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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:欧州 クロアチア編

ヴィクトリアステーションからガトウィックへ

再び、今月半ばに訪れたイギリス-クロアチア出張記です。

翌朝。早朝、まだ日が出る前に、ヴィクトリア駅に向かいます。

ヴィクトリア駅からはガトウィックエクスブレスという空港行きの特急があるのです。

トランクとともに、列車に乗り込みます。

日が昇りました。この日のロンドンも晴天です。

列車のガラスに、僕のカメラのレンズが写りこんでしまっていますが、日が差し込んできて反射してしまい、どうやってもとれなかったのです。

ロンドン南部の森林地帯を越えていよいよ50km離れたエアポートに到着します。

空港には見たことのない飛行機会社が沢山。

お土産屋さんにはデディベアがいます。

ラウンジで、クロアチアへの出発便を待ちます。


欧州皮膚科学会(EADV) in クロアチア

クロアチアでの最終日。

早朝に強い風と雨の音で目が覚めました。

昨日の天気と打って変わって、ものすごい風雨になっていたのです。それこそ台風のような感じです。

学会は時間通り、朝8時から始まります。

7時頃に雨が一瞬止んだタイミングで、徒歩10分の距離にある学会会場に移動しました。

今日は学会最終日ですが、レーザーセッションがあるので、これを聞くのを楽しみにしていたのです。

講演者は5名。一人がクロアチアの先生で、残りがドイツからの先生たちでした。

通常の皮膚学会の先生相手ですので、工学部の先生のレーザーの理論なるものからセッションが始まりました。

ヨーロッパ系のレーザー学会は、古いレーザー機器をいかに使うかという話題が主になりますが、

「レーザー治療とIPL治療で、血管性疾患により効果があるのはどちらだろうか?」

「Qスイッチルビーレーザーでの肝斑治療が危ないので気をつけた方がいい」

といったあまりレーザー治療になれていない先生方のディスカッションになってしまい、もちろん最先端の施術をしている施設はあるのでしょうが

「レーザー治療を始めたい」

「興味があるので、機器を購入してみたい」

などとしているこれから参入意欲のある医師の基本的な質問が多く、ちょっと残念でしたね。

僕は、このポスターセッションでQスイッチヤグのトーニング治療を用いた肝斑治療について発表したのですが、ちょうどポスター会場の入り口にあたる一番目立つ場所にポスターの場所が決まっていたので、多くの先生が観てくれましたよ。

難治性の肝斑の治療にはどの国のドクターも悩んでいるんですね。

一人だけ、CO2フラクショナル•レーザー•リサーフェシングで、目の下のシワを減少させる症例を発表されたライプツィヒ大学の先生は、非常に魅力のある分野だと、他の司会者から講演を絶賛されていました。

ですが、この話題もアジア•アメリカの学会のディスカッションとしては数年前の話題なのではという演題。

ヨーロッパ諸国では、高額なレーザー治療機器の購入が難しいのでしょう。

レーザー治療技術はヨーロッパに比べると、日本やアメリカに圧倒的な優位差があり、リードしている印象が残りました。

詳しくは帰国後のブログで報告しますね。

クロアチアからロンドンへのフライトは、一日2便しかなく、僕は昼の2時半にクロアチアを発つつもりでしたので、午前中で切り上げ、空港に向かいました。

短いクロアチア滞在でしたが、またひとつ国際学会での発表も増えましたし、とても良い体験となりましたよ。


アドリア海の真珠 ドブロブニク

今回ヨーロッパ皮膚科学会が開催されたツァヴタット(CAVTAT)は、「アドリア海の真珠」と言われる都市国家ドブロブニクまでわずか15kmの距離にあります。

ポスターを貼り、何人かドクターたちと話をした後、どうしてもここを再訪したくて地元船のツアーに乗りこみました。約1時間の移動でドブロブニクへ。

2006年に欧州皮膚科学会(EADV)が開催された、ギリシャ・ロードス島の後、クルーズシップでここには一度立ち寄っています。

英国の劇作家で、有名な皮肉家(笑)としても知られるあのバーナード・ショウに、

「ドブロブニクを見ずして天国を語る事なかれ」

・・・と言わせしめた美しい場所。

5年前と美しさは変わらず。本当に溜め息が出ます。

地元の人と話していたら、

「前回来たのが5年前だったら、屋根のオレンジ色(の瓦?)が新しくなっているでしょう?」

と言われましたよ。

確かにそんな気もしました。

この場所は、スタジオ・ジブリ作「魔女の宅急便」の舞台だと言われています。

城壁に囲まれ、オレンジの屋根が見渡せるこの場所は、確かにジブリの世界観と一致します。

ジブリの映画ではジジという黒い猫が出てきたと思うのですが、町中にいる猫はなぜか白ばかり(笑)。残念ながらジジの写真は撮れませんでした。

明日、ロンドンに戻ります。


イギリスからクロアチアへ

今日はクロアチアへの移動日でした。

ヴィクトリアステーションまでチューブで行き、ガトウィックエクスプレスという空港行きの特急に飛び乗り、ロンドン ガトウィック空港国際線ターミナルへ。

そこからブリティッシュエアラインに乗り込んで、約3時間弱のフライトを経て、クロアチアのドブロブ二クの空港につきました。

時差が1時間あって、午後1時半到着。

気温は摂氏5度から一気に24度の変化です。太陽の光が眩しいです。

今回の学会会場ホテル•クロアチアがあるツァヴタット(CAVTAT)という街にそのまま直行して、なんとか2時にはヨーロッパ皮膚科学会(EADV)の発表演題のポスターを貼り終えることが出来ました。

それにしてもこの辺りの景色、美しいのです。このアドリア海沿岸地域は、青い空と碧い海、そして白い壁とオレンジ色の屋根の街が続きます。

ビールとシーフードリゾットを楽しみながら、ビーチ沿いのレストランで過ごしました。

そして、この素晴らしい日の入り。

素晴らしい体験でした。


クロアチアで開かれる欧州皮膚科学会にいってきます

今日からクロアチアで開催されるヨーロッパ皮膚科学会(EADV)に行ってきます。

メドライトC6による、肝斑治療の演題です。

成田からロンドン経由。

でもクロアチアへは、ヒースロー国際空港からではなくて、ガトウィック空港から飛びます。

クロアチアは二回目ですが、魔女の宅急便の舞台になった事で知られるアドリア海に面する街での開催です。

先ほどロンドンの天候を調べると、なんと摂氏5度。慌てて冬服を出しましたよ。

アイスランドの噴火の影響で、フライトが心配ですが、元気に?発表して、レーザー機器や治療法の情報交換をこようと思います。

またこのブログでご報告しますね。


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