術革新目覚ましい現代で10年トップの座を譲らないということは大変なことであり、技術的にも戦略的にも見事の一言に尽きます。
今回、今までサーマクールBODYとして使用されていた深い部位へエネルギーを配分するTotalチップを、顔に応用する治療法が提案されたため、こちらの臨床評価も依頼されました。
このTotalチップは2005年ごろにブライアンDゼリクソン医師らが
“Histological and Ultrastructural Evaluation
of the Effects of a Radiofrequency-Based Nonablative
Dermal Remodeling Device”
という論文にしていました。
サーマクールのチップは三つありますが、それぞれに色が分かれています。
Totalチップは右のオレンジの箱に入っています。
通常使用する青いチップとは構造も別です。
ちなみに左の緑の箱のものは、目元を治療するEyeチップです。
実際に皮下を加熱する実験をしてみると、通常のチップに比較すると加熱される容積が約二倍になります。
クリニックFでもさっそく施術を開始しましたが、特に下顎部分の引き上げ効果はより高く、ウルセラを照射するような感覚ですね。
自分でも照射してみましたが、加熱される領域が深いのが体感できますし、引き上げ効果もなかなかのもの。
二つのチップを組み合わせた新たなサーマクールの施術方法が提案できると興味深いと思います。
ニューヨーク最後の朝。
快晴です。
ブルックリンブリッジがきれいに見えます。
ミレニアムヒルトンはウォールストリートに近い金融街です。
朝が早いですね。
予定通り、地下鉄を選択。
1時間以内にJFKに到着しました。
空港では、イチローのユニフォームが売られていましたよ。
こちらが帰りのJALの機体です。
本来ならばボストン往復便で帰国できたのですが、NYに立ち寄れたわけですから、これはこれでよかったですね。
上空から見る北アメリカ大陸はまだまだ凍り付いていました。
2013年4月にボストンで開催された米国レーザー医学会の学会報告記をこれで終わりますね。
Book - 藤本書 -
藤本 幸弘、 前田 拓摩
藤本 幸弘
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藤本 幸弘 監修
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