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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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時差ぼけのカラオケ 2014年の米国レーザー医学会の演題

おはようございます。

昨晩は、診療後レーザー業界を左右する影響力のある企業人や著名人の方たちと打ち合わせを兼ねた会食の席が設けられました。

話も盛り上がって、その後12時過ぎに皆でカラオケへ。

お店を出るときには、なんと朝4時を回っていました。

なんでこんなに元気なのだろうと考えてみたら、その場にいた皆が今月ヨーロッパから帰国したばかりだということがわかりました。

時差ボケだったんですね(笑)。

今日は休診日ですが、米国レーザー医学会の演題締切が米国時間の今日までなので、英語のアブストラクトの作成作業をしにクリニックにやってきました。

昨年はレーザー医療界では画期的な機器がデビューしたとは言えず、演題に困っていましたが、レーザー治療に化学的な検討を加えたものを発表することにしました。

共同演者の方々にアドバイスをいただき、先ほどなんとか演題のアップロードを済ませました。

来年も採択されるとよいのですが。。。

 


読売新聞 掲載記事

週末の日曜日は大阪で市民講演に参加させていただいたきましたが、今日郵便受けを見るとそのイベントについて掲載された新聞がクリニックFに届いていました。

読売新聞の紙面にこんなかんじで掲載がありました。

最近じっくりこうした新聞(一般紙)を読む時間をとる余裕もなかった僕には、なんだかこの新聞が新鮮に思えて、一昨日の新聞を隅から隅まで読んでしまいました(笑)。

さて、これから最後の患者さんを診療した後は、また打ち合わせを兼ねた会食です。

まだまだ頑張りますよ。

 


●2013年9月 ドイツ・イタリア出張⑮ パドヴァ ジョット

おはようございます。

今日は10月23日水曜日ですね。

今日もクリニックFの診療日です。

実は昨日、眼鏡を変えました。

この形と同じ眼鏡を購入したのは7年前なのです。

曲がるたびに、直し直し使ってきましたが、とうとう歪みが直らなくなってきました。

この眼鏡のフレームは、もうずいぶん前に製造中止になってしまい、しかも同じ金属(18WG)で、この細さとカーブ、そして強度を持った眼鏡を作ることが出来る技術者が、とうとういなくなってしまったのだそうです。

いわゆる職人技だったのです。

とても使いやすかったので、再度購入しようと思ったところ、全く見つけることが出来ず。

日本中の眼鏡屋さんを探してもらい、漸く茨城県の眼鏡屋さんで、在庫の最後の一つを確保してもらいました。

色も、ゴールドだったものを、好きなホワイトゴールドに塗り替えました。

この作業に2週間近くかかりました。

大切に使いたいと思います。

僕のブログは、9月の頭に出張したイタリアブログ。

続きを書きたいと思います。

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ヴェネツィアとヴェローナの中間に、今回立ち寄ったパドヴァという街があります。

この街は、一説によると北イタリア最古の都市といわれているのだそうです。

起源452年にはアッティラ王に率いられたフン族の侵攻を受けたという記録があります。

こちらの街には、最古のボローニャ大学に次ぐ歴史を持つパドヴァ大学(1222年創立)があります。

まずは大学に見学に行ってきました。

こちらの卒業生や教授陣には、僕の尊敬するニコラウス・コペルニクスや、ガリレオ・ガリレイなど偉大な科学者たちが名前を並べています。

日に三回開催される大学のツアーに参加して、見学してきました。

こちらはガリレオが講義した教室です。

特に感動したのが、ディプロマの山。

こんな壁の末席にでも名前が刻めたら、科学者としてどんなに名誉なことでしょう。

そしてもう一つ。

イタリアルネサンスの先鞭をつけた、フィレンツェ出身の画家。

ジョット・ディ・ボンドーネの作品が残るスクロヴェーニ礼拝堂があります。

こちらの内部の壁一面にわたるフレスコ画は、ジョットが精魂を込めて、イエスと母マリアの生涯を描いたもの。

映像というツールがない中、キリスト教信者を増やすために絵画と音楽が用いられたのですが、ここまでまとまった、しかも見事な壁画は世界にあまり類がないのではないでしょうか?

描かれたモティーフは、以下の通り。

キリスト教の場面をほぼすべて網羅するような内容です。

神殿から追われるヨアキム (Joachim is sent away from the temple)

マリアの生涯 – 承前 (Prelude to the stories of Mary)

キリストの生涯 – 承前 (Prelude to the stories of Christ)

羊飼いに身を寄せるヨアキム (Joachim amongst the shepherds)

アンナへの受胎告知 (An angel comes to Anna in prayer)

神に子羊を捧げるヨアキム (Joachim sacrifices a kid goat to the Lord)

ヨアキムの夢 (Joachim’s dream)

黄金門の出会い (Joachim meets Anna at the Golden Gate)

マリアの誕生 (Nativity of Mary and bathing the infant)

マリアの神殿奉献 (Presentation of Mary at the Temple)

マリアの婿選び (The bringing of the branches)

求婚者の祈り (Prayer for the blossoming of the branches)

マリアの婚約 (The marriage of the Virgin)

婚約の行列 (The nuptial cortege)

受胎告知の天使を遣わす神 (The mission of the Annunciation to Mary)

受胎告知 (The Annunciation)

エリザベト訪問 (Visitation)

キリスト生誕 (The Nativity of Jesus)

東方三博士の礼拝 (The Adoration of the Magi)

幼児キリストの神殿奉献 (The Presentation of Jesus at the Temple)

エジプトへの逃避 (The Flight into Egypt)

幼児虐殺 (The Massacre of the Innocents)

神殿でのキリスト (The Finding in the Temple (Jesus among the doctors))

キリストの洗礼 (The Baptism of Jesus)

カナの婚礼 (The Wedding at Cana)

ラザロの復活 (The Resurrection of Lazarus)

キリストのエルサレム入城 (Palm Sunday|Christ enters Jerusalem)

神殿清め (The expulsion of the dealers from the Temple)

ユダの裏切り (Judas’s Betrayal)

最後の晩餐 (The Last Supper)

弟子の足を洗うキリスト (The washing of the feet)

ユダの接吻 (The Kiss of Judas)

キリストを引見するカイアファ (Jesus before Caiaphas)

鞭打たれるキリスト (Flagellation of Christ)

十字架磔刑への道行 (The ascent to Calvary)

磔刑 (Crucifixion)

キリストへの哀悼 (Lamentation of Christ)

キリストの復活 (The Resurrection of Jesus — Noli me tangere)

キリスト昇天 (Ascension of Jesus Christ)

聖霊光臨 (Pentecost)

最後の審判 (The Last Judgment)

悪徳と徳目の寓意 (Allegories of the Vices and the Virtues)

こちらはウィキペディアの記述を参考にしましたが、みなさん幾つの場面を想像できますか?

スクロヴェーニ礼拝堂は、最後の晩餐のように事前予約が必要です。

前の日までにインターネットで予約時間が明記された券を購入。

許された見学時間は15分だけで、25人が一度に見学します。

内部の写真は撮れませんでしたが、写真集などは出ているようですね。

さらにパドヴァといえば、サンタントーニオ・ダ・パードヴァ聖堂があります。

聖パドヴァのアントニオの聖遺物を祀るローマカトリックの聖地のひとつ。

市庁舎にはこの町で最も古い時計があります。

こちらが、ラジオーネ宮殿。

二回に上がると、内部は広い展示場になっています。

大きな木馬が飾られていましたよ。

 


●2013年9月 ドイツ・イタリア出張⑭ ヴェローナ ロミオとジュリエット アマローネ デラ ヴァルポリチェッラ

おはようございます。

今日は10月22日(火)。

東京は厚い灰色の雲に覆われています。

ここ数週間あまりにも忙しくて、出張記が途中で止まっていました。

ちょっと前の情報になってしまうのですが、少しづつアップしますね。

こちらは二回前、約二月前のヨーロッパ出張のヴェローナの話です。

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ヴェローナはミラノとヴェネツィアとの中間にある街。

シェークスピアのロミオとジュリエットが住んでいた町として知られています。

街を歩くと、とても美しいのです。

丘を登るとこのような景色。

ヴェローナ音楽祭100周年のフラッグが随所に見られます。

大道芸人がいました。

二人が片手の上に乗っています。

すごくないですか?

皆、立ち止まって見ていましたよ。

ロミオとジュリエットの舞台は14世紀のイタリアの都市ヴェローナ。

この物語の歴史的背景を語る上では、ロンバルディア同盟について話さなければなりません。

ロンバルディア同盟とは、イタリア半島全域の支配を狙う神聖ローマ皇帝に対抗するべく、教皇の後押しで結成された北イタリア自治都市の26都市の同盟のことです。

ヴェローナの支配層は教皇派と皇帝派に分かれて熾烈な争いが繰り広げられるようになりました。

ロンバルディア同盟は歴史的には皇帝権の衰退やイタリア都市国家分立の契機となったのですが、皇帝派のモンタギュー家と教皇派のキャピュレット家が、血で血を洗う抗争を繰り返すことに巻込まれてゆき、ロミオとジュリエットの悲劇に繋がったのはご存知の通りです。

ウイリアム・シェークスピアは1595年に「ロミオとジュリエット」を上梓しました。

シェークスピアが生きた時代から遡る事約200年前の話を戯曲にしたということになります。

こちらが「ジュリエットの家」。

ジュリエットのモデルとなった人が実際に住んでいたという説と、映画のロケで使用されたという説、二つの説があるのだそうです。

出窓の下にはたくさんの人が集まっています。

ジュリエッタの胸に触ると恋愛が成就するとの言い伝えがあるそうで、女性が列をなしていましたよ。

そして、ヴェローナといえば、ヴァルポリチェッラ地方のワインが有名です。

特に有名なものが、下の写真右側の「アマローネ デラ ヴァルポリチェッラ」。

二本のワインをお店で買いましたが、どちらも本当に素晴らしかったです。

毎晩通ったヴェローナ音楽祭。

素敵な思い出です。


大阪出張 インターンシップ レブライトとメドライトの比較

おはようございます。

今日は10月21日(月)。クリニックFの診療日です。

昨日は大阪の梅田阪急にて、読売新聞主催の市民セミナーでパネル・ディスカッションの機会を頂きました。

そのまま大阪に残り、夜は機器メーカーとの打合せを行い、新大阪駅前のホテルで宿泊し、今朝の新幹線で東京に帰ってきました。

また新しい一週間の始まりです。

今週はクリニックFで高校生のインターン=学外実習体験の受け入れも行っています。

出勤後、学生さんに30分ぐらい業務についての説明をしてから診療に入りました。

インターンシップというのは、とても良い試みですよね。

未来を背負う学生の方々には、学校の中で学べることを存分に学んだ上で、学校の外で学べることに対して我々大人がなんらかの機会を与えることが出来たなら、非常に有意義なことだと思っています。

世界では日々様々なことが起きていますが、日本人の最大の武器の一つは勤勉であること。労を惜しまず、時間を守り、コツコツと小さなものを積み重ねて土台をしっかり作りこんだ上で、謙遜と謙譲が出来ること。

この国で生まれ暮らしていると自然と身に付く特色を生かしながら、どう力を蓄え社会人になっていくのか。

そんな若者たちのサポートを自分も微力ながらできれば嬉しく思います。

※※※

さて、レーザーの話をひとつ。

こちらのレーザー機器(右)は、今月導入されたQスイッチヤグレーザーの「レブライト」という機器です。

メドライトC6 レーザートーニングは肝斑治療で広く使用されてきましたが、「レブライト」はその機種の上位機種。

日本では初めての導入となります。

さっそく機器テストを始めていますが、全く同じ機能を持つレーザートーニング以外に、

■585nmと650nmの特殊な波長のハンドピース

■PTPモードと呼ばれる肌再生のための照射方法

などなど多くの照射プログラムがあり、どの組み合わせが良いか研究してゆくのも楽しそうですね。

この機種レブライトは、今後Qスイッチレーザーがピコ秒に移行するのであればナノ秒Qスイッチレーザーの最終系ではないかと、アメリカでは言われています。

いろいろな使用法を試してみたいです。

今月5回予定のあった講演のうち、4回が終了しました。

今週末開催の株式会社JMECのトータルアンチエイジングセミナーの講演が最後となりますが、今週も気持ちを引き締めて頑張っていこうと思います。

 


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