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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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■2013年6月イタリア出張⑭ パルマ レベル2 アドバンスコース始まる 英国のレーザー企業

おはようございます。

今日6月25日(火)もクリニックFの診療日です。

学位審査が終わったこともあり、今週は、毎朝・毎晩打ち合わせが続きます。

昨晩は、英国のレーザー企業と打ち合わせがありました。

担当者は7年ぐらい前シネロンにいたUri Michaelisでした。

レーザー医療の世界は業界内で会社を渡り歩く人が多く、意外な再会や接点がありますよね。

今回は新たな痩身用のレーザー機器についての話でしたが、技術的にはもう一つ工夫が、そして医学的にはアジア人用の検証実験が必要ではないかという話になりました。

ディスカッションを続けてゆきたいと思います。

さて、僕のブログは今月滞在したイタリアはパルマの話です。

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ミラノから電車で約1時間半。

昨年11月以来ですが、パルマの街にやってきました。

昨年は音楽の街パルマで街の見学の時間があったのですが、今回は残念ながら余裕がありませんでした。

こちらは今回宿泊したホテル。

中に入ると昨年訪れたヨーロッパ最古の劇場の一つ、パルマにあるファルネーゼ劇場のモザイク画が飾ってありました。

チェックインして間もなく、F社主催によるドライビングミーティングが始まります。

こちらで開催されるコースは

◎SPORT

◎ADVANCE

◎EVOLUTION

◎CHALLENGE

の4つにレベルが分かれています。

ネーミングもいいですよね。

聞いただけですべて受講したくなります(笑)。

今回はレベル2=アドバンスコースの受講となりました。

この日は世界各国から集まったコース参加者やドライバー達と共に、パルマの街に出て会食となりました。

特にプロシュートは絶品でしたよ。

イタリアはどこで食べても食に困らないのが嬉しいですね。

夜も更けてきましたよ。

明日から二日間のトレーニングに入ります。

 

 

 


■2013年6月イタリア出張⑬ 秘密保持契約 DUOMOからミラノ駅までの散歩道

翌朝。ミラノにて二日目。

こちらで一つある企業と打ち合わせがありました。

ブログ「新国際学会周遊記」で最初は世界の医学会の話ばかりを書いてきましたが、海外で発表するうちに、レーザーや医学機器をつくる海外の企業からの機器評価の依頼や、打ち合わせが増えてきました。

医療レーザーを作る企業にとって、アジアの市場は切り捨てられない大きな市場。

しかしながら、欧州の企業では、肌の色が違う人種に対し照射テストもできませんし、パラメーターの設定なども出来ませんよね。

こうした企業にとって英語を話すアジア人ドクターは、情報源として大切な役割を担うことになるのです。

そして、名前を出せる企業はブログにも書いていますが、秘密保持契約をしたのちに仕事をしているところもありますので、いくつかブログでご紹介できない打ち合わせもあるのです。

午後はミラノ駅よりパルマに移動しなければなりませんが、散歩を兼ねて地下鉄で4駅間ある、DUOMOからミラノ駅まで歩いてみることにしました。

こちらはヴィットーリオ・エマヌエーレ2世大通りにある、サン・カルロ・アル・コルソ教会。

ちょうどミサがありましたよ。

パイプオルガンの音が素晴らしく荘厳に響いています。

左に曲がるとモンテ・ナポレオーネ通り。

僕はこの角のDIESELで、デニムを2本購入。

DIESELのデニムはデザインが綺麗で身体にもフィットし、ファンなのです。

いつもミラノに来たら寄っているお店です。

モンテ・ナポレオーネは、ミラノきっての高級ブランド商店街です。

その後、スカラ座のあるマンゾーニ通りに突き当たり、スカラ座とは反対方向の右に曲がります。

北に歩くと、門が見えます。

この先には、ミラノ市民の憩いの場、プッブリチ公園があるのです。

公園からミラノ駅に向かう途中。

左手に、新規に開発された地域がありますね。

徒歩約1時間。

僕は地下鉄よりも、歩いたほうが好きですね。

さて、ミラノ駅に到着しました。

パルマ行の列車に乗り込みます。

 

 

 


僕にとっての博士号とは

おはようございます。

今日6月24日(月)はクリニックFの診療日です。

本日は朝9時より世界の次世代痩身機器を揃えた、新しい痩身専門クリニックについて早朝企画会議がありました。

診療の後、夜からはイギリスから来日中のレーザーメーカーの学術技術担当者との打ち合せ。

忙しい日々が続いています。ありがたいことです。

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先週の土曜日、工学部の学内学位審査会が開催されました。

緊張の中迎えたこの日でしたが、発表及び質疑応答までをなんとかこなし、おかげさまで無事終了しました。

「この段階で、ほぼ工学博士号が確定したと言って良いでしょう。」

とのお言葉を教授に頂きました。

苦労しただけに喜びもひとしおです。

思い返せば3年前、専門用語も日常的に使う言葉も医学の世界とは全く違う、理系という同じくくりでは語り切れない学問の勉強を始めた当初、それこそ「雲をつかむような」ことを始めてしまったなあ・・・と迷宮に入りこんでしまったような思いを何度もしたものです。

それでも手探りで、無我夢中で毎日を送りながら、真剣に研究に向き合うことで多くのことを学びました。

文系・理系という枠に当てはめ、カテゴライズしてしまうのは実に簡単ですが、

同じ医療という分野に属していても

●「生物学」 は 「医学」 の中に

●「物理学」 は 「工学」 の中に、さらには医療機器の開発に

●「化学」 は 「薬学」 の中に、さらにに香粧品の開発に

生きてくる学問であり、研究のアプローチも制約も違います。

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理系にとっての博士号は、免許やお免状のように取得し額縁に飾ることが目的なものではありません。

特に研究の場では、そこまで辿り着くほどに勉強をしないと、使えない言語や逢えない人、見えない景色があるのです。

ある特定の分野の専門家と、専門的な話ができる国に入国するためのパスポートのようなもの、といえばいいのでしょうか。

博士号の「博士」というタイトルは、

「この人は専門用語を使って、専門の話し合いが出来る基礎知識を持ち合わせていますよ。」

という合格証なのです。

医学の世界も工学の世界も、ものすごいエキスパートがひしめく世界ですが、そんな中で海のものとも山のものともわからない人と出逢っても、相手がどの程度の言語能力と理解能力があるのかある一定のラインまでは計ることができるわけです。

パスポートに英語のTOEICの点数がついてるようなかんじでしょうか(笑)。

まだ実感が湧くところまでは至りませんが、これからも頑張って、次の研究を進めてゆきたいと思います。

 

 


■2013年6月イタリア出張⑫ ミラノリナーテ空港よりDUOMO広場へ 学内学位公聴会

おはようございます。

今日6月22日は、いよいよ午後から工学部博士課程の学内学位公聴会です。

本年9月の工学部博士課程修了に向けて、約20名の工学部の教授の前で、研究室所属期間中に発表した、英文論文4報、日本語論文1報を合わせた約1時間のプレゼンテーションをしなければなりません。

工学博士を取得するにあたり、受理された英文論文の数も規定を大きく上回っていますし、これはいわば3年間の工学部博士課程の修了のためのセレモニー。

しかしながら、最後の大きな山のために準備してきたとも言えるでしょう。

英語ではなく、日本語のプレゼンテーションに緊張しているのは、初めてかも知れません(笑)。

そのような状況なので、現在、クリニックFの診療は朝だけしかお取りしていません。

状況によっては夕方からの診療を再開できるかもしれませんが、まだ予約枠は空白のままにしています。

お急ぎの方は、本日対応が可能かもしれませんので、夕方頃からクリニックにご連絡(03-3221-6461)くださいね。

さて、僕のブログ国際学会周遊記は今月滞在したイタリアブログの続きです。

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到着したのはミラノのリナーテ空港。

マルペンサと二つあるミラノの空港のうち、小さな方です。

東京で言うと成田ではなく、羽田空港の様なイメージでしょうか。

リナーテからは市内まで近いですし、数えきれないほど来ています。

ラゲッジを取った後、市内行きの路線バスに飛び乗ります。

市内まで30分ぐらいでしょうか。

バスを降りるとすぐに見知った場所に出てきました。

ヴィットーリオ・エマニュエーレ2世大通りです。

現在は世界の国旗が並んでいますが、この先にDUOMOがあります。

こちらの写真でわかるでしょうか?

背丈20cmぐらいの真っ平らな人形が、音楽に合わせて立って踊っています。

不思議で、人がたくさん集まっていました。

この通りはストリートパフォーマーもいて、いつもにぎやかですね。

ミラノは昨年の11月にも来ましたので、9か月ぶりです。

ミラノに来たら、やっぱりDUOMOを観たいですので、行ってきました。

到着日はこの通り小雨。

この季節は残念ながらスカラ座でのオペラやバレエの公演はありません。

ですがちょうど建物に入るとミサで、DUOMOではパイプオルガンの音が美しく響いていました。

何度か遭遇したことがありますが、これは神秘的です。

聖歌隊による合唱も素晴らしかったですね。

DUOMOは、横から見ても素敵です。

こちらはヴィットーリオエマヌエーレ2世のガレリア。

DUOMOの広場でも、古本屋さんが出店していました。

シャーロックホームズで有名な、アーサー•コナン•ドイルの著作もありました。

再びヴィットーリオ・エマニュエーレ2世大通りを通って、この日はホテルに帰ります。

 

 


■2013年6月イタリア出張⑪ フランクフルト経由イタリアはミラノへ

この日は成田からルフトハンザ航空でフランクフルト経由となりました。

成田に向かい、驚きました。

またもや、2週間前に初めて乗った、エアバス社A380の機体です。

ヨーロッパの航空会社の便はA380が多いのですね。

ドイツ上空まで11時間。

フランクフルトに着きました。

さらに短いトランジットを経て、イタリアはミラノへ。

こちらの機体で、アルプスを越えてゆきます。

 


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