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「音楽は名医」コンサート秘話 その8

先日やっとピアニスト名の公表許可が下りた、2020年3月2日オペラシティで開催する「音楽は名医」コンサート。

1年以上「藤田真央くんが弾くんです!」と言いたくても言えずにいましたので・・・いや、本当にホッとしました。
無名の人間がオペラシティでコンサートを開催するなんて常軌を逸してる! とこれまで何度も言われてきましたから特にですね(苦笑)。
僕が注目していた若手ピアニストである、真央くんにお願いできる、と聞いたから開催を決めたコンサートでしたが、お願いすることを決めたわずか2か月後に、真央くんが世界三大ピアノコンテストのチャイコフスキー国際コンクールに出場することとなりました。

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今回のコンサート準備に関わってくれたクラシック音楽仲間たちと、毎日のようにYOUTUBEで真央君の演奏を観て、「もしかしたら本当に優勝してしまうかも」とSNSで盛り上がっていたのを思い出します。

真央くんの演奏は現地でも相当話題になったようです。
結果は日本人としてはピアノ部門の過去3人目の入賞者。
1978年 第3位 小山実稚恵
2002年 第1位 上原彩子
2019年 第2位 藤田真央
まさに日本人として20年ぶりに世界の舞台から呼ばれるピアニストとなったわけです。
しかしながら、僕のコンサートは、その真央君の名前を当日まで出さずに集客しなければならない、というハードルがありました。
その後さらにハードルは高くなります。

構成を変えたからです。(その7を参照:http://clinic-f.com/blog/diary/post_26016/

元々提案されていた構成案による集客リスクの回避を自分の意志で流してしまいました。
新構成として、一部を自分が得意とするプレゼンテーション形式、ここで楽曲の紹介を含め、クラシック音楽をライブで聴くことがどれだけ脳に良い作用を及ぼすか、きちんと説明したいと考えました。
僕の愛するラフマニノフのピアノ協奏曲の二番についても、どこが素晴らしいのか、何が特別なのか、どこに注目して聴いてほしいのか。先にきちんと説明した上で聴いてほしい、と考えました。
なぜならたいていのクラシックコンサートは何の説明もなく演奏が始まってしまいます。パンフレットは売られているものの、コンサート自体がある意味排他的で、観客に知識があることを前提に曲が始まってしまうのです。
僕のコンサートでは、僕自身がアマチュアであるからこそ、お客さんもアマチュアでいい、脳をほぐすところ、ウォームアップから始めたい、と思いました。その上で二部を真央君とオーケストラによる楽曲演奏、これで行きたい、行かせてください、と関わるスタッフにお願いしたのでした。
ここまでくると「常軌を逸してる」以上だったようで、逆にスタッフから提案が出てきました。そこまで言うなら、そこまでしてやりたいなら、と皆が頭を捻って考えてくれるようになったのです。
まずは、一部がプレゼンテーション形式で舞台に立つことになるのであれば、もうひとりどなたか舞台で映える女性をお願いできないだろうか?
いくら学会や講演に慣れているといっても先生ひとりが舞台上で延々と説明するよりは、その方とトークをする、という進行でいくほうがよりわかりやすくなるのではないか、という提案が出てきたのです。
ではその女性、どなたにお願いすればよいのか、というところで、頭に浮かんだ方がいました。
その9に続く
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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
ナビゲーター:医学博士 藤本幸弘
トークゲスト:和央ようか (元宝塚歌劇団宙組トップスター)
第二幕
ラフマニノフピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:藤田真央 (2019年チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門第2位)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001


1994年パシフィックグランプリのパンフレット F1黄金時代

昨晩アイルトン・セナの記録映画を観て、そういえば、1994年のパシフィックグランプリのパンフレットを持っていたなあと思い出し、見つけましたよ。

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いまや、お宝ですね。

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この前年に、アランプロストと、レッド5のナイジェルマンセルがシートを手放し、ウイリアムズのシートを手に入れたセナ。

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ベネトンを駆り早くも頭角を現しつつあったミハエル・シューマッハ。

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マクラーレンで初ファーストドライバーを取ったばかりのミカ・ハッキネン。

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フェラーリドライバーシートにいたジャン・アレジなどなど。

まさにF1黄金期でしたね。

当時は政治力にも優れ、確実にドライバーズポイントを取りに行く、まさにクレバーな走りをするアラン・プロストが好きでした。

彼がプロフェッサーというニックネームを持っていた由来ですよね。日本だと、セナ贔屓の人が多かったのもあり、プロストはどちらかというと、権威や悪役的な役割でしたよね。苦笑。
僕自身はフォーミュラーワンに影響を受けて、医学生の4年生5年生とレーシングカートレースに2年間出場していました。

当時、カーレルというメーカーのカートに乗っていたのですが、あの時ドリフトを練習した経験が、フェラーリ社で開催されるピロタというレーシングスクール4期を経て、国際レーシングライセンス取得までのモチベーションとなりましたし、今の運転技術に生きていますね。


英BTL社 技術特許

磁気による筋肉増強機器のエムスカルプトを製造するイギリスのBTL社が、自社の技術の特許侵害のため、アラガン社およびジマー社を訴えたと、米国の友人医師が教えてくれました。
工学博士を持つものとして、僕は機器に対して、常に本物志向です。

技術開発のコアである、発想のオリジナリティをより評価すべきだと思っていますので、クリニックFでは、技術を開発した企業の製品、もっと言えば、直接開発者と話ができた機器しか買わない様にしてきました。

もう一つは、アメリカの厳しい医療基準であるFDAの認可を受けている機器しか買わないということですね。
医療機器の世界では、革新的な技術変化が訪れますが、それが、画期的であればあるほど、リバースエンジニアリングした追従機器や、コピー機器が常に市場に登場します。
内科の先生方が、ジェネリックの薬ではなく、やはりオリジナルのメーカーの薬を使いたいと思うのと同様です。同じ物と言われつつも、正直、効能は違います。

特許条項に全ての情報を書く企業はありません。特許を読んでも、そのままでは作れない、特殊な技術。つまり特許申請時に書かない、隠した技術が必ずあるものなのです。
今回のアラガン社が販売しようとしていた筋肉増強の機器を今年の米国の学会でみましたが、韓国製の既存の機器の中身を外装だけ取り替えた様な噴飯もので、どうなるのか注目していましたが、まあこうなりますね。

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https://www.prnewswire.com/news-releases/btl-files-patent-infringement-lawsuit-against-allergan-and-zimmer-related-to-emsculpt-300979533.html?fbclid=IwAR0WbiAOe0mEJr3rPMBKBEo2yaire-zhG8ZDiFGXby9lfGClD_STsGT5IsU


アイルトン・セナの記録映画

今日はクリニックFの外来が忙しくて、集中力とフォースを使い切り、最後は倒れそうでした。笑。年末風物詩ですね。

明日の外来も控えているので、今日は体力温存のため忘年会もキャンセル。ネットフリックスでやっていたF1ドライバーのアイルトンセナの記録映画観てます。

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今でも鮮明に思い出しますが、僕は94年のパシフィックグランプリでのセナの走りを岡山県のTIサーキット英田で見たのです。

そのわずか数日後、翌戦であるイモラのサンマリノグランプリでの事故をテレビで観た時は本当にショックでした。

34歳は若すぎる。

本当に偉大なドライバーだったなあ。

青山一丁目のHondaビルに献花に行ったのを思い出しましたよ。

当時10も年上だったセナの今でも覚えているコメントを、今映像で15歳も年下のセナが語っているので、言葉の重さが全く違うように感じます。

不思議な体験でした。


情報解禁です!!

「先ほどやっと情報解禁になりました!」

2020年3月2日「音楽は名医」僕のコンサートで、オペラシティでラフマニノフピアノ協奏曲の2番を弾いてくれるピアニストは・・

本年6月に日本人で約20年ぶりに世界3大ピアノコンテストである、チャイコフスキー国際コンクールで入賞された、藤田真央さんです!

藤田真央_01

今僕が最も注目している若手ピアニスト。

世界の交響楽団から声がかかる日本の宝ともいえる演奏家。

諸事情によりピアニストの名前を明かしていなかった僕のコンサート以外は、チケットはほぼ完売状態です。

http://www.japanarts.co.jp/artist/MaoFUJITA

コンサート当日まで明かせないはずでしたが、様々な方が御尽力下さり、年末に公開させていただく事になりました。

感謝してもしきれません。

僕にとっては何よりのクリスマスプレゼントになりました。

明日からeプラスで公開されます。

藤田真央_02

写真はハースト婦人画報社「リシェス」30号誌面より

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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘  ピアノ:藤田真央
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001


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