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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

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第40回米国レーザ医学会

本年4月末にアリゾナ州フェニックスで開催される第40回米国レーザ医学会ですが、僕の発表演題が通過したと連絡がありました。

化粧品に含まれたフラーレンが、レーザー照射初期の肌のテクスチャーを改善するという発表です。

レーザーを専門とする医師としては、この学会で演題を通す事に常に標準を合わせているつもりですが、年々基準は難しくなっている気がしますね。

今回もレイトブレイキングアブストラクトで滑り込みました。

嬉しいと共にホッとしました。

参入者が増えているんでしょう。

アカデミックな研究の場合、いかに立証するかの検証実験設定のための筋立てとプロットが全てを決めますが、これは企業におけるイノベーションと似ているのかなあと思います。

Research & innovation は常に両輪ですね。

学会_1

学会_2


先週買った本

今日はクリニックFの診療日です。

取材もいくつか。週末は両親が上京し、母の喜寿のお祝いの会を開きました。

僕も長男なので、色々な手配もしますが、歳とった両親が久しぶりに東京に来るとなると、ホテルやら食事やら、本当に気を遣いますよね。

今日ははとバスツアーに出ていますので、ちょっと気が楽です。

筋肉

僕は株式会社BioFoticという企業で、医系のエビデンス立証業務を引き受けているのですが、医学生理学的な専門知識をいかに一般の方に伝えるか、常に考えています。

先週買ったこれらの本も、イラストに多くの工夫がなされていますね。

僕もわかりやすいイラスト描ける人になりたいです。笑。


「音楽は名医」コンサート秘話 その10

「音楽は名医」コンサート秘話 その10

2020年3月2日新宿オペラシティで開催させて頂くコンサートについて、ここまでの道のりを振り返っています。

過去の記事はこちらからご覧ください:

その9 http://clinic-f.com/blog/diary/post_26693/

その8 http://clinic-f.com/blog/diary/music/post_26374/

その7 http://clinic-f.com/blog/diary/post_26016/

その6 http://clinic-f.com/blog/diary/post_25972/

その5 http://clinic-f.com/blog/diary/music/post_26404/

その4 http://clinic-f.com/blog/diary/post_25919/

その3 http://clinic-f.com/blog/diary/post_25874/

その2 http://clinic-f.com/blog/diary/post_25870/

その1 http://clinic-f.com/blog/diary/post_25862/

***

講演・トーク形式にしたコンサートの第一部。

和央ようかさんにご出演頂けることになってホッとしたのも束の間、具体的なステージ構成を煮詰めていく過程で次々に問題が出てきました。

僕としては、長年慣れ親しんだパワーポイントやスクリーンを使う講演形式をまずは考えたわけですが、これにまずNGが出ます。

オペラシティの大ホール・ステージ上でスクリーンを一部に出してしまうと、幕間にこの撤収を行うのは物理的に困難で、二部の演奏をスクリーンが残ったまま行わざるを得ない、と言われてしまったのです。

せっかくのオーケストラ、藤田真央くん、ラフマニノフなのに、巨大スクリーンが出たままでは興ざめです。

金額的にもスクリーン設置にはとてもお金がかかるとのことで、こちらをまず諦めることになりました。

次にトークの内容です。

僕としては和央さんを交えて、音楽を生で聴くことのすばらしさを、僕自身は医師としての視点でお話しできればと考えていました。

生演奏ならではの周波数についてや、クラッシック音楽という特殊なジャンルの楽曲を聴くことによりどういった刺激が脳に送られるのか。

こういったことについてお話しし、その上でその後に続くラフ2番の聴きどころ、どこに特に注意して聴いて頂きたいかをお話ししたい、そう考えていました。

そうすると、話の中でいくつか楽曲を例に挙げ話を展開したいところがあったのですが、ではこれらの楽曲についてオーケストラに演奏が頼めるか、と言えば、これがまた難しい、と。

時間が限られていますから、楽曲と言ってもそれぞれ頭のリズムだけ、とかサビだけ、とかそういった切り方になります。

そうすると、70人弱の楽団をそれらのためにいくつもまとめるのが難しい、ということになったのです。

ではシンセサイザーでやってみるか、とこれまた試行錯誤が始まりました。

PAシステムはどうする、エレクトーンの搬入はどうしよう・・・と考えて決めないといけない項目もまだ依然山積みでした。

コンサート

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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
ナビゲーター:医学博士 藤本幸弘
トークゲスト:和央ようか (元宝塚歌劇団宙組トップスター)
第二幕
ラフマニノフピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:藤田真央 (2019年チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門第2位)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001


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