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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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今日の大和

今日の大和。

側板を貼り始めました。

細い板を水に濡らして湿らせ形を作りながら貼って行きます。

それぞれの木材には変形もありかなりずれるので、上下5枚単位でセロテープ仮固定、その上から弾性包帯を巻きました。

乾くまで待とうと思います。

ちょっと痛々しいけれど、これでうまくくっつくかな?

大和_1

大和_2

大和_3

さてこれからクリニックFに出勤。

顧問企業との定時打ち合わせです。


ハンガリーピアニスト、シフ・アンドラーシュコンサート

今日は診療後、来日しているハンガリーのピアニスト、シフ・アンドラーシュのコンサートの東京オペラシティ当日券売り場に走りました。

なんとか6人目に並ぶことができましたので、無事前から2列目のチケットを1枚手に入れました。

日曜日の横浜公演を聴いた音楽友達から、今回のシフの演奏は素晴らしいと薦められたのです。

ちょっと気軽に演奏会に行けるのは、都心でクリニックを開いている大きなメリットですね。

ピアノ_1

ピアノ_2

シフは欧州でハイドン、モーツァルト、べートーヴェン、シューべルトという、ソナタ形式を完成形に到達させたウィーン古典派の4人の巨匠の、最後の3つのピアノソナタを3公演に分けて弾くという試み「The Last Sonatas」をしています。

ピアノ_3

ピアノ_4

本日の公演は、「最後から2番目のソナタ」の演奏でした。

ピアノの新約聖書とも言われているベートーヴェンのピアノソナタの中でも最後から2番目の、第31番は僕のお気に入りの曲なのですが、シフの弾くベーゼンドルファーから奏でられた音楽はあまりに神々しく、涙が溢れそうになりましたよ。

いわゆる Gifted pianists は沢山いると思うのですが、聴き手も弾き手も年を経るごとに曲の理解や解釈が深まりますので、より多くの気づきがありますよね。

国内でここまでの演奏会を聴くことができたのは数年ぶりです。

素晴らしい体験でした。


「若返らせる治療」と「若い顔を作る医療」

僕自身、2000年から美容診療に関わってきましたが、アンチエイジング目的の美容診療には大きく二つの流れがあると思っています。

一言で言うと、「若返らせる治療」と「若い顔を作る医療」です。

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レーザーを中心とした光治療や超音波、HIFU、RF(ラジオ波)などのEBMD(Energy Based Medical Devices)を中心とした機器医療は、熱刺激や選択的光熱破壊を起こすことにより、肌の中の遺伝子に働きかけ、新たな蛋白合成をすることで肌全体を「若返らせる治療」です。

こちらは、肌のハリや透明感を戻すことにより、年齢を数歳戻すことを目的とした過去最高の時の自分の顔を取り戻すための治療で、いわば「いけていない時の顔が減る」治療だと表現しています。

機器を用いた医療は、肌質を改善することを目的としますので、時間がかかります。

現在、米国の学会では、約10年前の患者さんの顔と現在の顔写真を比較し、より若返った写真が供覧されるようになりました。

今から正しい機器による肌のメンテナンスをきっちり続けてもらえば、10年後には今より若い顔になると言うことです。

5年10年先の肌を考えるのであれば、機器による治療を薦めます。

クリニックFでは、肌全体を若返らせるために用意された30機種以上の機器の中から

1 肌の透明感をあげる「ホワイトニング」

2 肌のハリと弾力を作る「タイトニング」

3 肌を平滑にする「リサーフェシング」

4 肌を持ち上げる「リフティング」

のそれぞれのカテゴリーで、患者さんに最も必要な機種を選び、年5回をめどに定期的に照射してもらうオリジナルのメニューをお勧めしています。

こちらのトッピング要素として、肌質を改善する「ボトックス」や「臍帯血増殖上澄み液」、「自家再生線維芽細胞」などを、フラクショナルレーザーアシストによるドラッグデリバリーで肌広域に導入する治療も行っています。

一方で、ボトックスやヒアルロン酸などは、フィラーを用いることで若い顔を作ったり、変身願望を叶えるための「若い顔を作る医療」。

こちらは化粧の延長上にあるように手軽にできる整形という意味の、「プチ整形」という言葉が使われています。

フィラーはすぐに結果が出ますので、来週の結婚式や同窓会がある人であれば、ヒアルロン酸で調整します。

僕は2006年より米国レーザー医学会の専門医の資格を持った機器治療の専門家ですので、クリニックFでは「若返る」機器治療を中心に施術を薦めてきたつもりですが、数年前から志を同じくした形成外科専門医の先生たちが合流してくれたので、いわゆる「プチ整形」も施術メニューに加わるようになりました。

現在は患者さんのWant’sがどこにあるのか、初診時に見分けなければならないと思っています。


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