トゥーランドットは大好きな演目なので、これは時間作って映画館に行こうと思います。
しかし、来週からは米国皮膚科学会でワシントンDCへ出張。
時間あるかな?
クリニックFには、数多くのラジオ波(RF)機器があり、患者さんのニーズによって使い分けています。
今でも使用しているものに、サーマクールCPT(バリアント社)、 インディバ MD570 (インディバ社)、ヴァンキッシュME (BTL社)、レガシー(ヴィーナスコンセプト社)、ペレべ(サイノシュア社)。などがありますが
特に顔用のたるみ治療RF機器として、最近使用頻度の高いものに、エンディメッドPRO【イスラエルEndyMed社】 と トゥルスカ【カルフォルニアCUTERA社】があります。
エンディメッドPRO【イスラエルEndyMed社】写真左
トゥルスカ【カルフォルニアCUTERA社】写真右
この二機種の登場で、まぶたのゆるみや、法令線、マリオネットラインなど、今までヒアルロン酸でしか対処ができなかった施術が、エネルギーベースの医療機器で可能になったのは画期的だと思います。
特に、どちらも施術によって頬の高さが上がります。最近はほっぺたにリスのようにヒアルロン酸を沢山入れてくる患者さんも多いですので、そうした方に代案として提案していますが、結果は極めて自然で、とても評判がいいですよ。
これらの2機種の違いが分かりにくいというご質問がよく来ますので対比させていただきたいと思います。
どちらも1MHzの電磁波を使用した機器で、施術中は皮下に熱を感じます。
ともにボディと顔用のアプリケーターがあります。
エンディメッドPRO【イスラエルEndyMed社】は、3DEEPという新たなRF技術を開発し、くるくるとアプリケーターを回しながら施術をする方法。顔の一定面積を広く熱するというメリットはあり、施術している最中に気持ちよくて寝落ちしてしまうような施術です。一方で、顔を横方向にこするような施術をするため、表皮の薄い人には不向きと言えます。
こちらが顔用のアプリケーター
こちらの接触面が小さなものが、まぶた用のアプリケーターです。
まぶたの施術はこのように。
こちらがボディ用のアプリケーターとなります。大きい場所が効率よく熱することができます。
一方のトゥルスカ【カルフォルニアCUTERA社】は、長方形のアプリケーターを4分間静止した状況で熱を加えます。患者さんそれぞれの顔の形状に合わせて、アプリケーターの固定部位を決めますが、引き上げたい方向に合わせてアプリケーターの方向を決められますので3Dでの仕上がりを予想して形状をつくり上げることができます。
こちら顔用のアプリケーターです。
こちらの当て方で、マリオネットラインを目立たなくします。
この下あごのたるみ。ペリカンゾーンはこのように施術します。
こちらがボディ用のアプリケーターです。
こうした性質により、二機種とも、顔の形状に得意分野があります。
まとめに入りますね。
両社適応を考えると
エンディメッドPRO【イスラエルEndyMed社】
➀上まぶたの施術は秀逸です。
➁全体的に頬が緩んで、下方に下がっている人。
③額のしわ。
④目元のしわ。
トゥルスカ【カルフォルニアCUTERA社】
➀マリオネットラインへの効果 他の機種では出せません。
➁法令線の減少
③顎下のペリカンゾーン
④頬を上げてヒアルロン酸リフトの代わりとして利用する。
キツネ顔にはエンディメッドPRO。
タヌキ顔にはトゥルスカ。
が、適しているといった感じでしょうか(笑)。
今日はイスラエルのヴィーナスコンセプト社のアジア統括部長のMaorと会食です。
今日はイスラエルのヴィーナスコンセプト社のアジア統括部長のMaorと会食です。
「目の下のたるみ」と「法令線」に効果があるFOTONAスマイルリフトの招待講演終わりました。
クリニックFでもとても人気のある施術ですが、なぜ効くのかがなかなか分かりにくかったのです。
レーザー光熱融解理論と顔面の解剖、さらに近赤外線の近年の発表演題によって理論説明させていただきました。
さらに、エルビウムヤグレーザーに加え、ネオジウムヤグレーザーを加えて4種類のレーザー光を打ち込む、スマイル4Dについても講演させていただきました。
いつも美容医師の会でお会いする曽山先生や稲葉先生に加えて、日本医学脱毛学会の理事会の前にご参加いただいた富山の亀井康二先生や最近はヴェトナムでもご活躍の片桐衣理先生など、久しぶりにお会いした先生も多く、楽しかったです。